Top      浮世絵文献資料館 名物編
 
   名物編 【か】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔名物編〕大田南畝関係
  【雁】(かり)◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・漢詩・狂歌出典巻・頁年月日
「帰雁 春風数行雁 目送帰心切 忽入杳冥中 都為一片雪」南畝集3
漢詩番号0342
③121安永4年
1775/03/
「病中、雁を聞く 数声新雁向南帰 病裏秋風信不違 欹枕牀頭空展転 無由随汝一翻飛」南畝集3
漢詩番号0415
③144安永4年
1775/09/
「帰雁 幸若のお礼めでたくしまいつつともにこしぢへかへる鳫金」めでた百首夷歌①73天明3年刊
1783/01/
「鳫 かうがひをとりて鳫々みつ口の跡のが先へすすむめでたさ」
〈竹久夢二『ねむの木』所収の童謡に「雁々みつくち後の雁先になつたら笄とらしよ」〉
めでた百首夷歌①77天明3年刊
1783/01/
「帰雁 一双寒影度汀洲 目送春風万里流 莫向瀟湘江上去 夜来瑶瑟不堪愁」南畝集7
漢詩番号1315
③455天明6年
1786/03/
「舟夜、雁を聞く
 帰舟不可放 信宿秋江辺 忽有鴻声度 偏驚客裏眠 含声何処起 繋帛為誰伝
 一夜篷窓底 如経十九年」
南畝集8
漢詩番号1690
④68寛政2年
1790/08/
「時をしる鳫や越路に帰るらんけさまで寒く雪はふれども」巴人集②448文化1年?
1804/?
「隅田川雁 すみだ川のちのあしたも細見の山形なりにわたるかりがね」放歌集②203文化9年
1812/10/
「大空にかりかりかりの声するはたが書出しやかけてきぬらん」蜀山百首
清好帖
①310
⑳367
文化15年刊
1818/01/
「帰雁 秋冬をこしぢの帰雁とびたてばじたんだをふむ石亀ぞうき」あやめ草②100文政5年
1822/03/