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   画賛編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔画賛編〕   大田南畝関係
  【え】※実際に揮毫したかは問わない。◯は欠字、◎は表示不能文字
画題画賛出典巻・頁年月日
えいふじん
衛夫人
「衛夫人の図 一婦能充十乱臣 学書還有衛夫人 千里陣雲何隠々 古来彤管入図新」
〈東晋の衛夫人に筆法を論じた『筆陣図』あり。彤管は赤い舳の筆〉
南畝集19
漢詩番号4085
⑤371文化12年
1815/09/
えぐち
江口
「江口遊女、象に乗る絵
 江口遊君尻自重 普賢大象鼻何長 文珠若衆是馴染 不駐西行乞食坊
【欄外 現金にかひなばわづか百象のかりのやどりをおしむ君かな】」
七々集
万紫千紅
巴人集拾遺
②279
①295
②493
文化12/11/
えのきのそうじょう
榎の僧正
「榎の僧正のゑに 門前の榎をきりて木のはしの宿札かへてかけん僧正」紅梅集②324文化15年
1818/02/
えび
海老
 海老 (別資料)
えびす
夷・恵比寿
「蛭子賛
 聞道(キクナラク)西の宮蛭子の神 掛け鯛釣り得たり大江の浜
 浜焼きは潮煎(ウシホ)の味に及ばず 吸物塩梅(アンバイ)舌を打つ新なり」
壇那山人
藝舎集
①466天明4年刊
1784/03/
「夷の画に 釣上し赤女を横に抱きしめていつも心のわか夷かな」あやめ草②66文化7年
1810/03/
「恵比寿、鯛を荷ひて来る画に
 日本橋から三ぶといふ若夷かついて来たりあつらへの鯛」
あやめ草②77文化7年
1810/07/
えびす だいこく
恵比寿 大黒
「ゑびす大黒、万歳の太夫と才蔵のまなびしてまふかたかきたるに、たゝえごとをそへてよと、ある人のもとよりいひおこせしかば 福神のとく若ゑびす大黒はめで太夫どの御そく才蔵」巴人集②404天明3年
1783/05/
「大黒ゑびす二俵の米をさしあげたるかたかきたるに
 大黒のふめる俵を曲もちに布袋も腕をまくるなるべし」
七々集②272文化12年
1815/10/
えびすこう
夷講
「夷講、生酔が鯛を落したるかた 十二月画 十月
 あしたゝぬ神にあやかる夷講大なまゑひに落す生鯛」
六々集②226文化12年
1815/02/
「十二月の景物に女の風俗ゑがけるに
 十月 ゑびす講 下女 神代より赤女といへる魚の名に若えびすとてこしをぬかしつ」
七々集②285文化12年
1815/12/
えんま
閻魔
「閻魔 十二月画 七月 かりるとき地蔵なす時ゑんま顔うつてかはりしおもてうら盆」六々集②250文化12/02/