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名所編 | 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔名所編〕 | 大田南畝関係 |
(江戸・長崎・大坂・東海道・木曾街道等の名所) |
名所 | 詞書・詩歌 | 出典 | 巻・頁 | 年月日 |
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ろうふがちゃや 老父ヶ茶屋 (一軒茶屋) | 「夏晩、関叔成と同じく西郊に遊ぶ 一帯軽煙日已斜 田間樹裏見人家 緑陰深処班荊坐 自有村童勧喫茶 右一軒茶店【在目黒原俗称老夫茶屋者】」 〈『武江披砂』「一軒茶屋台 目黒原にあり。俗に老父ヶ茶屋をいふ」⑰516〉 | 南畝集6 漢詩番号1219 | ③419 | 天明4年 1784/06/ |
「春日、徐徳卿・井子瓊・鈴一貫と同じく西郊に遊ぶ 老翁亭【又一軒茶屋曰ふ】 黄鸝何処最堪聴 手取双柑挈玉缾 時為尋花随牧豎 或因看竹問園丁 閑雲独伴茶煙白 細草斜連麦浪青 林下野芳開不尽 幽香疑坐酔翁亭」 | 南畝集8 漢詩番号1588 | ④35 | 寛政2年 1790/02/ | |
「秋日、菊池博甫の児阿定と同じく郊行す 蕎花如雪稲如雲 十畝平田望自分 流憩一軒茶屋下 飄飄已似出塵氛」 | 南畝集9 漢詩番号1870 | ④132 | 寛政5年 1793/08/ | |
ろくごう 六郷駅 | 「六郷駅舎聞鴬 田間野竹千余个 屋外喬松八九株 纔見寒梅開数朶 一声黄鳥隔墻呼」 「むつき十一日、おほやけ事のいとま、旅のやどりの南軒に日なたぼこりしてよめる 千金の春と思へば正月のけふ一日も十一両余」 正月十一日六郷舎作 修竹界平疇 頽陽隠翠微 暖々翠微色 一帯漏余暉 方知雲所帯 不与山離違 回風転帰鳥 春寒入我衣 啾々失群翩 亦向故林飛 嗟我従羇役 二旬無所依」 「六郷客舎作 梅寒鴬渋一村墟 客舎人稀絶簿書 炉面煙霏灰死久 日風喧払泣前魚」 | 玉川余波 | ②118 | 文化6年 1809/01/11 |
ろくごうがわ 六郷川 | 「六郷の川のほとりの堤をおさむる事をみる。けふは十七日にて浅草の市なり。かのおほけなきみこゝろにまかせざりし鴨川の事などを思ひいでゝ 双六の賽にたとへし浅草のいちのうらなる六郷の水」 | 玉川余波 | ②110 | 文化5年 1808/12/17 |
ろくどうのつじ 六道の辻 (青山) | 「六道辻梅【青山六道の辻といへる所にて梅のはなのさけるを見侍りて】 六道のやみにまよはぬ梅のはな色をも見るめ香をもかぐはな」 | 巴人集 徳和歌後万載 | ②405 ①25 | 天明3年 1783/05/ |