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画賛編大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔画賛編〕大田南畝関係
【に】※実際に揮毫したかは問わない。◯は欠字、◎は表示不能文字
画題画賛出典巻・頁年月日
にじ
苗代の虹
「苗代に虹の画 天のがは苗代水にくださんとあしたにのぼる虹のかけ橋」紅梅集②356文政1年
1818/10/
にしきぎ
錦木
「錦木をたつるゑに にしきゞは鬼木とともに朽にけり上総木綿かけふの細布」放歌集②183文化9年
1812/03/
にたんのしろう
仁田四郎
「仁田四郎野猪を刺すの図に題す 源大将軍猟 三周不二山 非君死誰手 暴猪出林間」南畝集19
漢詩番号4208
⑤404文化13年
1816閏08/
にょうぼう
女房
「十二月の景物に女の風俗ゑがけるに 十二月 市帰り女房
 浅草の市に女のたつ事は三十年も前方はなし」
七々集②285文化12/12/
にょさんのみや
女三宮
「女三の宮のゑに 柏木のゑもんつくらふ色男女三の宮の猫にひかれて」紅梅集②355文政1年
1818/10/
にわとり
「(小田原の宿のあるじ、うつし絵に歌かきてよとこふ)竹に鶏のかたかきたる
 くれ竹のよやあけぬらん一ふしのま長なき鳥の声ぞ聞ゆる」
小春紀行附録⑨101文化2年
1805/11/16
「鶏のゑに をさまれる御代はけつこうけつこうとおほめまうすもくだかけの声」万紫千紅①268文化年間
にんぎょう
人形
「土偶人画賛
 こゝろは功画師のごとく、画は泥塑人のごとし。
 静なる時は硯よりかたく、動く時は筆よりもはやし
 あらかねの土人形のあねさまをみていたづらにうごくゑごころ」
四方のあか①114天明8年刊
1788/01/