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   名物編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌〔名物編〕   大田南畝関係
     (動物・植物・食物・器物・鉱物等)
  【え】※◯は欠字、◎は表示不能文字
名物詞書・詩歌出典巻・頁年月日
えしき
会式
「会式 家々にかざる小春のつくり花としやおそしの御影講中」巴人集②395天明3年
1783/03/
えぞぎく
蝦夷菊
「蝦夷菊 わが国の東籬のえぞぎくは北の海をやわたりきぬらん」紅梅集②356文政1年
1818/10/
えぞざいく
蝦夷細工
「蝦夷細工の飯匙に 駒の爪つがるの奥のえぞ人の髭上てくふめしやもるらん」七々集②266文化12年
1815/10/
えぞざくら
えぞ桜 (伊勢・関)
「京極黄門のふりすてがたき花のかげとの給ひし木を、えぞ桜とて今も猶のこれり
 言のははえぞしらぬ身もすゞか山年ふるはなのもとにこそよれ」
改元紀行附録
南畝集12
漢詩番号1948
⑧138
④160
享和1年
1801/03/07
えぞゆり
蝦夷百合
「ある人の【欄外。荒井氏也】のもとより蝦夷の黒百合の苗をおくれるに、月草の花さきけるもおかしくて
 黒ゆりがさくかとおもひつきくさのうつろひしとはゑぞしらぬ事」
七々集
万紫千紅
②247
①284
文化12年
1815/08/
えだまめ
枝豆
「枝ぶりも桂おとことまめ男いづれ風月の才はじけたり」狂歌才蔵集
下里巴人巻
①42
⑱601
天明5年
1785/08/19
えちごじし
越後獅子
「越後獅子 謙信も軍が下手であるならばまづ鏡磨さて越後獅子」あやめ草②98文政5年
1822閏01/
えと
干支
「庚申 みずきかずいはざるみつを守りなば三尸の神も感応の編」
「甲子 甲子にうち出の小槌うち出て数の宝をまかきやらの神」
「己巳 つちのとのみまちに願をかけまくもかけてぞいのるくちなはの神」
七々集②299文化13年
1817/02/
えんしゅうしぶきょう
弇州山人四部稿
「丙寅初秋、弇州山人四部稿を得たり。喜びを紀す
 少小曾遊観海門 案頭書帙目中存 弇州四部応須読 七十猶能記緒言」
〈『弇州山人四部稿』は明の王世貞の詩文集。観海は松崎観海〉
南畝集20
漢詩番号4392
⑤460文政1年
1818/07/