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   人事編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔人事編〕    大田南畝関係
     (世相・流行・生業・見せ物・飲食等)
  【う】
事項詞書・詩歌出典巻・頁年月日
うけ
有卦
「有卦の祝に 福の数七ツにみてる幸をけふよりうけの年は来にけり
「同祝にふもじ七ツかさねて うけにいる数はなゝとせ何事もわらふてくらせふゝふふゝふゝ」
あやめ草
千紅万紫
②74
①235
文化7年
1810/05/
「壬午のとしさつき九日、土性水性の人有卦に入とて、謡曲のふの字の上にあるを七ッゑらびて扇にゑがきて歌よみてよとこふ。その中に、
 伏見の翁 蘭奢待ありとやきくの花もちて寺のたつまで伏見の翁
 藤戸   宇治川のふちせのふかいあさいをばふゝふふつふつ人にかたる
 富士太鼓 ふじ浅間烟くらべん今までの五年の無卦に七年の有卦
 船橋   駒とめて水かふ事はまづよしにせいの詞の雪の夕ぐれ
 船弁慶  弁慶がいが栗あたま知盛が烏帽子に勝てあとはしら浪
 有卦のいはひのうた 七年のうけにいるべきうけ合は七なん即滅七ふく即聞」
をみなへし②48文政5年
1822/05/09
うしてんじん
牛天神
「牛天神のみやゐの歌に雪の中なる紅梅を見侍りて
 雪ふれば天神様の宮よりも紅葉殿のいろもゑならぬ」
「おなじ玉がきのほとりに、はこたるゝ人を見侍りて
 天神もうしとはさぞや思ふらん枝をたれたる梅の下くそ」
巴人集甲辰②432天明4年
1784/02/
うらぼん
盂蘭盆
「盂蘭盆 かけ乞のみるめかぐはなうるさくて人に忍のうら盆もがな」をみなへし
万載狂歌集
②4
①8
天明3年
1783/01/
うらみ
恨み
「恨 ゆく末をめでたく契る心よりかはひかはひのうらみもぞする」めでた百首夷歌①82天明3年刊
1783/01/