丹沢・シダンゴ山 2001年1月14日 日帰り

1月14日 晴れのち雪

9:03 寄バス停を出発(高度計:435m, 温度計:19.4℃)

メロディ橋
メロディ橋
まずすぐそばのメロディ橋を渡る。橋の欄干が鉄琴になっていて、順番に叩くと音楽を奏でるというもの。しかし、肝心のマレットが見当たらない。
橋を渡って少しすると、行く手から狐っぽい顔の犬がやってきた。犬はそのまま行き違うかと思いきや、「くうーん」とすがるような声で鳴きながら我々のあとをついてくる。首輪もついているし、近所の犬なのかなあと、このときは思っていたのだった。

9:23 柵(600m, 14.4℃)

イノシシよけの柵
イノシシよけの柵
犬もようやく去って、舗装された住宅地の中を歩いていくとやがて畑になり、イノシシよけの柵に到着。ここより山道となる。住宅地の中にも道標があり、道に迷う心配はゼロ。
この柵の前後が本コース一番の急勾配である。柵を過ぎて少しすると道はなだらかになり、霜柱を眺めながら歩いていく。
上から人が下りてきたと思ったら、銃をかついだハンターであった。この辺りは猟場なのだ。そしてまたもや犬に遭遇。今度は小柄ながらも立派な洋犬で、やはり首輪をつけている。同じように我々に付きまとう。ここでハッと先ほどのハンターを思い出した。まさか、これらの犬は捨てられたか、迷子になってしまった猟犬なのではなかろうか。

10:02 登頂(900m, 11.1℃)

雲の中の片富士
雲の中の片富士
富士山は裾野が少し見えるだけとなっていて、有名な片富士はお預け。とりあえず想像してみる。天気予報は午後から曇りということだったが、やはり山の上は少し早い。丹沢中心部の方がよく見えていた(ぐるぐる写真)のが救いだ。
山頂の碑にシダンゴ山の名の由来があった。曰く、昔この山に住んでいた仙人を「シダゴン(羅漢を意味する梵語)」と呼んだのだそうだ。その「シダゴン」が転じて「震旦郷しだんごう」となった、ということであった。

10:29 下山開始(895m, 11.5℃)

蛭が岳方面
曇ってきた蛭が岳方面
紅茶を飲んでゆっくりしていると、日が陰ってきた。きれいに見えていた蛭が岳も雲に隠れてしまい、急に寒くなってきた。ヤバい雰囲気。
当初は宮地山方面に下る予定だったが、ひとつ早いバスに間に合いそうなので、来た道を下ることにした。

降雪

降雪
ついに降雪
ついに粉雪が舞ってきた。森の中を歩いているのでさほど気にならない。
下る途中、10人以上の団体と3組も立て続けにすれ違った。こんな雪になっても登るんだあ、と感心していると、朝一番に会った狐犬に再会。どうやら団体についてきたらしく、団体は「あの人たち(我々のこと)についていきな」などと口々に言っていた。狐犬は少し躊躇したが、結局団体についていった。

11:12 寄バス停に到着(390m, 8.6℃)

寄バス停
寄バス停の雪景色
バス停に着いたころにはすでにあたり一面が真っ白になっていた。
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