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名所編　【あ】大田南畝（四方赤良・蜀山人）の詩・狂歌　〔名所編〕大田南畝関係

【飛鳥山】（あすかやま）　◯は欠字、◎は表示不能文字

 

目的詞書・詩歌出典巻・頁年月日



遊山「飛鳥山に遊びて感有り
　春風曾記旧花源　鶏犬相迎処々村　路自巣鳬通北郭　山凌飛鳥望西原　群芳気暖開千樹　独酌杯空冷一樽
　多少絃歌人已散　丁々伐木送黄昏」		南畝集１
漢詩番号0041		③16明和9年
1772/03/



遊山「春日、飛鳥山に遊ぶ。花未た開かず飛鳥山西皇子陂　歩随春日共遅遅　予知万樹花水処　正是千村雪満時」南畝集３
漢詩番号0341		③122安永4年
1775/02/



花「春日、飛鳥山に遊ぶ
　稍辞城北郭　茅舎出疎籬　苔古庚申塚　水廻皇子陂　欣欣花木秀　渺々夕陽遅　遊戯皆紈袴　無人解読碑」		南畝集６
漢詩番号1254
杏園詩集続編		③431
⑥82		天明5年
1785/03/



花「春日、飛鳥山に遊ぶ　山随飛鳥入　心逐落花狂　一酔何須去　春風白日長」南畝集７
漢詩番号1344		③465天明7年
1787/03/
 


花「飛鳥山に花を看る
　飛鳥橋東飛鳥山　行追飛鳥入花間　花間酔臥香茵上　傾尽清樽不擬還」		南畝集８
漢詩番号1527		④13寛政1年
1789/03/



花「飛鳥山に花を賞す
　飛鳥山長在　無音水自流　曾移芳樹好　偏見白雲浮　羅綺穿花語　王孫藉草留　唯耽糸竹興　不解采真遊」		南畝集８
漢詩番号1599		④38寛政2年
1790/03/



花「飛鳥山に遊べば、花已に謝せり。慨然として詠を成す
　行追飛鳥入花蹊　雨後春陰緑葉斉　白点無音河上水　紅為六石坂頭泥」		南畝集８
漢詩番号1612		④42



遊山「飛鳥山【鳴鳳卿、飛鳥山の碑銘を勒す。宮、裘を賜ひて焉を賞す】
　飛鳥山頭夕日幽　猶余片碣傍林丘　稲田漠漠黄雲色　自似詞臣旧賜裘」		南畝集８
漢詩番号1699		④71寛政2年
1790/09/



遊山「秋日、飛鳥山に遊ぶ郊天玉露満林彫　一径蓬蒿逐采樵　憶昨千花山上色　独余飛鳥望寥々」南畝集９
漢詩番号1809		④112寛政4年
1792/08/



花「金輪寺より飛鳥山に至る。桜花未だ開かず　（詩なし）」南畝集１３
漢詩番号2246		④252享和3年
1803/02/17



遊山「春夜、飛鳥山に上る　（詩なし）」南畝集１３
漢詩番号2250		④253享和3年
1803/02/21



遊山「三日、郊行　其五飛鳥之山何坦迤　花飛細草没新碑　一群遊騎繁華子　直指橋頭二酒旗」南畝集１６
漢詩番号2886		⑤16文化3年
1806/03/03



花「花時、遍く諸園に游ぶ　其の五飛鳥山花蔭草莱　香飛王子玉楼台　行窮瀑布分流路　一樹辛夷隔岸開」
「ふもとに二木の大きなるがありしが、今は枝折れて見所ない。（中略）松のみどりのみうるはしくみゆ。滝のもとのおりたちて花をみるに、八重のみ多くていまだひらかず」		南畝集１６
漢詩番号3148
一話一言28		⑤94
⑭56		文化5年
1808/03/16



遊山「初冬、家を携へて飛鳥山に遊び、酒楼に過飲
　飛鳥川西瀑布川　々流曲々遶欄前　遠峰黛色横青靄　短壑丹楓破翠煙　望旆且沽壚上酒　携家不惜枝頭銭
　酔州盤散人休笑　潦倒残生六十生」		南畝集１６
漢詩番号3218		⑤115文化5年
1808/10/



花「三月初七、弟島崎栄名・孫畯と同じく郊行　其四
　飛鳥山辺飛鳥橋　桜花如雪々盈枝　扇屋和風飄酒旆　蝦楼斜日射魚標」		南畝集１９
漢詩番号4010		⑤351文化12年
1815/03/07



花「飛鳥山の花雨風の音なし川のひまに見よ花のさかりはけふかあすか山」六々集②230



遊山「暮春、諸酒伴と同じく重ねて飛鳥山に遊ぶ
　青々隴麦未斉腰　道潅皇陂取路遥　水曲無音誰掲浅　山頭飛鳥已遷喬　柳迎酔客翠籃轝　花点歌鬟金歩揺
　釃酒班荊求美蔭　常山双黛逼人嬌」		南畝集１９
漢詩番号4025		⑤354文化12年
1815/03/



遊山「初冬、家族を携へて飛鳥山に遊び、酒楼に過飲す
　飛鳥川西瀑布川　々流曲々遶欄前　遠峰黛色横青靄　短壑丹楓破翠煙　望旆且沽壚上酒　携家不惜杖頭銭
　酔帰盤散人休笑　潦倒残生六十年」		南畝集１９
漢詩番号4194
同4195		⑤400文化13年
1816/10/



遊山「早春、郊行　其二飛鳥無音水自斜　満山桜樹未開花　更尋王子三孤廟　独酔黄公一酒家」南畝集１９
漢詩番号4250		⑤415文化14年
1817/01/



花「暮春、飛鳥山に遊ぶ飛鳥山頭望旧園　節過芳歇緑陰繁　花蹊寂々看碑客　麦隴青々隔水村」南畝集２０
漢詩番号4528		⑤499文政3年
1820/03/



花「三月初七、弟島崎 栄名・孫畯と同じく郊行す
　万紫千紅取次看　和風不復怯春寒　垂糸嫋々桜花外　一片氷肌対玉蘭」
「其の二　沃桃穠李遥林　日射黄花満地金　独倚山王壇上望　風光草際澹浮沈」
「其の三　緑疇中断見荒川　々上晴光匹練懸　羅綺欲追飛鳥迹　徘徊来去百花前」
「其の四　飛鳥山辺飛鳥橋　桜花如雪々盈条　扇屋和風飄酒旆　蝦楼斜日射魚標」		南畝集１９
漢詩番号4007-10
⑤350文化12年
1815/03/07



花「暮春、諸酒伴と同じく重ねて飛鳥山に遊ぶ
　青々隴麦未斉腰　道潅皇陂取路遥　水曲無音誰掲浅　山頭飛鳥已遷喬　柳迎酔客翠籃轝　花点歌鬟金歩揺
　釃酒班荊求美蔭　常山双黛逼人嬌」		南畝集１９
漢詩番号4025		⑤354文化12年
1815/03/



散策
探梅		「早春郊行　歩屧遅々率意来　村園処々得新梅　一団瓢有西行像　昔日山翁逝不回」
「其の二　飛鳥無音水自斜　満山桜樹未開花　更尋王子三孤廟　独酔黄公一酒家」		南畝集１９
漢詩番号4249-50		⑤415文化14年
1817/01/



「暮春、飛鳥山に遊ぶ　飛鳥山頭望旧園　節過芳歇緑陰繁　花蹊寂々看碑客　麦隴青々隔水村」南畝集２０
漢詩番号4528		⑤498文政3年
1820/03/






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