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   寺社編  大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔寺社編〕    大田南畝関係
  【ち】
寺社名詞書・詩歌出典巻・頁年月日
ちおんいん
知恩院 (京都)
「華頂山 詩なし」 〈『改元紀行』記事⑧127〉
「知恩院にいりてみるに、山門に華頂山といへる額あり。八重一重の花さきみだれて、雲にわけいる心地す」
南畝集12
漢詩番号1957
④162享和1年
1801/03/10
ちのてんじん
茅野天神 (芝)
「歳暮、茅野天神祠に梅を看る。祠上、仁斎の北野の詩を題す。因つて其の韻を次ぐ
 茅野疎枝横白雪 縁山精舎布黄金 清香不尽菅祠下 残蝋偸春歩淡陰」
南畝集16
漢詩番号2852
⑤5文化2年
1805/12/
ちょうおんかく
潮音閣
「仏滅の日、潮音閣に登る
 東海潮音閣 西天仏滅時 登臨沙界尽 俯仰歳年移 不極恒河地 安知積水涯 千帆遥出没 二総自逶迤
 駅路連金水 人家接玉芝 雲霞看且麗 土女此相随 已感青春半 猶憐白日遅 誰攀双樹下 拈得落花枝」
南畝集3
漢詩番号0335
③120安永4年
1775/02/15
ちょうこくじ
長谷寺 (麻布)
「好花坊糸桜歌三十首 二番 麻布 長谷寺 いとざくら花も霞にこもりくのはつせり春をうつす木のもと花見の日記⑧47寛政4年
1792/03/
「冬日、菊池 習 博甫・榊原 敬文 子礼と同じく普陀山長谷寺に過る
 行過姫子坂 更入普陀山 霜染紅辺緑 官偸忙裏閑 不逢僧侶過 唯見牧樵還 陸地為南海 儼然大士顔」
南畝集16
漢詩番号3219
⑤115文化5年
1808/10/
「普陀山長谷寺、石を畳ねて山と為し、花卉を点綴す。石刻の「山気日夕に佳なり」の字を建つ。山、児戯に近し。字も亦俗悪。敢へて即事を書す
 畳石栽花豈雅懐 長林豊草足清斎 混沌鑿竅蛇添足 山気何為日夕佳」
「(三月)廿九日より五月廿九日迄、青山普陀山長谷寺にて、京都清水円養院観世音開帳。霊宝多し」
南畝集18
漢詩番号3620
壬申掌記
⑤238
⑨549
文化9年
1812/03/
「麻布長谷寺に清水観音の開帳あり。梅窓院のうしろより田の中の溝をこへて参るとて
 蛙飛ぶ田道あぜ道清水のお開帳へと心はせ寺」
放歌集②185
ちょうせんいん
長泉院 (目黒)
「夏晩、関叔成と同じく西郊に遊ぶ。
 驪山西北隔松杉 蓮満清地樹遶巌 日夜長泉流不尽 儼然濁世一精藍 右長泉律院」
南畝集6
漢詩番号1218
③419天明4年
1784/06/
「春日、徐徳卿・井子卿・鈴一貫と同じく西郊に遊。五首
 新開精舎近驪山 初地風光物自閑 芳樹垂糸千条麗 疎松遶径一僧還 台高碧瓦明霞外 草遍青郊落照間
 裊裊細泉流不尺 長伝法水此潺湲」
 右、長泉律院
南畝集8
漢詩番号1589
④33寛政2年
1790/02/
「長泉律院 (夏日、弟栄名・男倣・甥義方と同じく郊行す)
 三十年前此肇基 山通虚牝近玄驪 径擎松蓋風将起 葉捲荷珠露未移 燕子時窺持律室 活東斉泛放生池
 自従結草開初地 一脈長泉無尽時」
南畝集13
漢詩番号2125
④214享和2年
1802/05/
ちょうめいじ
長命寺 (向島)
「秋夜、長命寺に集ふ  詩なし」南畝集4
漢詩番号0680
③236安永8年
1779/07/