Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
名所編大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔名所編〕大田南畝関係
(江戸・長崎・大坂・東海道・木曾街道等の名所)
【ま】※◯は欠字、◎は表示不能文字
名所詞書・詩歌出典巻・頁年月日
まいこのはま
舞子の浜 (播磨)
「舞子の浜 (詩なし)」 〈『革令紀行』⑧416参照〉南畝集14
漢詩番号2501
④328文化1年
1804/08/18
まいさか
舞坂
「舞坂。舟中の作 遠海波濤七十灘 雪山遥隔翠松寒 長風挂席杳然去 直到新居関外看」南畝集14
漢詩番号2490
④326文化1年
1804/08/03
まつさき
真崎
「春日、真崎に遊んで墨水の桜花を望む【壬子】
 堤上新花古渡前 遥看白雪映晴川 春心不共東風競 一片閑雲傍墨田」
「墨水を過ぐ 桜花如雪柳如煙 一曲長堤入望偏 公子探芳尋古寺 佳人拾翠坐青氈」
南畝集9
漢詩番号1802-3
④109寛政4年
1792/03/
まなべがし
まなべ河岸
「まなべがしにて魚をあみす
 すなどりの翁の道をまなべかし 蜀山 気はわかさぎに髪はしら魚 万彦」
をみなへし②32文化5年
1808/03/
「大川にかすみたつをみて 見わたせば大橋かすむ間部河岸松たつ船や水のおも梶」放歌集
蜀山百首
清好帖
②177
①307
⑳354
文化9年
1812/01/
まま
真間 (下総・市川)
「勝鹿六詠 真間山 山上丹楓樹 蕭々昨夜霜 徘徊人不見 石磴下斜陽」三餐余興⑧5明和4年
1767/09/30
「(紅葉)真間 たれ人の手こなに染てむかしみし時は青葉のまゝのもみぢばず」紅梅集②378文政2年
1819/10/
まるこ
丸子村 (橘樹郡)
「中丸子村のやどりに庭の八重桜さかりなるをみて
 桜さくかた山ざとに旅ねして八重たつ雲を軒端にぞみる」 〈宿は名主の七左衛門宅〉
玉川余波②138文化6年
1809/03/04
「貝ふく声のきこゆるを 里人の貝ふきわたる声すなりゑだちに出るものつどふとて
「中丸子村 社鼓兼村笛 喧々緑樹中 晩来人尽散 月澹暮春風
「(中丸子村)農夫石五郎【原氏】が家に大原明神とて鼓うち、笛吹ならし、巫女をよびて神楽をなす」
 〈原石五郎参照〉
「水を治ることば  夫水を治るの道は、その川水のながれゆく(長文のため、以下略)
 ながれゆく罔象の神にまかせなば淵瀬かはらず岸もくずれず
 これは中丸子村の里正団之丞がこふにまかせて書て贈れるなり」
玉川余波
調布日記
②143
②145
⑨246
文化6年
1809/03/15
まんねんばし
万年橋
「江楼 〈東江第一橋は万年橋〉
 西嶽三叉水 東江第一橋 翠簾遮鷁舫 青旆傍魚標 漕運新陳粟 人随早暮湖 満城歌吹海 輸却月中簫」
南畝集17
漢詩番号3278
⑤136文化6年
1809/11/
まんねんひ
万年樋 (水道橋)
「寄万年樋祝 うごきなき万年樋の岩間よりひくや千箱の玉川の水」巴人集②428天明4年
1784/01/