Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ きよつね とりい 鳥居 清経浮世絵師名一覧
〔生没年未詳〕
 ※〔目録DB〕:「日本古典籍総合目録」国文学研究資料館   〔漆山年表〕:『日本木版挿絵本年代順目録』〔小咄〕:『江戸小咄辞典』 〔噺本〕:『噺本体系』   『黄表紙總覧』棚橋正博著・日本書誌学大系48   『稗史提要藁本』比志島文軒(漣水散人)編   「江戸絵本番付データベース」早稲田大学演劇博物館「デジタル・アーカイブ・コレクション」   〔~〕は立命館大学アート・リサーチセンター「歌舞伎・浄瑠璃興行年表」の上演年月日等のデータ    角書は省略    ☆ 延享二年(1745)    ◯「日本古典籍総合目録」(延享二年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画『とんだ茶釜』    ☆ 宝暦二年(1752)    ◯『俗曲挿絵本目録』(漆山又四郎著)(宝暦二年刊)   ◇音曲    鳥居清経画?    『車引の段かけあい』(せりふ)清経風画 和泉屋〔宝暦02/11/01〕    〈『俗曲挿絵本目録』に刊年はないが、立命館大学アート・リサーチセンター「歌舞伎・浄瑠璃興行年表」の上演デー     タに拠り、とりあえず宝暦二年に入れた〉    ☆ 宝暦八年(1758)    ◯「日本古典籍総合目録」(宝暦八年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画『竹田大唐繰』    ☆ 宝暦九年(1759)    ◯「日本古典籍総合目録」(宝暦九年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画『近江源氏嗣雛形』      ☆ 宝暦十年(1760)    ◯「日本古典籍総合目録」(宝暦十年刊)<   ◇黒本 青本    鳥居清経画『功薬鑵平』    ☆ 宝暦十一年(1761)    ◯「日本古典籍総合目録」(宝暦十一年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画『麻布一本松』『油之惚薬』『変成男子悟衣川』    ☆ 宝暦十二年(1762)      ◯「絵本年表」(宝暦十二年刊)    鳥居清経画『銀杏栄常盤八景』四巻 鳥居清経画 青牛老人戯識 近江屋源七板    ◯「日本古典籍総合目録」(宝暦十二年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画『話加減寤薬』   ◇滑稽本    鳥居清経画『銀杏栄常磐八景』四冊 鳥居清経画 青牛老人作    ☆ 宝暦年間(1751~1763)    ◯『俗曲挿絵本目録』(宝暦年間刊)   ◇音曲    清経風画    『分身鏃五郎』(音曲雑)清経風ノ画 和泉屋板 〔宝暦04/02/07〕〔宝暦09/05/05〕    ☆ 明和元年(宝暦十四年(1764))    ◯「日本古典籍総合目録」(宝暦十四年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画『菊花千金猛』『政道狐宿替』    ☆ 明和二年(1765)    ◯「日本古典籍総合目録」(明和二年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画『鉢かつき嫩振袖』    ☆ 明和三年(1766)    ◯「日本古典籍総合目録」(明和三年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画『伊達染重褄』『初春歳玉始』    ☆ 明和四年(1767)    ◯「咄本年表」(明和四年刊)    鳥居清経画『友達ばなし』(作者・板元名なし)〔小咄〕    ◯『草双紙事典』   (明和四年(1767)の新版「広告一覧」〔『うらしま』所収〕)   〝亥之歳新板絵本目録    【梅津のかもん 梅の由兵衛】向梅浪花質 上中下三冊     【山海妖物】怪談竪貫競         上中下三冊    【絵姿人形 綱手車】貝初七種薺     上下 三冊    【宇治橋姫】太平兜人形         上下 二冊     画師 鳥居清満      同  鳥居清経     戯作 八十二翁丈阿     画師 富川房信     彫工 町田平七 小林八之助 橋上定七    (□の中に「山」の字の印)松本治兵衛 板元     通油町売所(◯の中に「山」の字の印+「丸小」)山本小兵衛     扨御断り申上まする     一 めづらしきはんもの御なぐさみにおい/\にいだし御らんにいれ奉り可申候以上〟    〈『草双紙事典』は「亥之歳」を明和四年とした。またこの目録は本来『うらしま』のものではなく別本から綴じ合わ     せたものとする〉    ◯『俗曲挿絵本目録』(明和四年刊)   ◇音曲    鳥居清経画    『道行後日曽根崎』(常磐津)鳥居清経  駿河屋・伊賀屋板     〔明和04/04/19〕     〈『俗曲挿絵本目録』に刊年はないが、立命館大学アート・リサーチセンター「歌舞伎・浄瑠璃興行年表」の上演デ      ータに拠り、とりあえず明和四年に入れた〉    『道行初日宵庚申』(常磐津)鳥居清経  駿河屋・伊賀屋板 明和四年〔明和04/04/19〕    『道行初音旅』  (常磐津)鳥居清経  伊賀屋板     明和四年〔明和04/07/25〕    『鉢扣色入船』  (長唄) 鳥居清経画 村山板      明和四年〔明和04/11/01〕    『六出花吾妻丹前』(長唄) 鳥居清経画 和泉屋板     明和四年〔明和04/11/01〕    ◯「日本古典籍総合目録」(明和四年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画『熊谷桜』『春霞清玄凧』『太平兜人形』『向梅浪花質』『思案閣女今川』    ☆ 明和五年(1768)    ◯『稗史提要藁本』p424(明和五年刊)   ◇草双紙   〝作者の部 丈阿    画工の部 清満 清経 房信〟    ◯『草双紙事典』   (明和五年(1768)の新版「広告一覧」〔『大鳥毛庭雀』および『三世相袖鑑』所収〕   〝ゑ本 子之年新版目録    【初夢公時】娘独婿八人      上中下 【男女相性】三世相袖鑑        上中下    【信田小太郎小山判官】絹川思煙草 上中下 【ちゞとばゞばあつたとさ】大鳥毛庭雀 上下    【蛸の入道鯱之介】大朝比奈磯辺廻 上下  【鳥海弥三郎鎌倉権五郎】弓勢陸奥責  上下    【料理こん立狐のふる舞】娯伽草  上下  【七福神かへ名の役割】春遊座舗狂言  上下     画師 鳥居清満     同  鳥居清経     戯作 八十六翁丈阿     画師 富川房信     扨御段り申上げまする     一 めづらしきはんもの御なぐさみにおい/\にいだし御らんにいれ奉り可申候 以上     彫工 町田平七 小林八之助 松本清八 橋上定七    (◯の中に「金」の字の印)小間物屋伊兵衛板     江戸通り油街 丸屋(◯の中に「山」の字の印「丸小」)山本小兵衛〟     〈『草双紙事典』はこの「子之年」を明和五年とする。不審なのは戯作者・丈阿の年齢、この明和五年の目録では      〝八十六翁〟とあるが、前年の同四年の目録では〝八十二翁〟である〉    ◯『俗曲挿絵本目録』(明和五年刊)   ◇音曲    鳥居清経画    『初霞法花山』(常磐津)清経画 桜田治助作 伊賀板 明和五子ノ春〔明和05/02/ 〕    ◯「日本古典籍総合目録」(明和五年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画    『誓の網』『魚鳥大合戦』『華曚三井鐘』『娘独婿八人』 『御所桜都飛梅』 『伊勢参宮 初心書』    『妻恋社』『恋路丸木橋』『三世相袖鑑』『五条坂恋花扇』『げんし栄の若松』    ☆ 明和六年(1769)    ◯「日本古典籍総合目録」(明和六年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画    『茶湯始』 『糸桜女臈蜘』『浮世宿替女将門』『天王寺亀井水鏡』 『金閣寺』(六年?)    『物種太郎』『万歳天狗面』『三千三百阿漕浦』『東西こんこんちき』    ☆ 明和七年(1770)    ◯『草双紙事典』(明和七年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画『雔討女筆雲龍』『殺生石水晶物語』〈画工名は推定〉    ◯「日本古典籍総合目録」(明和七年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画    『化物噺』『瀬川結綿』 『潮竈川原院』『義経八島軍談』 『大さかづき丹波山』    『祖父婆』『契約石宝殿』『古跡長田貝』『近江国犬神物語』    ☆ 明和八年(1771)    ◯「江戸絵本番付データベース」(明和七年刊)    鳥居清経画    正月  森田座「回方曽我紀年暦」「鳥居清経(一字欠 画)」版元不明    十一月 中村座「倭花小野五文字」鳥〈ママ 以下欠字〉     ◯『狂言絵本年代順目録』(明和八年刊)   ◇芝居番付    正月  森田座「えほうそが」鳥居清経画〝本書体裁人物ノ側ニ役者ト役者ノ名ヲ附記セルノミ他ハ普通ノ黒本ニ同ジ〟    十一月 中村座「倭花小野五文字」〈ママ 以下欠字〉    ◯「日本古典籍総合目録」(明和八年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画    『対紫雲篋』 『◎曽我物語』 『爺打栗恋鄙女』『遠目鏡茂右衛門』『浮世夢助出世噺』    『恋助太刀』 『四天王昔扇』 『義経蝦夷合戦』『上股野真田下〆』『卯花重奥州合戦』    『大内裏宝浜』『緑丸男高野山』『楠宮正直本膳』『嗚呼勇四人与市』    ☆ 明和期(1764~)    ◯「見世物興行年表」江戸時代 明和六年(ブログ)   (明和六年、大坂の曲馬名人・橘三輪丸の死亡記事に関連して、下掲の錦絵を参考史料として引く)   △「大坂下り 橘三輪右衛門(曲馬図)」細判錦絵 「清経画」版元不明    〈制作は明和二年~六年の間〉     ☆ 安永元年(明和九年・1765)    ◯「江戸絵本番付データベース」(安永元年刊)    鳥居清経画    十一月 市村座「江戸容儀曳綱坂」「清経画」「清長画」「鳥居清長画」版元不明    十一月 森田座「伊豆暦劇晙」  「鳥居清経画」版元不明    ◯「日本古典籍総合目録」(明和九年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画    『恋福引』『沙門大黒舞』『悪源太忿怒霹靂』    『忰褒医』『善悪二面鑑』『伊豆熱海 温泉縁起』    ◯『草双紙事典』(明和九年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画『ぎよらん』     ◇「辰正月【新板】目録」(『功薬罐平』所収の「広告一覧」)   〝辰正月【新板】目録>    絵師 鳥居清満 鳥居清経 北尾重政       【柿本人麿】明石松蘇利 五冊【北条時頼】政道明月院 三冊       【化娘】沙門大黒舞   三冊【九十六文】陸奥壺碑文 三冊         悪源太忿怒霹靂    三冊【曽我武田】目貫因縁  三冊       【伊豆熱海】温泉縁起  三冊【八百屋お七】恋藤巴  三冊       【貞節】女武者花鑑   二冊 鼠嫁入蝙床      二冊       【竹斎筍斎】悴褒医   二冊【分福茶釜】功薬罐平  二冊       【世間形気】質屋本   二冊【御月様いくつ】十三七 二冊        通俗三国志      十冊【此度出来仕候、御求御覧可被下候】    (◯の中に三つ鱗の印)板元 鱗形屋孫兵衛    御慰ニめづらしき新板追々出し御覧に入可申上候 已上〟    ☆ 安永二年(1773)    ◯『草双紙事典』(安永二年刊)   ◇黒本・青本    鳥居清経画『色里通』『麻布一本松』〈宝暦十一年刊という説あり〉       ◇「巳正月【新板】目録」(『色里通』所収の「広告一覧」)   〝巳正月【新板】目録    絵師 鳥居清満画 鳥居清経画 北尾重政画       【鎧宮】麻布一本松 三冊  五衰殿熊野本地   三冊        変成男子悟衣川  三冊 【現在未来】鬼戯   二冊       【梅漬】膏惚薬   二冊 【宗祇俳諧】行脚物語 二冊       【野暮大尽】色里通 二冊  魁(鬼+堯)太平記 五冊     御慰にめづらしき新板追々出し御覧に入可申上候已上     (◯に三つ鱗印)板元 鱗形屋孫兵衛〟     〈『草双紙事典』はこの「巳」を安永二年(1773)とする。なお「日本古典籍総合目録」は宝暦十一年(1761)とする〉     ◯「日本古典籍総合目録」(安永二年刊)   ◇絵本番付    鳥居清経画『媔初雪世界』一冊 鳥居清経画(十一月森田座)    ☆ 安永三年(1774)    ◯「咄本年表」(安永三年刊)    鳥居清経画『難波梅』鳥居清経画〔目録DB〕    ◯「江戸絵本番付データベース」(安永三年刊)    鳥居清経画 十一月 森田座「一富玉盤顔見世」「鳥居清経画」版元不明    ◯『俗曲挿絵本目録』(安永三年刊)   ◇音曲    鳥居清経画    『空今桜吹雪』 (鞁唄)清経画 和泉屋板       〔安永03/11/01〕    『初霜楓姿絵』 (長唄)清経画 和泉屋板       〔安永03/11/01〕    『夕時雨』   (長唄)清経画 和泉屋板       〔安永03/11/01〕    『梅楓御法扇』 (長唄)清経画 金井板        〔安永03/11/01〕    『八千代丹前』 (長唄)清経画 金井板        〔安永03/11/01〕    『ゑんさだめ』 (長唄)清経画 金井板 安永三年十一月〔安永03/11/01〕    『年嵯峨雪の帽』(鞁唄)清経画 村山板        〔安永03/11/01〕    『紅葉染芰笛』 (長唄)清経画 村山板        〔安永03/11/01〕     〈『俗曲挿絵本目録』に刊年のないものは、立命館大学アート・リサーチセンター「歌舞伎・浄瑠璃興行年表」の上      演データ〔~〕に拠った〉    ◯「日本古典籍総合目録」(安永三年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画『十月夜噺』『曽我一代記』『桜池竜庖丁』『おやもさ物語』    ☆ 安永四年(1775)    ◯「絵本年表」(安永四年刊)    鳥居清経画『早筭手引集』一冊 清経画     〈山本一二三序。早稲田大学図書館「古典籍総合データベース」文化九年刊『早算手引集』には清経画の挿絵二葉収録〉    ◯『稗史提要』p348(安永四年刊)   ◇黄表紙(安永四年刊)    作者の部 恋川春町 耕雪亭桂子    画工の部 鳥居清経 富川吟雪 恋川春町    ◯『黄表紙總覧』前編(安永四年刊)    鳥居清経画    『三人禎者真敵討』「鳥居清経画」         鱗形屋板    『水車智恵篁』  「鳥居清経画」         鱗形屋板    『善知鳥物語』  「鳥居清経画」         鱗形屋板    『児女智恵海』  「鳥居清経画」         鱗形屋板    『豊年俵百噺』  「清経画」           鱗形屋板    『道つれ噺』   「清経画」           鱗形屋板    『吉原饅頭』   「鳥居清経画」         鱗形屋板    『金紙屑』    「鳥居清経画」         鱗形屋板    『富突始』    「鳥居清経画」         鱗形屋板    『十二支化物退治』「鳥居清経画」「桂子作」    伊勢治板    『春曾我歌舞妓姿』「鳥居清経画」「桂子作」    伊勢治板    『足柄山子持山姥』「鳥居清経画」         伊勢治板    『若緑色曾我』  「清経画」  「琴霍亭桂子戯作」伊勢治板    『万代矢口渡』  「鳥居清経画」         伊勢治板    『鉢冠水曲玉』  「鳥居清経画」         伊勢治板     〈備考、明和二年刊『鉢かつき嫩振袖』の改題再摺再板本とする〉    『初恋松竹梅』  〔鳥居清経画〕         伊勢治板    『噺恵方土産』  「鳥居清経画」         西村屋板    『二面勢』    「鳥居清経画」         西村屋板    『噺初夢』    「鳥居清経画」         西村屋板     〈備考、清経と桂子は同人とする〉    『風流瀬川咄』  「清経画」  「桂子作」    奥村屋板    『艶道藤袴』   「鳥居清経画」「桂子作」    奥村屋板    『花実新高館』  「鳥居清経画」「桂子作」    鶴屋板    『天晴梅武士』  「鳥居清経画」         鶴屋板    『名君矢口社』  「鳥居清経画」         山本板    『現金安売噺』  〔鳥居清経画〕         板元不明    〔日待はなし〕  〔鳥居清経画〕         伊勢治板     〈『黄表紙總覧』後編「刊年未詳・補遺」備考、画風及び作中の歌舞伎興行話題より安永四年刊とする〉    ◯「国書データベース」(安永四年刊)   ◇黄表紙    鳥居清経画    『小烏丸』  「鳥居清経画」鱗形屋板    『風流瀬川咄』「清経画」桂子作 奥村板 瀬川菊之丞追善の戯作    ◯「咄本年表」(安永四年刊)    鳥居清経画    『現金安売はなし』(作者・板元名なし)〔小咄〕〈〔目録DB〕は蔦唐丸作とする〉    『道つれ噺』鳥居清経画        〔目録DB〕    『今様咄』 「鳥居清経画」伊勢治板〔噺本⑰〕    ◯『狂言絵本年代順目録』(安永四年刊)   ◇絵本番付    秋 市村座「姿花雪黒主」不記名 清経歟 鶴屋板    ◯「日本古典籍総合目録」(安永四年刊)   ◇絵本番付    鳥居清経画    『菊慈童酒宴岩窟』一冊 鳥居清経画 無署名    『親船太平記』  一冊 「清経画」     (以上、国立国会図書館デジタルコレクション 稀書複製会本画像)    ◯『俗曲挿絵本目録』(安永四年刊)   ◇音曲    鳥居清経画    『わか艸』    (長唄) 清経画     金井板  安永四年正月  〔安永04/01/13〕    『妻恋春乱菊』  (長唄) 清経画     金井板          〔安永04/01/13〕    『温泉山路鴬』  (長唄) 清経画     和泉屋板 安永四年正月  〔安永04/02/01〕    『玉づくし』   (せりふ)清経画     和泉屋板         〔安永04/02/01〕〔享保18/01/02〕     『投扇名点づくし』(せりふ)清経画     和泉屋板         〔安永04/02/01〕    『花散里』    (長唄) 清経画     村山板  安永四未年二月十三日より    『かたり草』   (長唄) 清経画 喜立述 村山板  安永四年春   〔安永04/02/13〕    『秋の露』    (長唄) 清経画 喜立述 村山板  安永四年八月朔日〔安永04/08/01〕    『蜘の糸』    (長唄) 清経画     村山板  安永四未年八月朔〔安永04/08/01〕出世太平記    『茶花香室早咲』 (長唄) 清経画   金井・上村板 安永四年十一月 〔安永04/11/01〕    『破車簾追風』  (長唄) 清経画   金井・上村板         〔安永04/11/01〕    『むつのはな』  (長唄) 清経画     和泉屋          〔安永04/11/01〕    『酒つくしつらね』(つらね)清経画     金井板          〔安永04/11/01〕「売所上村吉右衛門」    『滝糸動玉緒』  (音曲雑)清経画 中村故一作 錦屋板        〔安永04/09/01〕     〈『俗曲挿絵本目録』に刊年のないものは、立命館大学アート・リサーチセンター「歌舞伎・浄瑠璃興行年表」の上      演データ〔~〕に拠った〉    ◯「日本古典籍総合目録」(安永四年刊)   ◇黒本 青本    鳥居清経画『花実新高館』桂子作『善知鳥物語』    ☆ 安永五年(1776)       ◯『稗史提要』p348(安永五年刊)   ◇黄表紙    作者の部 春町    画工の部 清経 吟雪 春町    ◯『黄表紙總覧』前編(安永五年刊)〔 〕は著者未見、他書によるもの    鳥居清経画    『福笑惣領の甚六』「鳥居清経画」「桂子作」    伊勢治板    『豊歳銭塚之由来』「鳥居清経画」「桂子作」    伊勢治板    『木曾海道从義仲』「鳥居清経画」「桂子作」    伊勢治板    『後三年松島八景』〔鳥居清経画・米山鼎峨作・伊勢治板〕    『安倍宗任緑節分』〈備考、鼎峨作・清経画かとする〉  伊勢治板    『皿郭武蔵鐙』  「清経画」  「桂子作」    伊勢治板    『敵討山吹流』  「清経画」  「桂子作」    伊勢治板    『万福長者玉』  「鳥居清経画」「鼎峨作」    伊勢治板     『名玉西海浪』  〔鳥居清経画・伊勢治板〕    『浮世風便女敵討』〔鳥居清経画・米山鼎峨作〕   鱗形屋板    『奥州古戦物語』 「鳥居清経画」「戯作米山鼎峨述」鱗形屋板    『船軍源氏勝鬨』 〔鳥居清経画〕         鱗形屋板    『夜明茶呑噺』  「清経画」           鱗形屋板    『花鳥確蓮坊』  「鳥居清経画」         鱗形屋板    『吉原たん歌』  「鳥居清経画」         鱗形屋板     (国立国会図書館デジタルコレクション 稀書複製会本)    『頓作万八噺』  「清経画」           鱗形屋板    『初笑福徳噺』  「鳥居清経画」         鱗形屋板    『上下の番付』  〔鳥居清経画〕         鱗形屋板    『後家気質』   「鳥居清経画」         鱗形屋板    『石部金吉』   「清つね画」          鱗形屋板    『踊濫觴』    「鳥居清経画」         鱗形屋板    『唐文章三笠の月』「鳥居清経画」         松村板    『桃登酒雀道成寺』「鳥居清経画」         松村板    『伊達紙子笈捨丸』「鳥居清経画」         松村板    『佐世中山我身鐘』「鳥居清経画」         村田板    『菅原伝授手習鑑』「鳥居清経画」         村田板    『夢咄曾我物語』 〈備考、画風から清経かと〉     村田板    『桃太郎手柄噺』 〔鳥居清経画〕         伊勢幸板    『風流友世車』  「鳥居清経画」「作者東西南北述」伊勢幸板    『御伽百物語』  〔鳥居清経画〕         伊勢幸板    『恋娘昔八丈』  「鳥居清経画」         西村屋板    『京土産五色唐織』〔鳥居清経画〕         鶴屋板    『忠臣矢口渡』  「画工鳥居清経筆」       奥村板    『おとしばなし』 〔鳥居清経画・板元不明〕  ◯「国書データベース」(安永五年刊)   ◇黄表紙    鳥居清経画    『むかしむかしさるとかに』清経画 板元未詳    『江戸自慢機関屏風』「鳥居清経画」西村板    『桃太郎手柄咄』   清経画 いせ幸板    『本朝盆踊濫觴』   清経画・作〈外題にあり〉    『今様女景清』    清経画 桂子作 鶴屋板     ◯「咄本年表」(安永五年刊)    鳥居清経画     『書集津盛噺』(画工名・作者名なし)鱗形屋〔噺本⑰〕〈画風から清経とする〉    『頓作万八噺』「清経画」  鱗形屋 〔噺本⑰〕    『夜明茶呑噺』(作者名なし)鱗形屋板〔小咄〕    『初笑福徳噺』(作者名なし)鱗形屋板〔小咄〕    『道つれ噺』 (作者名なし〉鱗形屋板〔小咄〕    ◯『俗曲挿絵本目録』(安永五年刊)   ◇音曲    鳥居清経画    『名大磯細見風流』(長唄) 清経画 金井・上村板 安永五年正月  〔安永05/01/15〕    『柳の糸ゆふ』  (長唄) 清経画 金井・上村板 安永五年申春  〔安永05/01/15〕    『神詫千早の振袖』(長唄) 清経画 金井・上村板         〔安永05/01/15〕    『寝ぬ夜』    (長唄) 清経画        安永五申年顔見世〔安永05/11/01〕    『丹前錦薗生』  (長唄) 清経画 和泉屋板   安永五年    〔安永05/11/01〕    『巣単門行蝶』  (音曲雑)清経画 中村重助述 錦屋板 安永五  〔安永05/01/15〕     〈『俗曲挿絵本目録』に刊年のないものは、立命館大学アート・リサーチセンター「歌舞伎・浄瑠璃興行年表」の上      演データ〔~〕に拠った〉  ☆ 安永六年(1777)       ◯『稗史提要』p351(安永六年刊)   ◇黄表紙    作者の部 春町 桂子 喜三二 鈴木吉路 錦鱗    画工の部 清満 清経 吟雪 春町 鳥居清長    ◯『黄表紙總覧』前編(安永六年刊)〔 〕は著者未見、他書によるもの    鳥居清経画          『扨茂其後白髪公時』「鳥居清経画」「桂子作」    鶴屋板    『往古昔猿之仇討』 「鳥居清経画」「桂子作」    鶴屋板    『優美源氏鎧雛形』 「鳥居清経画」「桂子作」    鶴屋板    『四天王石熊退治』 「鳥居清経画」「桂子作」    鶴屋板    『頼朝七騎落』   「鳥居清経画」「桂子作」    鶴屋板    『花粧対兄弟』   「鳥居清経画」「桂子作」    鶴屋板    『上総七兵衛』   「鳥居清経画」         鱗形屋板    『寿春袋』     「鳥居清経画」〔朋誠堂喜三二作〕鱗形屋板     〈備考、喜三二作ではなく清経の画作かとする〉    『金父母』     「鳥居清経画」「錦鱗書」    鱗形屋板    『芭蕉花』     「鳥居清経画」         鱗形屋板    『江戸自慢恋商人』 「鳥居清経画」         西村屋板    『糸桜本町育』   「鳥居清経画」         西村屋板    『買言葉』     「鳥居清経画」         西村屋板    『雨夜友』     〔鳥居清経画〕         西村屋板    『大平出世鉢木』  「鳥居清経画」「桂子作」    伊勢治板    『後日菅原鑑』   「鳥居清経画」「桂子作」    伊勢治板    『今様放下僧』   「清経画」  「桂子作」    伊勢治板    『君を松前』    「鳥居清経画」         松村板    『嗚呼孝哉』    「鳥居清経画」         松村板    『太平記』     「鳥居清経画」         松村板    『恋桜操芝居』   「鳥居清経画」         村田屋板    『甲子待座舗狂言』 「鳥居清経画」         村田屋板    『恋濃弓張月』   「鳥居清経画」         奥村板    『三宝利生初竹』  「鳥居清経画」「米山鼎峨作」  丸屋板    『金平初わらひ』  「鳥居清経画」「桂子作」    『中車光陰』    「鳥居清経画」「作者追善久陽」 板元不明     〈備考、作者の久陽は清経の仮名かとする〉    『はなし』     「清経画」           板元不明    『走書浅草画馬』  「清経画」           板元不明    ◯「国書データベース」(安永六年刊)   ◇黄表紙    鳥居清経画    『祝昆布君を松前』「鳥居清経画」 松村板    『絹川堤清田の鎧』 清経画    桂子作 板元未詳    『帰花十八公の英』「画工鳥居清経」桂子作 鶴屋板    『絹川堤清田の鎧』 清経画    桂子作 鶴屋板 (注:日本小説年表による)    『朝日山木曾桟』  清経画    鶴屋板 (注:日本小説年表による)    『四天王勇力伝』 「鳥居清経画」 鶴屋板    『敵討垣衣摺』  「鳥居清経画」 松村板    『芭蕉花』    「鳥居清経画」 鱗形屋板    ◯「咄本年表」(安永六年刊)    鳥居清経画    『酉おとし咄』鳥居清経画    〔目録DB〕    『雨夜友』  鳥居清経画    〔目録DB〕    『買言葉』 「清経画」鱗形屋板カ〔噺本⑰〕    ◯『俗曲挿絵本目録』(安永六年刊)   ◇音曲    鳥居清経画    『すくな文字』(長唄)清経画 村山板 安永六酉年春 〔安永06/01/15〕    ◯「浄瑠璃年表」(安永六年刊)    鳥居清経画「義経千本桜」絵尽・鳥居清経画 二月八日より・外記座・西村板    ◯「日本古典籍総合目録」(安永六年刊)   ◇黒本    鳥居清経画 桂子作『花粧対兄弟』    ☆ 安永七年(1778)       ◯『稗史提要』p353(安永七年刊)   ◇黄表紙    作者の部 春町 桂子 物愚斎於連 四国子 薪葉 林生    画工の部 清経 清長 春町 北尾重政 湖龍斎 蘭徳斎春重 勝川春常 芳川友幸    ◯『黄表紙總覧』前編(安永七年刊)〔 〕は著者未見、諸書によるもの    鳥居清経画     『子宝勇士茡』   「鳥居清長画」「桂子作」  鶴屋板    『筆累絹川堤』   「鳥居清経画」「桂子作」  鶴屋板    『相州白籏社』   「鳥居清経画」「桂子作」  鶴屋板    『帰花松之英』   〔鳥居清経画〕「桂子作」  鶴屋板    『四天王勇伝』   「鳥居清経画」       鶴屋板    『隅田川恋角文字』 「鳥居清経画」「桂子作」  伊勢治板    『薄化粧七人美女』 「鳥居清経画」       伊勢治板    『恋歌於万紅』   「鳥居清経画」「桂子作」  伊勢治板    『化物四国猿』   「鳥居清経画」「桂子作」  伊勢治板    『名玉里人談』   「鳥居清経画」「桂子作」  伊勢治板    〔怪談夜行〕    〔鳥居清経画〕       伊勢治板    『大黒舞』     「鳥居清経画」「金花作」  伊勢治板    『妹背山婦女庭訓』 〔鳥居清経画〕       伊勢治板    『黄金山福蔵実記』 「鳥居清経画」「林生戯作」 鱗形屋板    『夢中御利益』   「鳥居清経画」「作者呉増左」鱗形屋板    『酒呑宝易占』   「鳥居清経画」       鱗形屋板    『熊坂伝記』    「鳥居清経画」       鱗形屋板    『夢中海原』    「鳥居清経画」       鱗形屋板    『柳之夫婦龠』   「鳥居清経画」       鱗形屋板    『◎(ウエダ)染黄八丈』「鳥居清経画」「作者幾久」 西村屋板    『奈良都之八重桜』 「鳥居清経画」「作者呉増左」西村屋板    『鈴鹿山鬼丸物語』 「鳥居清経画」「作者幾久」 西村屋板    『四十七文字』   「鳥居清経画」       西村屋板    『雷之臍喰金』   「鳥居清経画」       奥村屋板    『堀出天宝皮』   「鳥居清経画」       奥村屋板    『金代金平娘』   「鳥居清経画」       松村板    ◯「国書データベース」(安永七年刊)   ◇黄表紙    鳥居清経画    『善光寺御本尊伝来記』清経画・作者未詳 鶴屋板    『二人義経堀川合戦』 清経画 鼎峨作 板元未詳    『豆男栄花春』「鳥居清経画」西村屋板    『縁草有馬藤』「鳥居清経画」松村板    『木曾の懸橋』「鳥居清経画」鶴屋板    『柳之夫婦龠』「鳥居清経画」鱗形屋板    ◯「咄本年表」(安永七年刊)    鳥居清経画    『落咄福来樽』鳥居清経画 〔目録DB〕    『水と魚』 (作者名なし )鱗形屋板〔小咄〕    ◯『俗曲挿絵本目録』(安永七年刊)   ◇音曲    鳥居清経画    『男文字』(長唄)清経画 村山板 〔安永07/02/05〕売所 本屋儀兵衛     〈『俗曲挿絵本目録』に刊年のないものは、立命館大学アート・リサーチセンター「歌舞伎・浄瑠璃興行年表」の上      演データ〔~〕に拠った〉    ☆ 安永八年(1779)    ◯『稗史提要』p355(安永八年刊)   ◇黄表紙    作者の部 喜三二 桂子 通笑 文渓堂(鼎哦) 呉増左    画工の部 清経 清長 春町 重政 北尾政演    板元の部 鱗形屋 鶴屋 伊世次 奥村 松村 西村 岩戸 村田    ◯『黄表紙總覧』前編(安永八年刊)〔 〕は著者未見、諸書によるもの    鳥居清経画     『嗚呼勇四人与市』「鳥居清経画」  「桂子作」  鶴屋板    『卯花重奥州合戦』「鳥居清経画」  「柳川桂子作」鶴屋板     〈以上二作について、明和八年刊の黒本を黄表紙化したものという説があるが、備考は本年初板とする〉    『昔扇金平骨』  「鳥居清経画」  「桂子作」  鶴屋板     〈従来『四天王昔扇』の改題本とされてきたが、備考は本年の『昔扇金平骨』が初板で『四天王昔扇』はその改題本      だとする〉    『大中黒名香勝凱』「鳥居清経画」  「作者文渓堂」伊勢治板    『御物好薄雪染』 「鳥居清経画」  「呉増左」  伊勢治板    『初夢富士高根』 「鳥居清経画」  「作者呉増左」伊勢治板    『浮世奢判官』  「鳥居清経画」  「作者呉増左」伊勢治板    『弾的東風俗』  「鳥居清経画」  「作者文渓堂」伊勢治板    『伊呂波短歌』  「清経画」           伊勢治板    『教訓譬幸』   「清経画」           伊勢治板    『曲輪雀大通先生』「鳥居清経画」  「作者文渓堂」岩戸屋板    〔怪談豆人形〕  「画工鳥居清経」 「作者文渓堂」岩戸屋板    『毬唄雉御山』  「鳥居清経画」  「作者文渓堂」岩戸屋板    『敵討◎天狗』  「鳥居清経画」  「作者文渓堂」岩戸屋板    『七福神親方』  「鳥居清経画」  「作者女秋花 文渓堂筆添 鼎峨書」岩戸屋板    『金平異国遶』  「画工鳥居清経筆」「作者呉増左」岩戸板      『天童若神子』  「鳥居清経画」         西村屋板    『蟻通之本地』  「鳥居清経画」         西村屋板    『朝顔姫』    「清経画」           西村屋板    『梅若丸』    「鳥居清経画」         西村屋板    『七人芸浮世将門』「鳥居清経画」         鱗形屋板     『心能春両噺』  「鳥居清経画」  「鼎我(ママ)書」鱗形屋板    『却定獣曾我』  「鳥居清経画」         村田屋板    〔寿渡海物語〕  〔鳥居清経画・柳川桂子作〕   板元不明    ◯「国書データベース」(安永八年刊)   ◇黄表紙    鳥居清経画    『心能春雨噺』「鳥居清経画」鱗形屋板    『仇競夢浮橋』 清経画   西村屋板    『馬入の由来』 清経画   板元不記載    ◯『黄表紙刊行年表』〔国書DB〕(安永八年刊)    鳥居清経画    『仇競夢浮橋』西村板 新内節を草そふしにせしは是を初とする歟    『天童若神子』『朝顔姫物語』『蟻通之本地』『墨田川梅若物語』西村板     上四部古板直し  ☆ 安永九年(1780)    ◯『黄表紙總覧』前編(安永九年刊)    鳥居清経画    『温泉縁起』「鳥居清経画」鱗形屋板    ◯「日本古典籍総合目録」(安永九年刊)   ◇黄表紙    鳥居清経画『伊豆国熱海温泉縁起』『虚言八百万八伝』     ◇洒落本(安永九年刊)    餅十画『根柄異軒伝』著々羅山人作〈鳥居清経の別号〉    ☆ 安永年間(1772~1780)    ◯『黄表紙總覧』後編「刊年未詳・補遺」(安永年間刊)    〔 〕は著者未見、或いは他書によるもの、または疑問のあるもの    鳥居清経画    『今様咄』   「鳥居清経画」伊勢治板    〔江戸むらさき〕「清経画」  伊勢治板    『川隔小瀬世話』「鳥居清経画」松村板    ◯「咄本年表」〔目録DB〕(安永年間刊)    鳥居清経画 『江戸むらさき』鳥居清経画    ☆ 天明三年(1783)    ◯『黄表紙總覧』後編「刊年未詳・補遺」(安永年間)    〔 〕は著者未見、或いは他書によるもの、または疑問のあるもの    鳥居清経画    〔下総国八幡不知〕「鳥居清経画」・鱗形屋板     〈『黄表紙總覧』後編「刊年未詳・補遺」備考、鱗形屋の新板目録より天明三年としたが、      清経画は安永八年に終わるので再板かとする〉     ◯「咄本年表」〔目録DB〕(享和三年刊)    鳥居清経画『咄の開帳』鳥居清経画 蔦の唐丸作    〈安永四年刊の咄本『現金安売はなし』の改題本〉    ☆ 刊年未詳    ◯「往来物年表」(本HP・Top)(刊年未詳)    鳥居清経画『四季用文章』見返し「鳥居清経画」西村与八再版〔目録DB〕    ◯「日本古典籍総合目録」(刊年未詳)   ◇絵本・絵画    鳥居清経画『祇園祭礼/四天王』鳥居清経画 村田屋板(注記「宝暦世代なるべし」)   ◇絵本番付    鳥居清経画『花相撲源氏張胆』一冊 鳥居清経画    ◯『草双紙事典』(刊年未詳)   (刊年未詳の作品。署名と作品名)    鳥居清経画 『大幸浮世盃』・『八わたしらす』    鳥居清経  『二葉草』・『義仲一代記』    鳥居清経画 『狸の土産』明和末から安永初めごろか      ◯『俗曲挿絵本目録』(刊年未詳)    鳥居清経画?『破磨弓羽子板かけあい』(せりふ)清経風の画 和泉屋板    ☆ 没後資料    ☆ 寛政七年(1795)    ◯『黄表紙總覧』中編(寛政七年刊)    〔 〕は著者未見、或いは他書によるもの、または疑問のあるもの     鳥居清経画    〔子敦盛〕「鳥居清経筆」「戯作丈阿」村田屋板     〈明和四年刊『熊谷桜』黒本の改題再板本〉    ☆ 寛政十二年(1800)    ◯『浮世絵考証(浮世絵類考)』〔南畝〕⑱441(寛政十二年五月以前記)  〝鳥居清信弟子〟〝一枚絵草双紙をかけり〟    〈この「一枚絵」は紅摺の一枚絵〉    ☆ 享和二年(1802)    △『稗史億説年代記』(式亭三馬作・享和二年(1802))〔「日本名著全集」『黄表紙二十五種』所収〕   〝草双紙の画工に限らず、一枚絵の名ある画工、新古共に載する。尤も当時の人は直弟(ヂキデシ)又一流あ    るを出して末流(マタデシ)の分はこゝに省く。但、次第不同なり。但し西川祐信は京都の部故、追て後編    に委しくすべし    倭絵巧(やまとゑしの)名尽(なづくし)     昔絵は奥村鈴木富川や湖龍石川鳥居絵まで 清長に北尾勝川歌川と麿に北斎これは当世      鳥居庄兵衛清信  清倍  清重  清満  清秀  清経  清広      とりゐ清長 関   (他派の絵師は省略)〟
   『稗史億説年代記』式亭三馬自画作 (早稲田大学図書館・古典籍総合データベース)        〝青本 赤本は此節絶ゆる。青本新板として黒本は古板と称す    同  青本に彩色摺の外題をはりて鱗形屋より始めて新板    画工 鳥居清満、同清経、同清長、北尾重政、いづれも同じ絵風にて、少しづつの変りあり    同  鳥居家の風、清経よりはじめて、少し当世に移る。此頃の書入文句に野暮なる洒落混る    作者 喜三二、通笑つくる。恋川春町一流の画を書出して、是より当世にうつる〟    ☆ 享和三年(1803)    ◯『黄表紙總覧』後編(享和三年刊)    〔 〕は著者未見、或いは他書によるもの、または疑問のあるもの    鳥居清経画    〔咄の開帳〕〔鳥居清経画〕 序「蔦唐丸誌」 蔦屋板     〈備考、安永四年刊『現金安売噺』の改刻板。序者蔦唐丸は二代目とする〉    ☆ 文化八年(1811)   ◯『式亭雑記』〔続燕石〕①70(式亭三馬記・文化八年四月一日)   〝元祖 清信 男二代目 清倍 三代目 清満 四代目 清長 清満の門人     清重というものは、清信門人     清経といふものは、清満門人、    清長と同盟なり〟    ◯『一話一言 補遺参考編一』〔南畝〕⑯104(文化八年五月二日明記)   (「雲茶会」二集。雲茶店主量山の出品)  〝古障子に得たり     附り下総八幡不知之標題黒表紙【稗史作者四方赤人/画工鳥居清経】    此本古板の草双子に標題を新にかへたるもの也。中に作者呉増左とあり〟    〈『改訂日本小説書目年表』によると『下総国八幡不知』は天明三年刊、作者画工名なし。この本の古板に相当するも     の未詳。なお古板の「作者呉増左」には同小説年表の安永七~八年に黄表紙の作品がある。不審なのは「稗史作者四     方赤人」なる人。南畝が「四方のあか人」と称したのは明和十年の「江戸二色」の序に例があるが、「稗史作者四方     赤人」が南畝かどうか、関係は未詳。またこの書が珍書画会である「雲茶会」になぜ出品されたのかもよく分らない。     「雲茶会」は凡例参照〉    ☆ 文政元年(1818)    ◯『浮世絵類考』(式亭三馬按記・文政元~四年)    (本ホームページ・Top「浮世絵類考」の項参照)     〝清経【三馬按、清経清長共ニ清満門人也】〟    ☆ 天保四年(1833)   ◯『無名翁随筆』〔燕石〕③291(池田義信(渓斎英泉)著・天保四年成立)   (「鳥居清長」の項、三代清満門人)
   「鳥居清信系譜」〝門人 清経【俗称(空白)、住居(空白)】〟    ☆ 弘化元年(天保十五年・1844)    ◯『増補浮世絵類考』(ケンブリッジ本)(斎藤月岑編・天保十五年序)   (「鳥居清信」の項、鳥居三代目清満門人)
   「鳥居清信系譜」〝門人 清経 俗称(空白)住居(空白)〟    ☆ 嘉永二年(1849)   ◯『国字小説通』〔続燕石〕①302(木村黙老著・嘉永二年序)   (「草双紙画之精粗」の項)   〝草双紙のゑ、以前の享保より宝暦の頃迄は、富川吟雪、鳥居清経などいふ画工の絵は、如何にも麁画に て、鳥居の銀杏足とて、人物手足のかき様、別に一流の画がき方にて、其上、全体の画風、総て省筆を なして、文字のかき入もすくなく、至つて麁なる物なりし〟    ☆ 嘉永三年(1850)    ◯『古画備考』三十一「浮世絵師伝」p中1381(朝岡興禎編・嘉永三年四月十七日起筆)   (「鳥居清信系譜」より)   〝清信門弟、代ヲ不記    清経 清満門弟、芝居板元、中島屋伊左衛門伜、俗名大次郎〟
   「鳥居清信系譜」    ☆ 明治元年(慶応四年・1868)    ◯『新増補浮世絵類考』⑪193(竜田舎秋錦編・慶応四年成立)   (「鳥居氏系譜」の項)
   「鳥居清信系譜」〝(鳥居清満門人)清経 三馬、按清経、清長共、清満門人也〟    ☆ 明治年間(1868~1911)    ◯『日本美術画家人名詳伝』上p100(樋口文山編・赤志忠雅堂・明治二十五年(1892)刊)   〝鳥居清経    清満ノ門人、大三郎ト称ス(鳥居系譜・燕石十種)〟    ◯『古代浮世絵買入必携』p3(酒井松之助編・明治二十六年(1893)刊)   〝鳥居清経    本名〔空欄〕  号〔空欄〕  師匠の名 清満  年代 凡百五六十年前    女絵髪の結ひ方 第三図・第四図 (国立国会図書館 近代デジタルライブラリー)    絵の種類 紅絵、一枚絵、並判 細絵等    備考  〔空欄〕〟    ◯『浮世絵師便覧』p230(飯島半十郎(虚心)著・明治二十六年(1893)刊)   〝清経(ツネ) 清信門人、◯享保〟    ◯『浮世絵師便覧』p231(飯島半十郎(虚心)著・明治二十六年(1893)刊)   〝清経(ツネ)    鳥居、◯二世清経、清満門人、◯宝暦〟    〈『浮世絵師便覧』の飯島虚心は清信門人清経(初代)と清満門人清経(二代)がいるとする〉    ◯『浮世絵備考』(梅山塵山編・東陽堂・明治三十一年(1898)刊)   (国立国会図書館デジタルコレクション)(31/103コマ)   〝鳥居清経【宝暦元~十三年 1751-1763】    清満の門弟、其の伝詳ならず〟  ◯「集古会」第七十回 明治四十一年(1908)十一月(『集古会誌』己酉巻一 明治42年6月刊)   〝林若樹(出品者)鳥居清経画『初笑福徳はなし』黄表紙 安永五年板 二冊   ◯『浮世画人伝』p24(関根黙庵著・明治三十二年(1899)刊)   (「鳥居清信系譜」より)
     「鳥居清信系譜」〝経清(ママ) 清信門人〟    ◯「集古会」第八十五回 明治四十四年(1911)十一月(『集古会誌』壬子巻一 大正2年4月刊)   〝村田幸吉(出品者)黒本     鳥居清経画 東西こん/\ちき 二冊     鳥居清経画 政道狐宿替    三冊 明和元年板〟  ☆ 大正年間(1912~1825)  ◯「集古会」第百一回 大正四年(1915)一月(『集古』庚辰第四号 昭和15年9月刊)   〝三村清三郞(出品者)鳥居清経画 かぼちや 一冊〟  ◯「集古会」第百三十五回 大正十一年(1922)一月(『集古』壬戌第二号 大正11年2月刊)   〝三村清三郞(出品者)黒本 鳥居清経 かほぢや 一冊 桃太郎に擬せし南瓜太郎の事〟  ◯『浮世絵師人名辞書』(桑原羊次郎著・教文館・大正十二年(1923)刊)   (国立国会図書館・近代デジタルライブラリー)   〝清経 三代清満門人、俗称大次郎と称す、芝居版元中島屋伊左衛門の子なり、安永頃〟     ☆ 昭和年間(1926~1987)    ◯「日本小説作家人名辞書」p700(山崎麓編『日本小説書目年表』所収、昭和四年(1929)刊)   ◇「幾久」p700   〝幾久(いくひさ)    伝未詳、或は鳥居清経の匿名か、「鈴鹿山鬼丸物語」(安永七年(1778)刊)の作者〟    〈「日本古典籍総合目録」『鈴鹿山鬼丸物語』黄表紙・幾久作・鳥居清経画・安永七年刊〉     ◇「金花」p732   〝金花     伝未詳、或は鳥居清経の匿名か。「大黒舞」(安永七年(1778)刊)の作者〟      ◇「呉増左」p743   〝呉増左    鳥居清経の匿名か、「夢中御利益」(安永七年(1778)刊)の作者〟     ◯「日本小説作家人名辞書」p799(山崎麓編『日本小説書目年表』所収、昭和四年(1929)刊)   〝鳥居清経    江戸の浮世絵家、鳥居清満門人。「功徳罐平」(宝暦十年(1760)刊)の作者〟     ◯『浮世絵師伝』p36(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)   〝清経    【生】  【歿】  【画系】初代清満門人  【作画期】宝暦末~安永末    鳥居を称す、俗称大次郎、芝居版元中島屋伊左衛門の子なりと云ふ、役者絵の外、春信風の美人画など    もあり、作画期は紅摺絵の末期より錦絵の初期に相当せり、(口絵第二十四図参照)。又黒本・黄表紙    等に挿画せしもの、或は自画作のものなど数多ありて、其の画風は、錦絵に於けると稍別趣の特徴を有    す〟    ◯『浮世絵年表』(漆山天童著・昭和九年(1934)刊)   ◇「延享四年 丁卯」(1747)P98   〝正月、鳥居清経黒本『近江源氏よつきの雛形』画作出版〟          ◇「宝暦一二年 壬午」(1762)p116   〝此年、鳥居清経の挿画に成れる『銀杏栄常盤八景』あり〟    △『増訂浮世絵』p99(藤懸静也著・雄山閣・昭和二十一年(1946)刊)   〝鳥居清経    清満門人中、清長に次で秀でたものである。通称を大次郎といひ、芝居絵板元中島伊左衛門の子である。    役者絵をよくし、版画の優れたものが少くない。然し清経に至ると、もはや昔の鳥居家の特色はなくな    つて、清満を更に美化した画風のものとなつてゐる。なほ清経は書物の挿絵画家として注意すべきであ    る。黒本黄表紙その他のに筆を執つたことは夥しい。明和の早い頃から書き初めて、安永年間には非常    に多くの挿画を作つて居る。本書に収めた清経の版画の例に徴しても、清満風であり、大谷広次の力ん    だ姿にしても、所謂鳥居風の強い所はない。描線も細くやさしい表現を以てしてゐる。鳥居流の様式の    変化を見るべきである〟  ◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)   〔鳥居清経画版本〕    作品数:304点(「作品数」は必ずしも「分類」や「成立年」の点数合計と一致するとは限りません)    画号他:鳥居清経・鳥井清経・餅十    分 類:黄表紙140・黒本青本58・黒本50・青本21・咄本19・絵本番附5・絵本3・        草雙紙3・赤本1・洒落本1・滑稽本1・長唄1    成立年:延享2年   (1点)        宝暦8~12年(8点)        明和1~8  (58点)        安永1~9  (153点)(安永年間合計155点)         寛政7年   (1点)    〈延享二年(1745)の作品は黒本『とんだ茶釜』鳥居清経画だが、他の三百余ある作品と作画期が離れているのは不審。     あるいはこれが清信門人清経(初代)であろうか。なお「餅十(へいじゅう)」の使用は、「日本古典籍総合目録」上     では、安永九年刊(1780)の洒落本『根柄異軒之伝』の一例のみであるが、『江戸小咄辞典』(武藤禎夫編・昭和五二     年版・東京堂出版)には、安永二年(1773)刊の小咄本『再成餅』が「沙明=餅十画」となっている。ただし「日本古     典籍総合目録」には同本の画者を沙明とするが、餅十の名はない。寛政七年(1795)の一点は丈阿作の黄表紙『子敦盛』     であるが、これは明和四年(1767)刊の黒本『熊谷桜』の改題本の由である。従って、作画期は安永までとしてよいで     あろう〉