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画賛編大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔画賛編〕大田南畝関係
【ゆ】※実際に揮毫したかは問わない。◯は欠字、◎は表示不能文字
画題画賛出典巻・頁年月日
ゆいまこじ
維摩居士図
「維摩居士図 文殊問疾一相逢 不二門高不可従 三万四千獅子座 看来方丈室中客」〈長崎滞在中〉南畝集15
漢詩番号2681
④385文化2年
1805/05/
ゆうがお
夕顔 (源氏絵)
「夕顔の巻の画に 夕顔のしろき扇をかいまみてそのつまいたうこがれこそすれ」巴人集②422天明3年
1783/11/
「夕顔の画に花も実もあり 六条の忍びありきの吸筒に惟光がもつ夕がほの花」六々集②223文化12年
1815/01/
ゆうがお
夕顔
「夕顔棚の下涼の絵に 万葉のうたにもみえず夫木にも夕顔棚の下すゞみ歌」あやめ草②90文政4年
1821/08/
ゆうじょ
遊女 (深川)
「深川遊女 深川のみじかき切ぞしられけるこま下駄の音一二さんばし」巴人集②403天明3年
1783/04/
ゆきのした
雪の下
「堀江町にて白団扇三十五本、児悠々子に絵をかゝしめ、狂歌を題す
 貝に雪の下 何やらん植し三浦の片貝は鎌くら山の雪の下ぞも」
細推物理⑧374享和3年
1803/06/19
ゆめのうきはし
夢浮橋
「夢浮橋のうたよめと人のきこえけるに
 物がたりふしんにつきて往来のたえてわたらぬ夢のうき橋」
紅梅集②378文政2年
1819/11/
ゆり
百合
「堀江町にて白団扇三十五本、児悠々子に絵をかゝしめ、狂歌を題す
 百合に黒き蝶 くろがねの弓や胡蝶と化しぬらん百合若どのの花の先には」
細推物理⑧374享和3年
1803/06/19