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   人物編Ⅰ  大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌〔人物編Ⅰ〕   大田南畝関係
  (浮世絵師・狂歌師・役者・遊女・芸者等、当世の人物)
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人名詞書・詩歌出典巻・頁年月日
へいへいさんじん
平々山人
「平々山人伝
 無量無偏王道平々たりとは洪範五行の大雑書にしるし (中略) 経史の糟粕平太郎が棟にみち、稗官野乗の稗々々史平楽寺の古を思ひ (中略) 平砂に落る雁金や青山堂の千巻文庫、あらゆる図書を左右にして、平日平話の宣平法皇、太平楽をのぶるのみ。
  文化八のとし辛未卯月甲子の日、あたり近き伝通院大黒殿のみまへにしるす」
放歌集②153文化8年
1811/04/17
へそ の あなもり
臍 穴守
「臍穴禅師によみてつかはしける
 咄臍の穴もり禅師物とはんそも三寸のしたは如何と
 返し 臍穴守 かくすべき臍の穴もり見つけられ舌三寸のまうしわけなし」
狂歌才蔵集①49天明7年刊
1787/01/
「臍穴守禅師におくることば
 もろこしに青州に臍県あり、わが近江に臍村あり。天竺にては黄金のはだえに、臍くり金をたむるとかや。そも/\四支九竅の必要を考え、この一物の不用をなげく事は、自堕落先生の臍人の説、也有翁の臍の頌に事ふりにたれど。名にしおふ臍の穴守禅師、臍下に心をつけて、口から出臍の文をこふ。よりてすがしりの臍のなまぐさきをいとはず、臍かはらけのさしも草、たゞたのまれし口ふさげに、いさゝか臍の垢をひねるにこそ
 ざれごとにお臍の笑ふ声きけばあななき笛の心地こそすれ」
四方のあな①168天明8年刊
1788/01/
へづつ とうさく
平秩 東作
「卯月の比、へづつ東作たび立ちける時、梅桜松のゑをおくるとて
 最明寺ときならぬ雪の鉢の木やせたるうまのはなむけとみよ」
万載狂歌集①12天明2年
1782/04/
「東作入道を賀す
 白髪三千丈 桃を窃んで此の如く老ふ 知らず明鏡の裏 何れ処の大入道ぞ」
壇那山人
藝舎集
①457天明4年刊
1784
べんか
卞和
「玉の図に 卞和氏がほり出したる連城のたまは代金十五枚かも」放歌集
千紅万紫
②165
①247
文化8年
1811/09/