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名所編 | 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔名所編〕 | 大田南畝関係 |
(江戸・長崎・大坂・東海道・木曾街道等の名所) |
名所 | 詞書・詩歌 | 出典 | 巻・頁 | 年月日 | |
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むかいちょう むかい町 | 「八朔の日、むかい町に幽霊のわざおぎをみて 白無垢のくるわをすてゝむかい町北も南もはやる幽霊」 | をみなへし | ②43 | 文化6年 1809/08/01 | |
むこうじま 向島 | 向島 (別資料) | ||||
むさしの 武蔵野 | 「野 名にしおふおひざもとゆへむさし野の草はみながらめでたしとみん」 | めでた百首夷歌 | ①83 | 天明3年刊 1783/01/ | |
「武蔵野 春来無奈暴風何 節過清明淑気和 武野茫々芳草遍 太刀何所勝情多」 〈国分寺付近〉 | 玉川余波 | ②134 | 文化6年 1809/02/22 | ||
「霞 春がすみ立くたびれてむさしのゝはら一ぱいにのばす日のあし」 〈『清好帖』⑳353〉 | 千紅万紫 蜀山百首 | ①253 ①307 | 文化10年 1813/01/ | ||
「武蔵野 花すすきほうき千里のむさしのはまねかずとても民の止まる」 〈『蜀山百首』①310『清好帖』⑳368 収録〉 | 六々集 万紫千紅 | ②255 ①289 | 文化12年 1815/09/ | ||
むたまがわ 六玉川 | 「山吹 山吹の口なしめしやもらんとておたまじやくしも井出の玉川 卯花 玉川の卯花月や波はしる玉兎とぞいふべかりける 調布 玉川のむかしの人の手づくりは徳用向か何かしら波 萩 旅人のから尻馬のからにしきふみこむはぎの野路の玉川 千鳥 生酔の引汐風にふかれては野田の玉川千鳥あしなり 毒水 六玉川同じ直段にかふならば毒水はちと高野山なり」 | 放歌集 | ②191 | 文化9年 1812/05/ | |
むふうざん 無風山(長崎) 金比羅山 | 「無風山に遊ぶ【正月廿五日】 降神古観出松杉 躥磴披榛謁石龕 瓊杵星辰留瑞異 黄山禅子鐫巉巌 温泉獄畳千尋翠 天草煙浮一片帆 俗吏滄洲忘遠近 不無風処亦無風」 【神宮に降神観の扁有り。一に瓊杵と名づく。相伝ふ、百済の太子琳聖、来たりて北辰を拝せし処と。万治中、黄檗僧木庵、名を無風山と更む】〈金毘羅山〉 | 南畝集15 漢詩番号2636 | ④371 | 文化2年 1805/01/25 | |
むろぜき 室積 (周防) | 「室積の浦に泊す (詩なし)」 「秋雨、舟室積の浦に次まる (詩なし)」 「室積の舟中、風雨大いに起る (詩なし)」 〈翌28・9日降雨にて碇泊、30日暴風にて港に上陸、このあと風邪を悪化させる『革令紀行』⑧426参照〉 | 南畝集14 漢詩番号2512-5 | ④330 | 文化1年 1804/08/27 | |
むろつ 室津 (播磨) | 「室津に宿す (詩なし)」 〈宿舎の主・野本仙山と詩を唱和す。『革令紀行』⑧421参照〉 「舟、室津を発す (詩なし)」 | 南畝集14 漢詩番号2506・7 | ④329 | 文化1年 1804/08/20 |