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   人事編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔人事編〕    大田南畝関係
     (世相・流行・生業・見せ物・飲食等)
  【て】
事項詞書・詩歌出典巻・頁年月日
てならい
手習い
「出精行
 建部源蔵草紙を望めば 大方水を懸けて乾く時無し
 店賃高直門人絶ふ 扇子到来知んぬ是れ誰そ

 建部源蔵は手習師匠の名【菅原伝授手習鑑】にみゆ。古歌に、てならひはさかにくるまをおすごとくゆだんをすればあちへもどるぞとあるに、大かたさうしに水をかけてならはむ子供をいふ。扇子は弟子入のしるしなり「論語」にもそれみづから束脩以上を行へばとありやす」
通詩選諺解①491天明7年刊
1788/01/
でんきょ
田居
「田居
 時雨灑公田 膏沢及我私 方茲春事起 丁壮把鉬犁 日出就畎畝 日入帰茅茨
 息我翳桑下 農談相与期 各勤耕稼事 無後租税時 不飢能卒歳 何願有余資
 南東二傾田 桑麻一区宅 聊貪容膝安 優游愛農隙 後園懸桔槹 前牀事紡績
 蚕糸可御寒 鶏黍足供客 我酒又已熟 銜杯自相適 問君百年間 多為物所役
 労心無止足 富貴亦何益
 其の二
南畝集1
漢詩番号0144-5
③41明和9年
1780/10/
てんらんかい
展覧会
「暮春廿日、谷文晃諸友に約して古画を南泉寺に展観す
 南泉精舎借簷楹 詩自無声画有声 乍見雲煙眼前起 還聞百鳥耳辺鳴」
南畝集14
漢詩番号2439
④310文化1年
1804/03/20