Top      浮世絵文献資料館 名物編
 
   名物編 【か】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔名物編〕大田南畝関係
  【蛙】(かわず)◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・漢詩・狂歌出典巻・頁年月日
「池亭、蛙を聞く。深字を得たり 漭沆滄池積雨陰 更添潦水草莱深 俯徳亭下蛙鳴響 不仮人間鼓吹音
「又。幽字を得たり 孤亭斜倚曲欄幽 雨漲山池澹不流 誰道蛙声朝野異 殷勤側耳此相求」
南畝集1
漢詩番号0046・7
③18明和9年
11772/04/
「蛙 草莱都不剪 庭上乱鳴蛙 似和愁霖唱 誰知独夜懐 曾聞産沈竃 但見近空階
 不必陳蕃意 聊憐鼓吹佳」
南畝集3
漢詩番号0479
③167安永5年
1776/04/
「蛙の賛  花になくうぐいすにともなひては、催馬楽のちからなくして、あめつちをも動かすべく、月のかつらもをりをえては、不死の薬をまどかにして、おのがよはひも久かたなく香山の石となるとも、ゆめ/\鄭門の蛇にならふことなかれ」四方留粕①213未詳
「蛙叩戸【牛天神下、山道高彦会】
 春の夜の蛙合戦やぶれてや柴の戸たたく水の落武者
 なく声はあまた戸口をたたけども蛙のつらへ水をかけかね」
巴人集②392天明3年
1783/02/
「蛙を聞く 行年七十読書生 万巻珍奇擁百城 両部鳴蛙多鼓吹 為私鳴不為官鳴」南畝集20
漢詩番号4604
⑤520文政4年
1821/05/