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   絵師編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔絵師編〕   大田南畝関係
  【い】※実際に揮毫したかは問わない。◯は欠字、◎は表示不能文字
絵師詞書・詩歌出典巻・頁年月日
いしかわ たいろう
石川 大浪
「初冬、石川◯◯大浪・建広載釣伯・佐万彦花禅・池桐孫五山・藤守重正斎と同じく
重ねて仁正寺侯の別業に遊ぶ。席上、大浪画く所の富嶽丹楓の聯句
 白雪千秋嶺 丹楓二月花 (覃) 白如美人粉 丹似我顔酡(五山)」
南畝集15
漢詩番号2731
④400文化9年
1812/10/24
「十月廿四日、仁正寺侯山荘(中略)同日、二歌妓盪舟失篙、大浪子戯画其状、五山題二句云、自慚不似一篙竹、唯我渠々不求(中略)大浪所画富嶽丹楓聯句
 白雪千秋嶺 丹楓二月花 南畝 白如美人粉 丹似我顔酡 五山」
壬申掌記⑨557
いしざき ゆうし
石崎 融思
「石崎融思が山水を画けるに題す
 風帆帰去入冥々 廻合江天列翠屛 樹背寒鴉千万点 波心落日一孤亭」
南畝集15
漢詩番号2730
④400文化2年
1805/閏08/
「崎陽の石崎融思の画梅を贈るに酬ゆ
 三元風色絶紛華 日観嶺西隠士家 未折一枝労駅使 揮毫扇地画梅花
 【融思の庭前の梅、元日に一花を開くと聞く。故に爾云ふ】
南畝集20
漢詩番号4364
④451文化15年
1818/04/
いっきゅう
一休
「一休和尚の画がける烏扇のかたをうつして歌よめといひければ
 扇面になかぬ烏の画をみれば生れぬ前の大徳寺なり」
巴人集②452不明
いっし れきせんてい
礫川亭 一指
「犬と立美人図 すがこもの三ぶにはお客七ぶにはをのがねざうのわろき新造 蜀山人」
 署名「礫川亭一指」印章「礫川亭」「一指」
「蜀山人 南畝」
大田記念美術館展
不明
いっちょう はなぶさ
英 一蝶
「英一蝶がゑがける太神楽の賛 から獅子の舞はぬ先から里の子が手の舞ひ足のふむを覚えず」万紫千紅①269文化8年?
1811/?
いとう じゃくちゅう
伊藤 若冲
「若沖(ママ)居士、鶏を画く
 誰画鑽籬菜 更添眉豆花 有人呼喌々 飛去入隣家」〈「鑽籬菜」とは鶏に意味か〉
南畝集13
漢詩番号2130
④216享和2年
1802/05/
いなぎ
稲城女
「稲城女の画く豊干禅師の図に題す 長風何処起 猛虎自相馴 睡去当無夢 醒来亦不真」南畝集6
漢詩番号1142
③394天明3年
1783/01/13