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レオナルド・ダ・ヴィンチ Leonardo da Vinci

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古い映画の事。〜相米慎二の「ラブホテル」〜
1980年、監督デビューは「翔んだカップル」その後,僕の好きな「セーラー服と機関銃」。85年に作られたラブホテルは第一回にっかつロマンポルノ大賞。

好きな作品で冒頭のシーンを除けば本当にロマンポルノなの?というぐらいの、素晴らしい映画でした。この時代の日活からは相米慎二以外にも根岸吉太郎、金子修介など名監督がいっぱい輩出された。ロマンポルノは若い監督の表現と実験の場だった。

一度だけホテトル嬢を経験した名美と出版社を潰したタクシー運転手、村木との男女の人生が交錯するドラマが描かれている。もちろん性描写もあるが自然で、古さもさほど感じない。主役の速水典子が良い、目つきが良い。寺田農のぐたっとした演技もこの映画に合っていた。ラブストーリーとも言えるし、心の蔭を振りはらうために出会った「必然の二人の邂逅」とも言える。言葉じゃ表せない、「長回し」でしか伝わってこない空気感が、天使の目とも言えるカメラワークであぶり出される。

相米慎二は日活で曽根中生や神代辰己の助監督もやっており、神代ゆずりの長回しは定番。ワンシーンワンカットのカメラは空間を遊泳し光を切裂き、演技を超えて観る側を画面の奥底へと引き込んでゆく。山口百恵の「夜へ」〜この曲がいい。阿木陽子作詞のこの曲は欠かせない強烈なソースだ。村木のタクシーに乗る名美が「横浜へ行って・・」と言う。ラジオから聞こえる唄がこの曲だ。昭和の匂いもするのだが、そこが良い。歌謡曲がいい。阿木陽子の秘めた情念の世界だ。もんたよしのりの赤いアンブレラも良かった。

この作品を「魚影の群れ」や「ションベンライダー」を押しのけて広く人気のある彼のナンバーワンだと言う人もいるが、分かる気がする。53歳で亡くなった才能が惜しい。
ラストシーンが強烈で今も頭から離れない。
ずーっと忘れることは無いと思う。

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