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   名物編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌〔名物編〕   大田南畝関係
     (動物・植物・食物・器物・鉱物等)
  【わ】※◯は欠字、◎は表示不能文字
名物詞書・詩歌出典巻・頁年月日
わとうし
和唐紙
「和唐紙に物かけといふ人に 和唐紙にものかくことは御免酒にこはだのすしや豆腐つみいれ」放歌集
千紅万紫
②160
①245
文化8年
1811/07/
わかざり
和飾り
「焼絵にて輪かざりを画きしに 輪かざりの門の松帆の浦ならでやくや藻塩のほだわらもあり」七々集
万紫千紅
②252
①288
文化12年
1815/08/
わかさんじん
和歌三神
「人丸・赤人・玉津島の御影を今様の女風俗にゑがきて、木阿弥・ないし・やつがれにわかちて、たゝえごとを乞ものありし中に、人丸をよめる 何やらん硯引よせかきのもとのまうちぎみならたれもねたしな」巴人集②420天明3年
1783/10/
わかな
若菜
「俎板若菜 まないたの小口にはれる青紙の色も若菜におよぶ物かは」
〈『狂言鴬蛙集』(天明5年刊)所収。『蜀山百首』①307『清好帖』⑳355〉
巴人集②428
②464
天明4年
1784/01/
「馬蘭亭の会 題 雪中若菜 せりなづな五行たんばの雪よ雪ふれやふれ/\鈴なすゞしろ」細推物理⑧341享和3年
1803/01/07
わな
罠(狐狸)
「狐狸のわなをかけて、盃と封じ文と小判あり、かたへに秋草の花さかりなる画に
 酒色財の三つは張秉子が惑はざるところ、蘭菊の叢は狐狸のかくるゝ所、人々睫に唾つけて
 まちあみの圏にかゝる事なかれ
  酒のまず女にうとき人もあれどこがねをすつるものはあらじな」
紅梅集②358文政1年
1818/12/
わらび
「早蕨 早蕨のにぎりこぶしもあてられずめでたく笑ふ山のかほには」めでた百首夷歌①73天明3年刊
1783/01/
「蕨 早蕨のにぎりこぶしをふりあげて山の横つら春風ぞふく」巴人集②445不明