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   画賛編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔画賛編〕   大田南畝関係
  【そ】※実際に揮毫したかは問わない。◯は欠字、◎は表示不能文字
画題画賛出典巻・頁年月日
そうじょう
へんじょう
僧正 遍照
「僧正遍昭落馬の絵賛 われおちにきとの口どめも心もとなければ
 女郎花口もさが野にたつた馬僧正さんが落なさんした」
をみなへし②16天明1年?
1781/?
そうりょ
僧侶
「金埒がかける大般若六百巻転読の僧の画に
 大般若六百巻も何かせん金埒が歌ははだか百貫」
あやめ草②69文化7年
1810/03/
ぞうりうち
草履打ち
「草履うちの画に うつものもうたるゝものも奥女中かはら毛ならで毛沢山なり」あやめ草②97文政5年
1822閏01/
そうろうか
滄浪歌(漁父辞)
「題画 滄浪歌罷下江頭 天地飄飄一釣舟 芦荻花開秋水浅 坐看微月映清流」南畝集4
漢詩番号0648
③226安永8年
1778/03/
そうしゅう
荘周
「荘子に蝶のゑに 二三年已前に植し郭ちうのそうした黄菊としら菊の花」七々集②263文化12年
1815/10/
そがきょうだい
曾我兄弟
「富士に曽我の夜討 十二月画 五月
 兄弟が十八年のあまつ風時しらぬとは見へぬふじのね」
六々集②226文化12年
1815/02/
そてつ
蘇鉄
「蘇鉄のゑに 大きなる蘇鉄じやさかい妙国寺文珠四郎の多き鉄砂(テツズナ)」
〈『巴人集拾遺』は「~多きかな糞」妙国寺は和泉の堺にあり蘇鉄で知られる〉
七々集
巴人集拾遺
②253
②475
文化12年
1815/08/
そとうば
蘇東坡
「東坡篛笠図に題す 元祐朝廷朋党多 無如桀犬吠尭何 坡公篛笠誰相識 唯有一場春夢婆」〈篛は竹の葉。「老婦、年七十、謂坡曰、内翰昔日富貴、一場春夢。坡然之。里人呼此、為春夢婆」の逸話〉南畝集18
漢詩番号3888
⑤313文化11年
1814/03/
そぶ
蘇武
「蘇李泣いて別るるの図に題す
 千秋図画尚含姿 蘇李交情欲別時 一自河梁分手後 至今長誦五言詩」
南畝集4
漢詩番号0645
③225安永8年
1778/03/
「蘇武に題す 雖没胡天雪 猶持漢節旄 当年典属国 不羨雲台高」南畝集17
漢詩番号3431
⑤181文化7年
1810/11/
そりはし
反り橋
「住吉松にそり橋の画 すみよしの松風なりのそり橋はむべもみどりの中にみへけり」巴人集②421天明3年
1783/11/