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   名物編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌〔名物編〕   大田南畝関係
     (動物・植物・食物・器物・鉱物等)
  【に】※◯は欠字、◎は表示不能文字
名物詞書・詩歌出典巻・頁年月日
にじ
「文殿のはしらたてし日、虹のみへ侍りければ
 わが家のいろはしら立ひさかたの空よもにじをたたてこそみれ」
巴人集②458天明3年?
1783?
「六月五日の作 已経朝隮雨 又指蝃蝀東 三伏無炎熱 凄其薄暮風」南畝集20
漢詩番号4477
⑤484文政2年
1819/06/05
にょいほうじゅ
如意宝珠
「如意宝珠 物ごとに意のごとくかなへるをさして宝珠のたまとこそいへ」あやめ草②86文政4年
1821/06/
にわか
俄 (吉原)
「京町にて、にはかといへるたはぶれに、わだつみのむすめのかたちをうつせしかば
 京町のにはかはなんだ竜王ときゝしにまさる波のおと姫」
〈南畝の『半日閑話』安永5(1776)年8月記事に「吉原にて俄といへる戯大に流行す、中の丁に埒をゆいたり」(⑪400)とあり。南畝の『金曽木』によると、『名月余情』朋誠堂喜三二の序に「速戯(ニワカ)を翫ぶことは、明和四つのとし亥の秋にして初て起れり」(⑩314・明和4年は1767)とある由〉
巴人集②414天明3年
1783/07/
「(八月)廿日 北の里中村屋が」もとにて、俄のたはれをみる(略)俄にいでし歌妓のうち、玉姫いなりといへることにうるはしきを、四人ばかり呼いれて、二挺の鼓をならし、三線をひかしむ
 五街灯月簇歌児 一様新粧祭玉姫 俄頃変成歌吸海 凌波羅韈歩遅々」
細推物理⑧390享和3年
1803/08/20
「俄見物をよめる 見物は江戸町の人さらになくみんな木篇に京町の鳥」七々集②249文化12年
1815/08/