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   画賛編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔画賛編〕   大田南畝関係
  【ろ】※実際に揮毫したかは問わない。◯は欠字、◎は表示不能文字
画題画賛出典巻・頁年月日
ろうし
老子
「老子牛に騎るの図 蒼姫衰世厭文繁 玄牝之門有道存 身委青牛杳然去 後人徒誦五千言」南畝集14
漢詩番号2447
④312文化1年
1804/05/
ろうそうれつ
老荘列子像
「老荘列の像に題す
 伏柱人誰識 猶竜道自存 不逢関令伊 寧説五千言  右老子」
 欲得逍遥遊 春風夢裏求 若非周化蝶 応是蝶為周  右荘子」
 当年列禦寇 至理得玄同 何処飄然去 長風度太風  右列子」
南畝集5
漢詩番号0782-4
③270安永9年
1780/04/
ろくじゅうろくぶ
六十六部
「(狩野休意の絵)同じく六十六部、矢立の筆にて堂のはしらにらく書する処
 らく書は無用といひし一寸のひまをぬすめる六十六部」
をみなへし②49文政5年
1822/06/
ろっぱいせん
六俳仙
「六誹仙女の画に 誹諧のうたも六くさの女郎花など男へしひとつだになき」をみなへし②29文化4年
1807/11/
ろっかせん
六歌仙
「和歌六仙図の賛 世盛如彼 才難如此 有婦人焉 五仙而己」杏園集
巴人集
⑥186
②450
安永8年
1779/
「六歌仙の画に 歌よみのむくさの中にをみなへしおとこ山にもまさる一もと」万紫千紅①268文化8年?
1811/
「休息六歌仙の画
 文屋康秀ゆかたにて、薄かいたる団扇をつかひて胸の風をいるゝる形かいたるに
 ふくからに汗のくさきの湯かたびらむべ団扇をやつかふなるらん
 僧正遍照ふらそこの口より酒のむ 女郎花口もさが野にたつた馬僧正さんが落なさんした
 小野小町べにをつけたる 花の色もうつらふ小野の小町べにわが身ひとつの口につけばや
 在原業平うつの山の十団子をくふ てんとうまいかしらをうつの山辺にも夢にもくはぬ十団子なり
 喜撰法師茶をたてたる 千服の茶の湯とちがひ我手前たつた一度と人はいふなり
 大伴黒主鏡をもちてけぬきに鼻毛をぬく
 かゞみ山いざ手にもちてみてぬかん鼻毛の長くのびやしぬると」
放歌集②199文化9年
1812/07/
ろっかせん
六歌仙 (狂歌)
「木あみ・内子・漢江・橘洲・白人・やつがれがかたちをゑがきて、六歌仙のすがたにせしを見侍りて、惣名代によめる〈漢江は朱楽菅江〉
 よも(四方)すがらあみ(網)ひくちえ(智恵)はからごろも(唐衣)きつるかん(漢)江の雪の白人」
巴人集甲辰②435天明4年
1784/02/
ろば
驢馬
「題画 驢馬馬山橋外 聯翩何所之 難将有声画 能尽無声詩」〈有声画は詩、無声詩は絵〉南畝集7
漢詩番号1390
③479天明7年
1787/11/