月山山麓春山散歩 2005年5月3 - 6日 一般旅館利用

5月3日 晴れ

志津へ

連休初日で山形新幹線の指定はとれず。つばさは禁煙自由席が1両しかなく、しかも普通の新幹線と違って左右が2席ずつなので座席数が少ないため、競争率が非常に高い。いろいろ考えた挙句、Maxやまびこで仙台に行き、山形行きの高速バスに乗ることにした。それでも運賃は新幹線で山形に直行するのと1000円もかわらない。1時間に1本だけの山形新幹線に比べ、東北新幹線は本数もはるかに多いし、高速バスも1時間に4本くらいの頻度で運行しているので利便性ははるかに高いと思う。もちろん、どちらも余裕で座れた。
沿道に桜がちらほらと咲く山形自動車道を通って山形に着いたのは12時。次に乗る酒田行きの高速バスまでは1時間ほどの間がある。バスターミナルがあるダイエーの地下でそばを食べてから乗り継ぎ。こちらはGWのためか補助席まで出す盛況ぶりだった。
西川バス・ストップで下車。西川町営バスの乗り場は一般道なので、高速のバス停から1分ほど下る。ここには売店はおろか自販機すらなかった。10分ほどで姥沢行きの町営マイクロバスがやってきた。乗客は我々を含めて6人であった。

山形県立自然博物園(ネイチャーセンター)

バスは志津着が14:36と、宿にチェックインするにはチト早いので、志津では降りずにネイチャーセンターまで行き、コースの情報などを仕入れることにした。
バスを降りてから数分歩いてセンター着。センター常勤のガイドから、最新情報とコースどりのアドヴァイスを受けた。それによると石跳いしぱね川はもう沢が出ていて、前日にもスノーボーダーの転落事故があったという。ボードが雪だか岩だかにひっかかったおかげで助かったらしい。ひえ〜
歩いて志津まで下る。

宿

宿は志津温泉のまいづるや。ここを3泊予約した。家族経営の小さな旅館だが、プロの写真家が定宿にしているらしい。風呂が小さいのがチト難点か。
夕食は山菜づくしと米沢牛・岩魚で、山菜の天ぷらなど、かなり美味かった。実はこのまいづるやは10年前の夏に月山に登った帰りに泊まった宿で、食事が美味しかったなあという印象があって今回も予約したのだった。10年前の記憶では酒屋も経営していたのだが、まったく装いが変わっていて、聞けば今年になってから酒屋部門を別の建物に移したということだった。
まだ初日ということもあり、翌日以降の体調も考えて、この日はアルコールは控えた。

予定変更

当初は4日がブス沼散策、5日が姥が岳 - 石跳川滑降の予定だったが、天気予報を見ると4日は快晴。そこで、月山山頂にアタックすることにした。牛首あたりまでシールで登って、山頂へはツボ足で行けばいいだろう。鳥海山の眺めが楽しみだ。山頂まで往復したら、装束場から石跳川へ下ればいい。
しかしまいづるやではスキー場への送迎をしていないというので、山交バスの志津 - 姥沢臨時往復バスに頼らざるをえない。始発バスは9時と、登山をするにはちと遅いのがネックだ。

5月4日 晴れ

朝起きて外を見てみると雲が流れていた。山はよく見えていたが、果たして山頂から展望はあるだろうか。風も強く、花びらのようなものまで舞っていた。それはよく見るとブナの芽の外皮だった。ブナの多い土地ならでは景観なのだろう。そしてこれが雪の上に積もって赤く染まる現象を雪もみじという。
そうこうしているうちに、日差しまでなくなってきた。朝の天気予報では、午後一時的に雲が出るという。・・・そこで急遽、当初の予定通りブス沼散策に変更した。ザックに板をくくりつけて8:30に宿を出て、ネイチャーセンターに向かって坂道を登る。
しかし歩き始めると突然空が晴れ渡り、まさしく快晴となった。これは我慢できないと、再び行先を山頂に変更。月山荘バス停の前で姥沢行きのバスを待つことにしたのだった。
バス停で佇んでいると、志津の他の旅館のマイクロバスが目の前を次々と行き過ぎる。うーん、出遅れたか・・・

あっさりと撤退

姥沢
スキー場を後にする(後方は姥沢小屋)
姥沢のバス停からリフト駅までスキーを担いでえっちらおっちら歩く。大勢の人が歩くため雪がぐさぐさで足をとられ非常に歩きにくい。おかげで10分くらいかかっただろうか。もうこれだけで疲れた。
リフト券を買ってスキーを履いてリフト待ちの行列の最後尾についた頃には時刻は10時になんなんとしていた。このままでは歩き始めは10:30過ぎになるだろう。往復で4時間と考えると、石跳川は諦めねばなるまい。それに加えて心配なのが雪質だ。上の方はクラストしている可能性もあり、そうなると我々の足前では滑降は不可能と思われた。
というわけで山頂はトライもせずにあっさりと諦め、行先を再々度ブス沼に変更、姥沢バス停へと戻る。購入したリフト券は払い戻しに応じてくれた。歩いてきた道をスキーで戻ったわけだが、我々にはこの程度の斜度がちょうどいい。

バスで移動

姥沢バス停に着くとちょうどバスが出るところだった。この日は乗客が多いためか臨時バスは時間にこだわらずピストン運行していたようだ。ネイチャーセンターへの入口で下車し、管理舗道を数分歩いてセンターへ。身支度を整えて出発する。

11:06 ネイチャーセンターを出発(高度計:810m, 温度計:18.5℃)

出発地
ネイチャーセンター裏から出発
センター裏からスタートするが、正面上方は壁のようになって雪庇ができているのが見える。地形図上でも登高線が密になっていて、そこをいかにして乗り越えるかが登りのポイントだと思う。前日、センターのガイド氏に聞いたところでは、その壁の右(東)の尾根にとりつくと後で楽だという話だった。地図を見た限りではそのまま東の崖をトラバースするとよさそうに思えた。
巨大なスノーブリッジを渡って進む。しかし言われた尾根に近づくと、乗り上がるまでの斜面がずいぶん急そうだし、人が通ったあともないようだ。見るとその尾根と谷を挟んで左(西)側の斜面にはスキーやツボ足の跡が見えたので、その斜面をトラバース気味に進んで谷を詰めることにした。
詰まったところが雪庇の東端だ。ツボ足の跡はその上から続いていた。スキーで登るのはちょっと辛そうなので、初めに地形図で読んだとおりに東の崖をトラバースする。ちょっとした急斜面で、木がうるさい感じだ。

沢状の地形

沢
沢地形に入り込む
湯殿山
ミズバショウの沢と湯殿山の眺め
トラバースしていくと、そのまま沢状の地形に入り込む。カワクルミ沼から流れる沢だ。そのまま詰めていけばわかりやすくていいかなあと思っていたが、すぐに水が顔を出した。しかたなく左(西)側の土手を乗っ越す。すぐに水面が見下ろせるようになり、ちょっと遠かったがよく見るとミズバショウが咲いていた。
この頃からスノーモビルの爆音が騒々しくなってきた。だいぶ遠いところを走っているようだったが。

登る

登り
右に姥沢の尾根を見ながら緩斜面を登る
ここから緩斜面の登高が続く。カワクルミ沼とおぼしき地点を過ぎると再度雪の壁が迫る。クロカン・マップでは右に行くコースどりになっていたが、左にスキーのトレースがあったので、そちらを選択した。
スノーモビルの音は断続的に聞こえていた。心なしか、だんだん近づいてきたようだ。

12:25 ブス沼着(1050m, 19.3℃)

ジグザグを切って登っていくと森林限界を突破した感じになった。広々とした雪原に木が点々とちらばり、真正面に湯殿山の大斜面がどどーんと鎮座していた。実にすばらしい眺めだ。窪んだところがブス沼のようだ。少し離れたところに数人のグループが休んでいるのが見えた。
雄大な景色をしばし眺めてからランチタイムとする。日差しが暑いので、ブナの大木の木陰(と言っても葉はないのであまり陰はないのだが)に陣取り、スコップで雪を掘り出し即席ベンチを作って腰を下ろした。昼食はチーズフォンデュだ。出来合いのもので、火にかけて煮溶かすだけなのでカンタンだが、やはり市販のものはしょっぱいのが欠点だ。しかし、湯殿山を眺めながらのまったりランチが今日の第一目的。もし月山山頂に行っていたら、今日はチーズフォンデュをする余裕はなかっただろう。満足、満足。
同じく食事中だったのか、スノーモビルもこの間は静かだった。

14:24 ブス沼発(1040m, 17.5℃)

下り
明るい林の中を滑降する
30分ほどで食事を終え、あとは1時間以上もたっぷりと斜面をすべったりして遊んだ。その間、湯殿山の頂上から滑降してくるグループがいくつかあった。そのほとんどが山スキーで、テレマークやボードの人はほんのちょっとだったようだ。
我々が遊んでいるあいだ、スノーモビルの爆音は断続的に聞こえていた。そしてだんだん近づいてくるようだった。なんだか追い立てられているようでいい気がしない。そしてついに姿を見せたそれは、なんと10機もの大編隊だった。我々からは随分離れたところを走っていたので騒々しい以外には害はなかったが、まるで暴走族を見ているような気分だった。
下山開始。明るい林を滑っていく。時折スキーを漕ぐ必要があるくらいの斜度だ。ここでようやく気付いたが、大きなブナが少ない。これにはちょっと不満だった。

15:12 センター帰着(815m, 17.3℃)

センター
ネイチャーセンターが見えてきた
だいたい元きた道をたどってセンターに着いた。トイレを借りたり、残りのコーヒーを飲んだりして休憩してからスキーを背負って宿へ歩いて帰った。志津までは下りなので、だいたい30分程度で着いた。

夕食

さすが料理自慢の宿だけあって、連泊でも同じ料理は出ない。山菜料理という基本線は同じだったが、牛肉はしゃぶしゃぶとなった。今日は第一の目的を達したので安心して酒を飲んだ。まず月山地ビールを頼み、つづいてほいりげという白ワインを注文した。このほいりげワインはわずかに発泡していて、爽やかで美味しかった。その微発泡が禍いして輸送が困難なため、現地でしか飲めないという。そういえば初めて見たかな?

翌日の行動を考える

本日は月山頂上アタックを断念した我々であったが、山頂への思いは断ち切りがたいものがあった。そこで、ツボ足で山頂を目指すことに決めた。ネックは出発時間が遅いことであったが、宿の主人にそれとなく送迎をお願いすると、送ってくれるということだった。ということで、8時に宿を出発することになった。スキーは一応持っていって、姥沢にデポしておくことにした。もし早く降りてこられたらネイチャーセンターの周辺で遊ぶとか、志津まで清水コースを滑って帰るとか、使い道がいろいろある。

5月5日 晴れときどき曇り

リフト駅
リフト上駅と朝日連峰の眺め
高曇り気味だがまずまずの天気。心が躍る。
姥沢で宿の車を降り、前日も歩いた雪の道を歩いてリフト乗り場へ(スキーは駐車場にほど近い、清水コースのスタート地点に置いた)。片道券を2人分買う。スキー期間は下りのリフトには乗れないので、帰りはスキー場を歩いて降りることになる。
リフトは時間が早いせいかもしれないがガラガラで、待ち時間なく乗れた。リフトに座ってゲレンデを眺めていると、この斜度なら我々でもなんとか滑れそうだなあと思った。姥沢に板を置いてきたことをちょっぴり後悔した。上がるにつれて後方の景色が開けてきた。朝日連峰がよく見えた。これなら山頂からの眺望も期待できそうだ。
リフト上駅の真ん前にある休憩所入口の石段に座ってスパッツを装着(テレブーツは革なので)。

8:56 リフト上駅発(高度計:1525m, 温度計:18.1℃)

月山
リフト駅を出るとすぐに月山が見える
稜線
金姥 - 牛首と続く稜線直下をトラバースしていく
すでに山頂に向かっている人がかなりいて、トレースがしっかりついている。スキーだけでなくツボ足の跡もあるが、これは板を担いでいるかボードの人と思われた。周りを見てもツボ足は我々しかいないようだった。
夏道よりおそらく少し上のところを、牛首に向けてトラバースで登っていく。

9:24 姥が岳分岐(1615m, 12.5℃)

雪の切れ目
ずっとトラバースすると突然雪が途切れた
月山
迫り来る月山山頂
姥が岳と柴灯森との鞍部に着いた。夏道もこのあたりで装束場への道を分ける。ここから稜線をそのまま登るツボの跡と、斜面をトラバースするスキーの跡があったが、歩きやすそうなスキーの跡を追う。
しかし20分ほども行くと突然雪が途切れた。大きく下るか、稜線に上がるか。トレースを見るとほとんどの人は稜線に上がっているようだ。我々はツボ足なので稜線を目指した。
下からは優しく見えた月山だが、この辺りからの迫力はなかなかのものだった。

9:51 柴灯森と牛首の鞍部(1690m, 9.1℃)

数分で稜線に出て、泥の踏み跡をたどると柴灯森と牛首との鞍部に出た。ここで北の展望が開け、鳥海山と庄内平野の惚れ惚れとする眺めが視界に入ってきた。これは感動モノだった。鳥海山とはなんとカッコいい山なんだろう。反対方向には蔵王が見えたが、このすっきりとした鳥海山の雄姿には敵わない。
しばらくは展望に酔いしれる。稜線は北西からの風にさらされ、寒かった。
牛首から山頂までは急斜面だ。10年前、下ったときは夏だったが、かなりキツかった記憶がある。今は雪道で、おそらくこのまま山頂へ向かうと帰りはとんでもなく怖いだろう。我々には本格的な冬山の技術はないのだ。月山は過去に登ったことがあるし、今日はこの鳥海山の眺めを得られただけで充分だ。ということで、ここで引き返すことにして、山頂と鳥海山を眺めながらコーヒーを飲んでゆっくりすることにした。もう月山山頂神社もハッキリ見える場所だった。

10:18 下山開始(1695m, 10.5℃)

姥が岳
柴灯森から金姥・姥が岳の眺め(遠方は朝日連峰)
帰りは夏道どおしに稜線を行った。道はところどころぬかるんでいた。
柴灯森のピークに立つと、金姥まで地面が露出しているのが見えた。当初の計画のようにスキーで姥が岳の北を回って装束場を目指した場合は、ここで板を脱がなければならなかっただろう。

10:39 分岐(1610m, 9.5℃)

装束場への分岐から、再び雪道にもどる。往きに通ったところだ。

11:07 リフト上駅(1520m, 17.6℃)

スキー場
リフト上駅からのスキー場の眺め
だらだらとトラバースを下る。すでに雪は腐っていた。ツボ足部隊やスノーシューを履いたボーダーとすれ違うが、登りもかなり足をとられているようだ。反面、スキーの下りは快適そう。これだけ緩んだ雪なら我々のスキーの足前でも大丈夫だったかなとまたしても板を置いてきた後悔の念がよぎる。
リフト上駅が近づく。なにやら音楽が聞こえてきた。どうせユーミンとかビーズだろう。スキー場の、このミーハーな浮ついたノリがたまらなくイヤだ。背中がかゆくなる・・・と思っていたら、なんとなく聞き覚えのあるサイケなギター・・・あ、ザ・バーズの「ミスター・タンブリン・マン」だ。なんちゅうスキー場だと思いつつもメロディーに乗って下っていくと、なんとジミー・ジョーンズの「タイミング」がかかった。オールディーズを流すスキー場なんてあるんだなあと妙な感心をしてしまった。

11:41 リフト下駅(1240m, 18.7℃)

水を飲んだりして休憩してから、スキー場の中を下りにかかる。この頃は音楽がなんとノラ・ジョーンズになっていた。しかもアルバム1枚全曲流す気らしい。
ノラの大ヒットアルバムにのって下る。ツボの足跡があったのでそれを追っていくと、なんとリフトの真下に出てしまった。しかし構わずそのまま突き進む。先行者もそのまま降りているようだ。しかし下駅に近いところはスノーボードのジャンプ台と化していた。ここで脇の斜面に転進し、スキーコースに戻って下駅に帰着。

バスで移動

まだ昼で、清水コースを下って志津に戻っては早すぎるため、またまたネイチャーセンターに行くことにした。ブナの森でコーヒーでも飲んでゆっくりしよう。
スキーを回収してバス停に戻ると、11:50の西川町営バスが出て行ったばかり。次は13:00の志津行き山交バスまでない。しかたないので、山頂で食べるつもりだったラーメンをここで食べ、バスを待った。

13:35 ネイチャーセンター発(835m, 18.2℃)

石跳川
石跳川を遡る
センターの広場でスキーを履いて出発。今度はスノーブリッジは渡らず石跳川沿いを遡る。14:30には下り始めるつもりで、行けるところまで行って森を楽しむことにする。
明るく開けた気持ちのいい道を進む。いかにも川原のような地形だ。

13:50 撤退(875m, 16.1℃)

石跳川
石跳川は顔を出していた
15分も歩くと沢が顔を出していた。その脇の斜面をトラバースすることになる。数日前のボーダー転落事故はこのあたりで起きたのだろう。ここで転落して雪の下に流されたら死んでしまうだろう・・・
というわけで、怖くなったので引き返した。なんともヘタレな我々である。

14:20 台地上(895m, 15.9℃)

ブナ
平坦な明るい林にブナの変形樹があった
センターのすぐ近くまで戻ってスノーブリッジを渡り、昨日歩いた斜面のさらに西の方へと向かう。昨日は雪庇を東から巻いたが、今日は逆に西に進んでみる。雪もみじが見られた。これからもっときれいになるのだろう。
登り切ってすぐに明るい小さな広場に出た。雪庇の手前だ。まったりと休憩するには良さそうなロケーションだったが、わずかしか歩いていないのでちょっと物足りない。そこで再び斜面を登っていった。
やはり雪庇の一番端はちょっとした急斜面になっていたが、そこを階段登高でクリアして雪庇の上に出た。奥の方へと平坦な林が広がっていた。こっちの方が昨日の東のトラバースより簡単だと思った。

14:41 台地発(890m, 13.5℃)

新緑
すっかり芽吹いたブナ
林の入口でお茶とコーヒーを楽しんだ。この頃から急に雲が増えてきた。
充分まったりしてから来た道を下っていった。階段登高した場所は同じように降りてから斜滑降でクリアした。
小さい広場に戻るとすっかり芽吹いているブナに気付いた。そういえば、やはり今日歩いたところも古いブナが見当たらなかった。

15:08 センター帰着(815m, 12.2℃)

崖の斜滑降さえ過ぎればあとは問題なし。快適に樹間を滑りあっという間にセンターに着いた。スキーやスパッツを洗って乾かしながら、ペットボトルに残っていたお茶を飲んだ。
センターでトイレを借りたときにふと、「園内を無料で案内します」という看板に気付いた。毎日9:30と13:30の2回、ガイドがブナの森を案内しているらしい。これはおもしろそうだ。聞けば、だいたい2時間程度の行程だという。明日はこの山旅の最終日なのだが、12時のバスに乗れば大丈夫。テレブーツは宅配で送ってしまう予定だが、センターで100円で長靴を貸し出しているので、それを利用すればいい。よし、明日はブナ林の散策だ。
20分くらい休憩してから、昨日同様、板をザックにくくりつけて歩いて志津へ帰った。

夕食

肉料理はに変わった。ワインは県内産ぶどう使用という月山山麓ワインをとった。マスカットベリーAとメルローのブレンドというが、なるほど香りがメルローで、口に含むとマスカットベリーの要素が多いように感じた(したがって味はそれなりということだ)。
また、魚料理は岩魚の刺身とはたはたの唐揚げ。岩魚は臭みがなくさっぱりしていた(養殖だからか)。
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