2002年2月20日、呼吸不全で死去。78歳。告別式は28日正午、東京都文京区大塚5の40の1護国寺桂昌殿。自宅は北区中里3の14の17。喪主は妻、佑子さん。 (読売新聞)

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略歴

1970-92 天皇陛下が皇太子時代の1970年から25年以上にわたり、チェロの進講役を務めた。
計約430回のレッスンを受け持った。両陛下は2000年4月、都内で開かれた清水さんの「喜寿記念3大チェロ協奏曲演奏会」を鑑賞されている。
天皇陛下は70年から92年まで清水さんに400回以上にわたってチェロ演奏の指導を受け、皇太子時代は東宮御所で職員を交えて演奏会を開くなどしていた。しかし、即位後は公務が多くなり、こうした演奏会を開く機会はなく、時々、御所で一人あるいはピアノの皇后さまと演奏している程度だという。

天皇陛下のチェロの進講役だった清水勝雄さん(78)が亡くなった20日の夜、天皇、皇后両陛下が“追悼演奏”されていたことが21日、侍従の定例会見で明らかにされた。侍従によると、食後の約1時間にわたり、皇居・御所の居間から天皇陛下のチェロと皇后さまのピアノによる合奏が聞かれた、という。

陛下は清水さんを「温厚で穏やかな人だった」としのび、20日夕には侍従を通じ「長い間教えて頂いたことを思い出しています」と家族にお悔やみの言葉を伝えられた。その際には、皇后さまからも「皇室にいい音楽をくださってありがとうございます」との言葉が添えられた。

1994年5月15日(日) 北区民オーケストラ第8回定期演奏会でドヴォルザーク  チェロ協奏曲 演奏
TBS子供音楽コンクール審査員、北区区民オーケストラ団長。 むさしのアルファ芸術協会会長