細部へのこだわり    

ブライトのD51カスタム製作記 
 

2012.8.11.

ヴァルヴ・ロッド関係を製作中ですが、昨日(8月10日)、来週の火曜日入荷と思っていましたが、お盆休みの都合という事で、前倒しでボイラー上部が入荷しました。

ボイラーの上下が揃ったとなると、先行して作成した罐胴受けとの納まり具合を確認したくなり、仮組して載せてみました。

結果は、写真の通りバッチリで、ガタ付きもなく、特段問題は無さそうです。

ロッド類の製作は、意外と手間の掛かる作業です。

担いバネや吊りリンクの様な板物は、シャーリングで切り出した後、必要枚数を重ねて半田付け、側面削り整形・穴開け、バーナーであぶってバラせば一挙に出来上がり! ただ、数が半端ではなかったです。

反面、ロッド類は、一つ一つ糸鋸で大まかに切り出し・穴開け・縦横削り・整形仕上げと云った案配です。
しかも、加工が進むにつれてバイスに食わえるのが難しくなります。
(大部楽しめます!!)

ラジアス・ロッド後端に付ける吊りリンクの製作は、これからです。


ボイラーが、罐胴受けに鎮座した様子。


加減リンクとラジアス・ロッドの交差部には滑り子が入っています。
実車ではこの滑り子にも油壺が付いているのですが省略しました。


コンビネーション・リンクは左右対称ではなく、中間・下部が外側へずれています。

ヴァルヴ・ガイド周りは、実車と同様な構造にしました。
ヴァルヴ・ロッドとコンビネーション・リンクの交差部には、ヴァルヴ・クロスヘッドが入り、滑り子がヴァルヴ・ガイドの滑り金の間を往復運動します。