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   絵師編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔絵師編〕   大田南畝関係
  【ろ】※実際に揮毫したかは問わない。◯は欠字、◎は表示不能文字
絵師詞書・詩歌出典巻・頁年月日
さかい ほういつ
酒井 抱一
「花の屋道頼をとふ(中略)襖に屠竜子の画き給ふといふ一つの柿の実あり。あはぶれに筆とりて
 歌の道に熟したる人丸かぶりたつた一つの柿のもとにて
 落款は本店〔扇に「巴」字〕としるせり」
細推物理⑧372享和3年
1803/06/15
「春日、抱一君を尋ぬ 狂風処々起清芬 不是探梅偶訪君 幽谷孤鴬求友人 片時閑話洗塵氛」
「席上、画に題す 一枝白雪含春色 数朶黄金発歳蘭 莫道吏情誇老健 唯将酒力敵余寒」
南畝集19
漢詩番号3972-3
⑤341文化12年
1815/02/
「抱一君の梅のずあえの画に 如意如意と素枝の出しもとよりも宝珠のごとき梅の花さく」六々集②222文化12年
1815/02/
「抱一上人、月と鼈のゑに 大空の月にむすへるすつぽんの甲のまろきや地丸なるらん
 大坂にて鼈をまるといふ。看板に地丸とかき、又は◯と画しもあり。本草綱目釈名に団魚は俗名とあり
「同じく福禄寿に鶴 福禄寿みつの重荷に鶴一羽こづけをそへて一寸千年」
七々集②298文化13年
1816/02/
「抱一上人より三幅対の画讃をこひ来る
 中は遊女の形にして、花に権現の事をよむべきむねをこふ
 おいらんの中座の蔵王権現はこがねのみねの山にこそすめ
 左右は里の藝者の形して、手に桜の花をもてり。子守勝手の明神のうたよめといふ
 一きりに千代をこもりの神ならばいざせんばん香をたて直さばや
 いにしへの静がまへる法楽も花をもらふが勝手なるべし」
紅梅集②349文政1年
1818/07/