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   名物編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌〔名物編〕   大田南畝関係
     (動物・植物・食物・器物・鉱物等)
  【そ】※◯は欠字、◎は表示不能文字
名物詞書・詩歌出典巻・頁年月日
ぞうか
造化
「題しれず 蚕きせ米をくはせて花までも見よと造化のいかい御造作」巴人集拾遺②481文化7年
1810/03/
そう
「箏を聞く 小払十三絃 一絃一柱 但聞簾外音 不見窓中女」南畝集5
漢詩番号0760
③264安永9年
1778/01/
「箏を聞く 梅花幾処笑春風 日々駆馳朝市中 此夕利逢馴尽酔 半生心事在糸桐」南畝集9
漢詩番号1834
④120寛政5年
1793/01/
ぞうにもち
雑煮餅
「春日泉亭詠雑煮餅狂歌序 (菅江狂歌会)
 しのはずの池の氷、風やゝわたり、広小路の鉢の梅、雪なをのこれる比、あづまのひえの山んを、はつかばかりかさねてむゆかといへるむつきの末、あけら館のあるじの門にあそべる人ら、うしのつねにかきすさめる、のゝ字なすまとゐせんとて、これかれけいめいす。(中略)
 いもが子の髪の毛ほどな青昆布につなぐ礼者の大ざうにもち」
四方のあか①159天明6年
1786/01/26
そおうきん
祖翁巾
「おほぢの頭巾孫のきて、親のくつはくいたいけさと、うたいしむかしのむかし/\、いちがさかへた去年の暦、ふるきをしのぶよすがともなれかしと、沅湘日夜東に流れし反古ども、西川氏のとりあつめて、尤もらしき一帖とす。をだまきの糸くりかへしみれば、まきもくのひばらかゝゆるばかりになむ  乙卯夏日、巴人亭しるす」巴人集②448寛政7年序
1795/04/
そがまつり
曾我祭
「曾我祭雨【五月十二日、孫彦会】 曾我祭いりくる人も俄雨なんだ/\と声のしきり場」巴人集②404天明3年
1783/05/12
「曽我祭をよめる 宮はしら建て久しき四のとしさつきの廿日あまり八の日」
〈曾我兄弟の仇討ちは建久四年五月二十八日〉
をみなへし②21文化6年
1809/05/
「曽我祭 曽我祭なんだなんだと人とはば難波の俄江戸の吉例
 曽我祭しきせおしまぬ村千鳥雀おどりにまさるばん三津
 坂東三津五郎、千鳥の模様のしきせ多し」
紅梅集②368文政2年
1819/05/