第5日目

今日はバンフ国立公園の一部と、ヨーホー国立公園内の観光です。バンフから1号線を通って、ジョンストン渓谷を観光した後、ヨーホー国立公園に入り、エメラルドレイクやモレーンレイクの観光です。

ジョンストンキャニオン

ジョンストンキャニオンはボウ・バレーパークウェイ沿いにある渓谷です。

トレイルが伸びていて途中のロウワーフォール(LOWER FALLS)まで1/2マイル、約30分でいけます。

初めは谷間の渓谷沿いの遊歩道で、やがて岩の崖に設置されたキャットウォークに変わります。キャットウォークは岩が覆いかぶさっていたり高度感がある箇所もあるが、幅が広いので全く怖くありません。

  途中の道で出会ったエルク
                                          渓谷の様子

Lower Falls ロワーフォール(下の滝)

ロワーフォールは橋の上から見る滝つぼの水の色がきれいでした。小さな洞窟に入ると激しい音を立てて落ちる滝を間近に見ることができます。洞窟の中のテラスは狭く、滝の水量がすごくて水しぶきでびっしょり濡れました。

          右の洞窟から滝の直前まで行けます。
                                   渓谷でであったリス

 

スパイラルトンネ

険しい山をのぼるのに、らせん状に走って上がるループトンネル。

カナダではスパイラルトンネルと呼ばれ、とくにここでは平行する道路に展望台が設けられ、このパノラマを堪能できるサービスエリアがあります。

百両近い列車の編成は1キロ以上にも及ぶかのようで、長い編成のあたまとしっぽがトンネルの前と後ろで、まったく違う高度の場所を、しかもまったくちがった方向に向かって走っているこのさまはまことには壮観としかいいようがありません。

英語とフランス語の説明案内

手前の線路を貨車が降りていきます。この後右から上の線路を回り、左のトンネルに入ります
トンネルの中でぐるりと方向を変え、トンネルを出た貨車は真ん中の線路を左方向へさらに降りていきます。3本の線路上に一編成の貨車が見えますね。

 

エメラルド・レイク  Emerald Lake 

エメラルド色に輝くエメラルド・レイクは、レイク・ルイーズに勝るとも劣らないといわれています。

ヨーホー国立公園にある
61の湖水の中で最大の湖で、周囲4.8km、最大水深28m。湖畔にはエメラルド・レイク・ロッジが佇む。カナディアンロッキーの氷河湖としてはいちばん早くに解ける湖です。

氷河の堆積物が流れ込んで形成された湖とロッジ・針葉樹が見事に調和して、まるで絵のような景色。

  案内図
  この日は雨模様であまり美しくありませんでした。

  これに乗りたかった?

駐車場で見たキャンピングカー・レンタカーだそうで、これを利用してバカンスを楽しんでいるようです。

 

ナチュラルブリッジ-NATURAL BRIDGE-

ヨーホー国立公園内にある、キッキングホースリバーが堅い岩を侵食して作った橋です。水量が増すと川があふれ、この橋を飲み込んでしまいます。

川床のライムストーンを削り続けたキッキング・ホース川が造り上げた自然のアーチで、実際には「橋」の中央は切れていますが、人間がまたげそうな感じで、その下を渦巻く奔流が流れていく様子はなかなかの見ものです

  

レイク ルイーズ ステーション

もともとレイクルイーズ駅の駅舎だった建物を改造したレストラン。伝統的な内装の店内には暖炉もあり、温かい雰囲気が漂います。隣には1925年製の列車車両を利用した高級なダイニングカーもあり、駅舎とは異なるメニューを楽しめるそうです。ここで今日の昼食です。

   昼食のキッシュ

モレイン・レイク

駐車場から登ること約15分程、突然深いブルー色したモレイン湖が見えます。 前方に厳しくそびえ立つ岩峰群が見えてきます。10の連なった岩峰のテンピークスです。そのテンピークスに囲まれているのがモレイン湖です。

リズミカルに連なったピークと湖と林があいまって、カナディアン・ロッキーの代表的な風景になっていました。

テンピークス(10の連山)に囲まれ、その湖面は、訪れる時刻によって違う色合いを見せるらしく、そのあまりの美しさは、旧カナダ20ドル紙片の裏面にデザインされたほどだとか。

モレインというのは氷河で運ばれて堆積した岩などのことですが、湖尻には岩の堆積物が自然の堤防となっており、これがモレイン湖の名前の由来になっています。

ここからの眺めが素晴らしい。太陽光線のあたり具合によって濃いサファイアブルーからあざやかなエメラルドグリーンに変化していきます。

湖面に映るテンピークスがとても美しい。暫く景色の美しさに見とれていました

       湖に集まった流木と湖畔のロッジ

       テンピークスの一部が映っています

バンフ

バンフはカナダのアルバータ州にある町でバンフ国立公園内にあり、ロッキー山脈観光の中心地です。

人口は8,352人(2005年)だそうですが、この数字には1,025人の一時期(観光シーズン)だけ住む人たちの数も含まれていて、国立公園内にあることから、環境保護などのために居住者はバンフの中で働くかバンフを拠点に働く人(及びその家族)に限られているそうです。

1985年に、バンフを含むカナディアン・ロッキーの一帯が世界遺産に登録されています。

四方をカスケード・マウンテン(2998m)、マウント・ランドル(3030m)、サルファー・マウンテン(2285m)、マウント・ノーケイ(2134m)という山に囲まれた山岳リゾート地であり、バンフの町自体も標高1387mの高地にあります。

バンフ市街の中心は、ホテル、レストラン、みやげ物店などが軒を連ねる大通り「バンフ・アベニュー」で、高緯度のため、夏は夜の
9時を過ぎても明るく、遅い時間まで大勢の観光客がショッピングを楽しんでいます。バンフ・アベニューと交差する道路にはすべて Bear, Elk, Mooseなど動物の名前がついていて、カナダらしい大変ユニークな町といえます。

スーパーマーケット

                メインストリートと家の様子
                         本日の夕食・ステーキレストランで、アルバータ牛を頂きました

サルファー・マウンテン Sulpher Mountain

 バンフの町を一望できる、標高2285mのサルファー山頂の展望台まではゴンドラで約8分です。山頂展望台にはレストラン、ギフトショップなどがあります。

   ゴンドラのバンフ駅
                         ゴンドラの山頂駅

                                頂上駅から展望台への木道

  展望台・下に見える湖はバーミリオン湖

                          山頂展望台からの景色・下はバンフの街

  展望台から見たロッキーの山並み


バーミリオン・レイク Vermilion Lakes

バンフの北西に広がる湿地帯にあり、ファースト、セカンド、サードと3つの湖に分かれています。

特にサード・バーミリオン・レイクの畔からは、マウント・ランドル
Mount Rundleの険しい姿を望むことができ、写真の撮影にはおすすめです。

「バーミリオン」とは朱色を意味しており、特に夕日に照らされたマウント・ランドルの姿が湖面に映る景色は一見の価値があるそうですが、われわれは見られませんでした。

             バーミリオン湖からランドル山を望む

バンフ・イン

ダウンタウンの中心まで徒歩5分。外観は山小屋をイメージさせるホテルです。

お部屋もゆったりとしたつくりになっています。

  部屋の様子

 

ロッキーマウンテニア号

バンクーバーとジャスパー、またはバンクーバーとカルガリー間を結ぶロッキーマウンテニア号は、2日間かけて駆け抜ける観光列車です。

1990年の運行開始以来世界中の列車ファンに人気があるそうで、 途中カムループスでホテルに1泊し、全行程を日中のみ走行します。バンフ発08:40 カムループス着18:50 翌日出発07:30 バンクーバー着17:10なので時間のある人と、のんびりが好きな人は最高でしょうね。

     バンフの駅で出発するところの列車に出会いました。

     機関車はダブルですね。
     ダブルデッカー仕様は1等車です。



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