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日本編大田南畝が見た書画 〔日本編〕大田南畝関係
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読み・名前分類記事・画賛等形態年月日場所出典巻・頁
にしな すけざね
仁科 資真
書・書状「八王寺信松院什物仁科内蔵介資真追薦書記(目録省略)
 什物仁科内蔵介資真寄附書記(目録省略)以上 源資真
 什物に軍船木形記(本文省略)正徳四年十二月十六日 資真 梅原和尚 几下」
不明文化6年
1809/02/16
八王寺
信松院所蔵

〈南畝実見〉
玉川披砂⑨381
にじょう ためしげ
二条 為重
書・和歌「書肆伏見やのみせし掛物
  詠三首和歌    正三位為重
 江蛍
 三代まではむもれし玉のにごり江にみがける物ととぶほたるかな
 夕立 ゆふだちはいましがらきの峯こへてさとこそ雲のしたになりけれ
 窓竹 まなひえぬわが世のまどのくらき身にさればよ竹の一ふしもなし
 書も又見事なるもの也」
掛幅文化5年
1808/05/01
書肆・伏見屋
〈南畝実見〉
一話一言 巻28⑭58
にちがく
日学

由緒書
「武州多摩郡世田谷領宇奈根村長立山常光寺額殿棟札
 長立山常光寺、天正十三乙酉八月日創建、開基越後生産泉蔵院日礼也
 (中略)
 元禄第九丙子十一月朔日日本山妙光山法華寺主日附漫書 施主八世日学
棟札文化6年
1809/03/22
宇奈根村
〈南畝実見〉
玉川披砂
調布日記
⑨385
⑨225
にっちょう
日潮上人
書・額字
漢詩
「身延山日潮上人の書
 辰五月十五日、四谷南寺町正覚寺にて延山日潮上人の書をみる。世に所謂
 ウシホ日潮也(中略)
 
本国妙といへる三大字
 歩々同道作仏事 人仰後五(ママ)広宣記 撞鐘吹螺告四方 早来拝我如来使
   遠寺法螺  飯高日潮書 
飯高ノ檀林能化ノ比ノ作ナルベシ
 新年春未至 客説肇辰歓 方外有真楽 雪中容膝安
 免痾残寿在 待暖老懐寛 七十今朝満 雖衰不減餐
   癸亥元旦吟  賜紫身延方丈日潮書

 此一幅ヲ乞得テ帰リ蔵于家」
〈南畝はこの癸亥を寛保三年とする〉
不明文政3年
1820/05/16
南畝所蔵一話一言 巻54⑮538
にょくう
如空
書・額字「(大坂、国分寺)地蔵堂あり。額は如空書とあり。円良といへる字の印もあしたり」扁額享和1年
1801/04/16
大阪 国分寺
〈南畝実見〉
蘆の若葉⑧178
にんかい
忍海

猿・鶴図
「南郭服先生【元喬/子選】白賁墅の別荘は渋谷羽沢といふ処にあり。(中略)床の壁に猿と古木を画き障子に鶴を画く。忍海上人の画なり。袋棚の二枚の障子に蟒緞(エゾニシキ)のきれをはり、金地の扇を二枚おして、夜鶴怨暁猿驚の字先生の自筆なりき。近き頃ゆきてみしに、忍海の猿鶴の画をば一諸侯のために豪奪せられて、拙き筆して猿鶴を補ひ画がけるは、見るめもいぶせかりき」
〈南畝が忍海画を見たのはいつか、また、いつ強奪されたかは不明〉
壁画・障子文化5年
1808/01/
服部南郭別荘
〈南畝実見〉
一話一言 巻28⑭47
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