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　　　本人編　大田南畝（四方赤良・蜀山人）の詩・狂歌　〔本人編〕　　　　大田南畝関係


 　（述懐・家族・住居等南畝自身に関する詩・狂歌）

　 【ふ】※◯は欠字、◎は表示不能文字



事項詞書・詩歌出典巻・頁年月日



ふなゆさん
船遊山		「初冬、舟を汎ぶ。唐体に倣う
　軽舟如一葦　終日長河湄　容与須不繋　悠然任所之　初冬正蕭索　木葉辞霜枝　蔌々多黄落
　片々点清潴　廻望転閑暢　聊酌一酒巵　放歌和漁父　遡洄任楫師　酔来感何已　機息人不知
　寄言洲上鳥　吾心亦奚疑」		南畝集２
漢詩番号0307		③106安永3年
1774/10/



「舟中、瀕海苑を望んで作る
　朝辞南浦一孤舟　却望離宮映積流　地尽周家千里園　波揺軒帝五城楼
　滄溟色入天地闊　画棟雲連玉樹浮　時見魚竜争出没　風伝広楽引仙遊」		南畝集３
漢詩番号0470		③163安永5年
1776/02/



「秋日、舟を泛ぶ　鼓枻西風向海浜　富陵秋色気鮮新　江流曲入陂塘去　無数兼葭倚玉人」
（廿七日、柳長・焉馬・芸者お益・同豊島と屋根船にて遊船。深川にて阿波大杉八幡開帳を見、途中蘆の生い茂る川を通って本所の萩寺へ行き萩見物。玉人は芸者をさす〉		南畝集１３
漢詩番号2325
細推物理		④272
⑧385		享和3年
1803/07/27



「船を放ぶ。魚韻を得たり
　泥汚垂楊払沮洳　萍粘古木立舂鉏　悠然一放遊山舫　心入長江出小渠」		南畝集１６
漢詩番号3069		⑤71文化4年
1807//05/



「小舟にて近村に遊ぶ　倦読残書歩出門　呼舟下岸記潮痕　待罥漁父敲針子　一棹看過処々村」南畝集１６
漢詩番号3074		⑤73文化4年
1807/05/



「柳塘に舟を放ぶ。魚韻を得たり
　蘸水垂楊未貫魚　晩涼時放小舟初　陂塘欲尽江天外　万天星辰爛夜漁」		南畝集１６
漢詩番号3187		⑤106文化5年
1808/06/



ふけん
負喧		「負喧　黄綿襖子出　襖子定奇温　年小不経意　老来唯負喧」〈負喧は日向ぼっこ〉南畝集１９
漢詩番号4229		⑤410文化13年
1806/11/