Top        浮世絵文献資料館  浮世絵師総覧
 
  名物編大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌〔名物編〕  大田南畝関係
    (動物・植物・食物・器物・鉱物等)
 【ひ】※◯は欠字、◎は表示不能文字
名物詞書・詩歌出典巻・頁年月日
ひがんざくら
彼岸桜
「彼岸桜 山寺の彼岸桜にくる数珠はしだれ桜の花の長房」〈天明5年刊『狂言鴬蛙集』所収〉巴人集②465天明4年
1484/03/
「彼岸桜 東叡山中彼岸桜 黒門開処白雲生 香煎一服松原上 各出吸筒為酒盛」巴人集拾遺②496文政2年
1819/
ひくいどり
火喰い鳥
「食火鳥 あつき日に水こひ鳥もあるものを火をくふ鳥もなどかなからん」
〈文化4年11月1日、姫路侯の邸宅にて一見(『一話一言』)⑬474〉
をみなへし②29文化4年
1807/11/01
ひさご
瓠 (瓠)
「長瓠銘 瓠子夕顔五条露 蕉翁朝飯四山烟」あやめ草②69文化7年
1810/03/
「瓠子 閑庭栽瓠子 翠蔓覆柴門 庸僕不知事 一朝断本根」南畝集18
漢詩番号3813
⑤293文化10年
1813/08/
ひつじ
「寄羊恋 あかつきのかねにちぬれる誓詞さへうしや羊にかへられし身は」
〈天明5年刊『狂言鴬蛙集』所収〉
巴人集②466天明4年
1784/
ひつ
「戯れに飯櫃に題す 宿舂遊百里 莽蒼足三飧 飯顆山前客 唯須咬菜根」南畝集14
漢詩番号2434
④310文化1年
1804/03/
ひな
「初雛賦 門びらきの御祝儀すみ、真綿のつむのもてあさびもの所せく、桃のやう/\咲そむる比、このこのこゝにとつぐへぎひいなあそびの調度もとめんと、十軒店の二階に雲の上の雲をつかみ(後略)
 樟脳の匂ひもまだき箱入りのむすめのことしけふが初雛」
四方のあか①164天明8年刊
1788/01/
ひなにんぎょう
雛人形
「舟月玉山が雛のうた むさし野の原舟月にすべらぎのみやこどりかも玉山の雛」六々集②228文化12年
1810/02/
「雛 雛と雛鶏合せんむさしのの原舟月に皇都玉山
    はまぐりのあさつき鱠玉山舟月雛やいかがみるらん」
七々集②302文化13年
1817/03/03
ひばり
雲雀
「雲雀 舞ひ雲雀篭の鳥屋が手に落てかふ直も高くあがりこそすれ」をみなへし
万載狂歌集
②8
①8
明和?
天明3年刊
1783/01/
ひまわり
向日葵
「向日葵を詠ず【一に西蕃葵と名づく】
 林間赤日三竿出 簷外黄英一丈高 想得西蕃花布上 奇紋如此染為袍」
南畝集18
漢詩番号3916
⑤321文化11年
1814/08/
ひむろ
氷室
「歌合の中に氷室 去年から気をはりつめし氷室守今夜は心とけ/\とねん」万載狂歌集
巴人集
①8
②446
天明3年刊
1783/01/
ひもも
緋桃
「蠟月の緋桃 蝋月芳菲気候違 盆中一樹奪天機 獼猴不及桃花犬 却笑君恩有賜緋」南畝集20
漢詩番号4514
⑤494文政2年
1819/12/22
ひるがお
昼顔
「昼顔 朝顔夕顔外 不入歌人料 宰予昼寝顔 糞土墻辺咲」巴人集拾遺②496文政2年
1819/
びんぼう舟
貧乏舟
「びんぼう舟賛 短夜の百のねむりのみなねむり波のらず船の音のわるき哉」巴人集②444文化1年
1804/