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   画賛編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔画賛編〕   大田南畝関係
  【な】※実際に揮毫したかは問わない。◯は欠字、◎は表示不能文字
画題画賛出典巻・頁年月日
なかむらうたえもん
中村 歌右衛門
「中村芝翫の舞台にてゑがける吃の又兵衛の像に
 上方の役者は性がきらひじやといはんとしては吃の又兵衛」〈中村座、七月興行「けいせい返魂香」〉
七々集
万紫千紅
②263
①292
文化12年
1815/10/
なす
茄子
「茄子を画けるに題す 愛此紫茄子 糟中醃且蔵 誰道老姑意 不令新婦嘗」南畝集13
漢詩番号2297
④265享和3年
1803/06/
「堀江町にて白団扇三十五本、児悠々子に絵をかゝしめ、狂歌を題す
 茄子 畠中にかねつけたるとちぎりなす一口茄子の名にや立らん」
細推物理⑧374享和3年
1803/06/19
「茄子のゑに 初夢にみてさへよしとゆふまぐれたがかねごとのかねつけてまつ」万紫千紅①271文化年間
1804~1817
なにわや おきた
浪華屋 お北
「浅草茶店の美人の図に題す【舗、浪華と号す】
 大悲高閣寺門前 車馬紛紛万井煙 中有北娘佳麗色 行人不惜餉茶銭」
南畝集9
漢詩番号1864
④130寛政5年
1793/07/
なめりがわ
滑川
「題滑川図 鎌倉青砥左 心共滑川清 何事一文惜 長伝百損名」万紫千紅
巴人集拾遺
①489
②489
文化12年
1815/01/
なまず
鯰 (瓢箪に鯰)
「瓢箪に鯰の絵に 高直なうなぎはくへず顔淵の鯰をさいて一瓢の飲」七々集②304文化13年
1816/03/
「鯰に瓢箪 ひさかたのひさごはあれど関東に鯰出来しは寛保のとし」紅梅集②366文政2年
1819/04/
なまよい
生酔い
「夷講、生酔が鯛を落したるかた 十二月画 十月
 あしたゝぬ神にあやかる夷講大なまゑひに落す生鯛」
六々集②226文化12年
1815/02/
なんごくじゅせい
南極寿星
「尾張のみたちにつかふまつれる岡田氏のもとよりかずの絵をかヽせて、これにたゝえごとをそへてよとてこされしうち(中略)
 南極寿星図 南極の星を三年まもりなば福緑寿ともそへてあたえん
 同じく   宝船いざよい風がふくろく寿あたまのゑてに帆をあげてみん」
をみなへし②14天明1年?
なんせんざんみょう
南泉斬猫
「南川斬猫画 東西であらそふとてもきることはよしなんせんか猫の迷惑」
〈「南泉斬猫」は禅宗の公案〉
をみなへし
千紅万紫
②44
①256
文化6年
1809/08/
なんてん
南天
「南天に寒菊のゑに 北面の窓の雪にやうごくらん南の天のともし火のかげ」七々集②254文化12年
1815/09/