Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ くにみね うたがわ 歌川 国峰浮世絵師名一覧
〔文久1年(1861) ~ 昭和19年(1944)・84歳〕
 別称 梅蝶楼 一竜斎 一陽斎 通称 勝田銀之助  (歌川国久二代の次男。長男は歌川豊宣。父の国久二代は豊国三代(国貞)の女婿であるから初代国貞の孫)  ☆ 明治十四年(1881)     ◯「合巻年表」(〔東大〕は『【東京大学/所蔵】草雙紙目録』)   ◇合巻(明治十四年刊)※角書は省略    歌川国峯画『曽我ものがたり』二冊(画)歌川国峯(著)渡辺文京 沢久次郎板〔東大〕                       明治十四年七月八日出版御届    ◯『【明治前期】戯作本書目』(日本書誌学大系10・山口武美著)   ◇演劇(明治十四年刊)    歌川国峯画『夜討曽我狩場曙』上下二冊 国峯画 渡辺文京著 亀遊堂(正本写)    ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治十四年刊)    歌川国峯画   ◇合巻    『景清一代記』上下      挿絵・表紙 歌川国峯 小森宗次郎 小森宗次郎(6月)    『夜討曽我狩場曙』上下    口絵・挿絵・表紙 歌川国峯 渡辺文京 沢久次郎(7月)    『白糸主水恋情縁橋本』上中下 口絵・挿絵 国政・表紙 歌川国峰 春亭史彦 金永堂(9月)    『石川五右衛門真砂出立』上下 挿絵・表紙 歌川国峯 宮田孝助著・出版(10月)  ☆ 明治十五年(1882)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治十五年刊)   ◇合巻    国峯画『真土村冠松木』上下 挿絵・表紙 歌川国峯 早川弘毅 金英堂(9月)  ☆ 明治初年(1838~)    ◯『増補 私の見た明治文壇1』「明治初期の新聞小説」1p88   (野崎左文著・原本1927年刊・底本2007年〔平凡社・東洋文庫本〕)      「(八)新聞挿画の沿革」   〝明治初年の新聞さし絵の画家といへば、前記の落合芳幾、月岡芳年、小林永濯、山崎年信、新井芳宗、    歌川国松、稲野年恒、橋本周延(ハシモトチカノブ)、歌川国峰(ウタガワクニミネ)、筒井年峰(ツツヰトシミネ)、後藤芳景    (ゴトウヨシカゲ)の諸氏に止(トド)まり、後年名を揚げた右田年英(ミギタトシヒデ)、水野年方(ミズホトシカタ)、    富岡永洗(トミオカエイセン)、武内桂舟(タケウチケイシウ)、梶田半古(カジタハンコ)の諸氏は挿画の沿革から云へば第二    期に属すべき人々で、久保田米僊(クボタベイセン)氏が国民新聞を画き始めたのも亦此の後期の時代である〟    ☆ 明治十七年(1884)    ◯『【明治前期】戯作本書目』(日本書誌学大系10・山口武美著)   ◇戯作小説(明治十七年刊)    歌川国峯画    『塩原太助一代記』十八編十八冊 是真・芳幾・国峯画 三遊亭円朝演述 速記法研究会    『新説暁天星五郎』 上中下三冊 国峯画 桃口如燕口演  金玉出版社     (下掲『暁天星五郎』二十三冊本を三冊にまとめた別製本)    『本朝小西屋政談』    一冊 国峯画 田辺南龍口演  金玉出版社    『新編阿古屋之松』    一冊 国峯画 紙鳶堂風来編  文京社    『暁天星五郎』二十三編二十三冊 国峯画 桃口如燕口演  金玉出版社    『雲霧五人男』  十四編十四冊 国峯画 春錦亭柳桜口演 金玉出版社  ◯「近代書誌・近代画像データベース」明治十七年刊(国文学研究資料館)    歌川国峯画    『英国孝子の伝ジョウジスミス伝』口絵・挿絵 梅蝶楼国峯 三遊亭円朝 速記法研究会(1-8編 6~7月)    『正札附弁天小僧』     口絵・挿絵 歌川国峰  伊東専三  滑稽堂  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」明治十七年刊(国立国会図書館)    歌川国峯画    『唐土模様倭粋子』挿絵 一竜斎国峰 春風亭柳枝 滑稽堂(後編 6月)〈前年の前編の口絵は芳年〉    『新説暁天星五郎』挿絵 歌川国峯  伊東専三 東京金玉出版社(23編 7月)〈1-22編未確認〉    『新説暁天星五郎』口絵・挿絵 歌川国峰 桃川如燕 東京金玉出版社(7月)    『新説暁天星五郎』口絵・挿絵 歌川国峯 桃川如燕 東京金玉出版社(上下 8月)     〈7月刊の一本とは図様が異なる〉    『新編金瓶梅』  口絵・挿絵 国峯 曲亭馬琴 清水市太郎(8月)     『本町小西屋政談』口絵・挿絵 歌川国峯 田辺南竜  東京金玉出版社(9月)    『雲霧五人男』  挿絵・表紙 歌川国峯 春錦亭柳桜 東京金玉出版社(1-10編 9-12月)    『積恋雪関扉』  口絵 一応斎国松・挿絵 国峰 紙鳶堂風来 日本堂(11月)    『常磐津名曲関扉通解』口絵・表紙 一応斎国松・挿絵 国峰 紙鳶堂風来 日本堂(11月)  ◯『私の見た明治文壇』「今日新聞と浪華新聞」野崎左文著 春陽堂 昭和二年刊   〝(明治十七年九月二十五日、夕刊紙「今日新聞」創刊。主筆・仮名垣魯文、助役・野崎左文)    絵は尾形月耕、落合芳幾の両氏(芳幾氏は東京絵入の外他の新聞へは筆を取らぬのを魯文交誼上無落    款で描く事を承諾されたが後には歌川国峰氏が之に代つた)〟    ☆ 明治十八年(1885)    ◯「絵本年表」(〔漆山年表〕は『日本木版挿絵本年代順目録』)   ◇絵本(明治十八年刊)    歌川国峰画『吾妻餘波』二冊 梅蝶国峯画 岡本昆石編 森戸錫太郎版〔漆山年表〕    ◯『【明治前期】戯作本書目』(日本書誌学大系10・山口武美著)   ◇戯作小説(明治十八年刊)    歌川国峯画    『業平文治漂流奇談』九編九冊 国峯画 三遊亭円朝演述 速記法研究会    『絲柳霞裲襠』一冊 月耕・国峯画 紙鳶堂風来編 文京社    『百猫伝』  一冊 豊宣・国峯画 桃川如燕述 傍聴速記法学会   ◇翻訳・翻案(明治十八年刊)    歌川国峯画    『ジョージスミス伝』八冊 国峯画 三遊亭円朝演述 速記法研究会   ◇演劇(明治十八年刊)    歌川国峯画    『千代誉筑紫女松』十編十冊 国峯画 竹柴晋升作 鶴鳴堂(脚本)  ◯『【一読三歎】当世書生気質』春のやおぼろ(坪内逍遥)著 晩青社 明治十八年刊    (出典:国立国会図書館デジタルコレクション・近代書誌・近代画像データベース)    6月刊 第1号 口絵 署名「梅蝶楼国峰」挿絵 署名「国峯画」        第2号 挿絵 署名「梅蝶国峯画」    7月刊 第3号 挿絵 署名「国峯画」        第4号 挿絵 署名「葛飾筆」〈葛飾正久〉    8月刊 第5号 挿絵 署名「長」〈長原止水〉      ? 第6号 挿絵 署名「多気桂舟画」    9月刊 第7号 挿絵 署名「桂舟画」        第8号 挿絵 署名「長」   10月刊 第9号 口絵 署名「梅蝶楼国峰画」挿絵「桂舟画」    〈『当世書生気質』は翌19年の1月、第17号で完結するが、国峰の作画は以降なし〉  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」明治十八年刊(国立国会図書館)    歌川国峯画    『糸桜春蝶奇縁』 口絵・表紙 一竜斎国峯・挿絵 年之 曲亭馬琴 滑稽堂(1-11編 2-4月)    『塩原多助一代記』挿絵 梅蝶(楼)国峯  朝霞楼芳幾 三遊亭円朝 速記法研究会(5-18編 1月)    『雲霧五人男』  挿絵・表紙 歌川国峯 春錦亭柳桜 東京金玉出版社(11-14編 2-3月)    『怪談牡丹燈籠』 口絵・挿絵 国峯 三遊亭円朝 文事堂(5月)    『英国孝子ジョージスミス之伝』口絵・挿絵 梅蝶楼国峯 三遊亭円朝 速記法研究会(1-8編 6-7月)                2-8編 挿絵 歌川国久〈国峯は国久の次男〉    『雪月花色染分』 口絵・国峯 挿絵 梅蝶楼国峯、月耕・表紙 葛飾 嵯峨野増太郎 日月堂他(7月)    『日本開闢由来記』口絵・挿絵 梅蝶楼国峯 指漏漁者  上田仙吉(12月)  ◯「近代書誌・近代画像データベース」明治十八年刊(国文学研究資料館)    歌川国峯画『吾妻余波』二編 口絵・挿絵 梅蝶国峯 岡本昆石 森戸錫太郎(10月)  ◯『東京流行細見記』登亭逸心撰・清水市太郎編・明治十八年七月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)
    「東京流行細見記」「浮世屋画工郎」(当時の諸職芸能人や専門店を吉原細見に擬えて序列化した戯作)     〝(暖簾の文字)「錦」浮世屋絵四郎   (上段 合印「入山型に△」)〝日の出 新流行 大上々吉 大々叶〟〈細見全体での序列は十位〉    〈上段は名称のみ〉     芳年 永濯 芳幾 国周 清満 広重 月耕 芳宗   (中段 合印「入山型」)〝日々流行 上々吉 大繁昌〟〈細見全体での序列は十三位〉     いねの  年 恒 〈稲野〉     うた川  国 政 〈歌川〉     やうしう 周 延 〈楊洲〉          年 方 〈(水野)〉     かつ川  春 亭 〈勝川〉     あだち  吟 香(ママ)〈安達〉     こばやし 清 親 〈小林〉     うた川  豊 宣 〈歌川〉     うた川  国 峯 〈歌川〉     やうしう 周 重 〈守川〉     うた川  国 梅 〈歌川〉    〈以下下段は名称のみ。禿・芸者・遣り手は省略〉   (下段 合印「入山型」)〝日々流行 上々吉 大繁昌〟〈細見全体での序列は十三位〉     広近 年景 芳藤 年参    〈全体は本HP「浮世絵用語」【う】の「浮世絵師番付」参照のこと〉      〈この明治18年7月刊「細見記」の国峰は東京住、下掲明治19年1月2日付「今日新聞」記事では京都住となっているので、国峰    の移住は明治18年7月以降のことと思われる〉  ☆ 明治十九年(1886)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」明治十九年刊(国立国会図書館)    歌川国峯画    『日本開闢由来記』口絵・挿絵    梅蝶楼国峯 指漏漁者  文盛堂(3月)    『教草女房形気』 口絵・表紙・挿絵 梅蝶楼国峰 山東京山  三栄社(後編上下 5月)    『岩見武勇伝』  口絵 哥川国峯・挿絵 月耕  編者不詳  内山亀太郎(5月)    『教草女房形気』 口絵・表紙 香蝶豊宣・挿絵 上 豊宣 下 梅蝶国峰 山東京山 三栄社(前編上下 8月)    『新編金瓶梅』  口絵・挿絵    国峯    曲亭馬琴  上田屋(10月)    『千代誉筑紫女松』口絵・挿絵    梅蝶楼国峯 竹葉舎晋升 鶴鳴堂(11月)  ◯「今日新聞」三八〇号付録(明治19年1月2日)   (「ふりかな新聞画工之部」)   〝東京 大蘇芳年  同  落合芳幾  同  小林清親  同  尾形月耕    同  稲野年恒  同  新井芳宗  同  生田芳春  同  歌川豊宣    京都 歌川国峰  大阪 歌川国松  同左 後藤芳峰  高知 藤原信一    〈この付録は当時の新聞を顔見世番付の趣向で紹介したもの。「ふりかな新聞」とはいわゆる「小新聞」を指す。下掲の     明治20年刊『京都名所案内図会』によると、国峰の新聞社は「日出新聞」である〉  ☆ 明治二十年(1887)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十年刊)    国峰画    『絵本日本太平記』口絵・挿絵 国峰 木戸鉊之介 駸々堂(上下 7月)大阪    『噂高倉恋の仇櫛』挿絵・表紙 国峰 植村太平  山崎音吉(10月)京都  ◯『京都名所案内図会』下 石田旭山編 正宝堂 明治二十年六月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)40/83コマ   〝浮世画之部    国峯 日出新聞社内ニ〟〈この頃国峯は京都の日出新聞の挿絵を担当していたのである〉  ☆ 明治二十一年(1888)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十一年刊)    国峰画    『絵本通俗名誉軍談』口絵・挿絵 歌川国峯 木戸鉊之介  文求堂(4月)京都    『当世会社気質』  挿絵    歌川国峰 大東楼愚楽人 駸々堂(11月)大阪  ☆ 明治二十二年(1889)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十二年刊)    国峯画    『女侠松竹梅』    挿絵 国峯           奥村鳴子  山中勘次郎(2月)京都    『春色日本魂』    口絵・挿絵・表紙 国峯     楊外堂主人 日吉堂 (4月)東京    『綾錦都の花衣』   口絵・挿絵・表紙 国峰     金子錦二  共和書店(5月)東京    『花廼廓毒婦の美代吉』口絵・挿絵 歌川国峰・表紙 習古?金子錦二 共和書店(6月)    『床飾菖蒲刀』    口絵 歌川国峰・挿絵 国松・表紙 習古?  臥竜散人 共和書店(6月)    『屏風廼張交』    口絵・挿絵 国峰・表紙 習古? 香愛散史  共和書店(6月)    『青年之友』     口絵・挿絵 国峯・表紙 習古? 金子錦二  共和書房(6月)    『正夢双紙』     口絵・挿絵 国峰・表紙 習古? 金子錦二  共和書店(6月)    『懸的千筋矢』    口絵・挿絵 国峰・表紙 習古? 臥竜散人  共和書店(7月)    『繋駒奥州唄』    口絵・挿絵 国峯・表紙 習古? 愛柳子   共和書店(7月)    『あさか山』     口絵・挿絵・表紙 国峰     薄の舎一本 共和書店(7月)    『霜夜の松』     口絵・挿絵 国峰・表紙 習古? 隅提居士  共和書店(7月)    『月下の梅』     口絵・挿絵 国峰・表紙 習古? 緑水居士  共和書店(7月)    『片輪車』      口絵・挿絵 国峰・表紙 習古? 洛陽散人  共和書店(7月)    『蔦紅葉函嶺夕霧』  口絵・挿絵 国峯・表紙 習古? 彩霞園柳香 小説館 (8月)東京    『双竜奇譚』     口絵・挿絵 国峯・表紙 習古? 梅南逸史  共和書店(8月)    『胸時計響音聞書』  口絵・挿絵 梅蝶国峯・表紙 習古? 花廼舎静枝 共和書店(9月)    『紙鳶柳縺糸』    口絵・挿絵 国峰・表紙 習古? 梧陰逸人  共和書店(9月)    『野飼駒』      口絵・挿絵 国峰・表紙 習古? 梧陰逸人  共和書店(9月)    『昼夜帯』      口絵 芳年 国峯・挿絵 国峯  花廼舎静枝 共和書店(9月)    『緑林時雨の風説』  口絵・挿絵 国峯・表紙 習古? 中村芳松  競争屋 (10月)大阪    『大鷹裁判記』    口絵・挿絵 国峰・表紙 習古  鳴子逸史  共和書店(10月)    『二葉廼鏡面』    口絵・挿絵 国峯・表紙 習古? 鳴子逸史  共和書店(11月)    一陽斎画    『怪談檮衣声』挿絵    一陽斎 香川宝州  駸々堂 (2月)大阪    『恋』    挿絵    一陽斎 大東楼愚人 岡本書房(2月)大阪    『桃の園』  口絵・挿絵 一陽斎 香川宝洲  岡本書房(3月)    『名誉の接木』口絵・挿絵 一陽斎 三遊亭円朝 岡本書房(4月)    『一昼夜』  口絵・挿絵 一陽斎 大東楼主人 駸々堂 (5月)    『明治梅暦』 口絵・挿絵 一陽斎 奥村柾兮  岡本書房(7月)    『鉄世界』  口絵・挿絵 一陽斎・表紙 未詳 大東楼愚楽人 偉業館(8月)    〈これらの一陽斎は一陽斎国峰か〉  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(国文学研究資料館・明治二十二年刊)    国峰画『輪回の火車』口絵・挿絵 国峰・表紙 習古? 奥村玄次郎 共和書店(6月)  ☆ 明治二十三年(1890)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十三年刊)    国峰画    『天眼鏡』口絵・表紙 信一・挿絵 国峯 年信 国松 翁屋さん馬 駸々堂(3月)大阪    〈挿絵の印篆[香蝶◎][国峯]◎(一字か二字か)読めず〉  ☆ 明治二十四年(1891)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十四年刊)    国峰画    『記留物』口絵・挿絵 国峯・表紙 習古? 笠園主人訳 三友舎 (5月)東京    『玉手箱』口絵・挿絵 国峯・表紙 未詳  涙香小史  鈴木金輔(5月)東京    『何者』 口絵・挿絵 国峯・表紙 未詳  涙香小史訳 都新聞社(11月)東京  ◯『現在今世名家書画一覧』番付 大阪 樋口正三朗編集・出版 明治二十四年十二月刊   (東京文化財研究所「明治大正期書画家番付データベース」)   〝各派席位混淆    東京 久保田米仙 大阪 若林長英(ママ) 東京 大蘇芳年  大阪 田口年恒    大坂 鈴木雷斎  堺  中井芳滝   大坂 武部芳峰  大坂 藤原信一    東京 哥川国峯  東京 蜂須賀国明  東京 鍋田玉英  ミヤギ 恩田文舟    大阪 三谷貞広  大坂 村上豊貞(他略)〟  ☆ 明治二十五年(1892)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十五年刊)    歌川国峰画    『巌乃松』口絵・挿絵 哥川(一陽斎)国峰 菊亭香水  明文館(11月)東京    『幸』  挿絵 一陽斎国峯       吐紫楼主人 明文館(11月)東京  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(国文学研究資料館・明治二十五年刊)    歌川国峰画    『かひよせ』「心組織」挿絵 歌川国峰 宇田川文海 岡島真七(5月)(小説叢書 四籠)大阪  ◯『古今名家新撰書画一覧』番付 大阪 鳥井正之助編 中島徳兵衛出版 明治二十五年二月刊   (東京文化財研究所「明治大正期書画家番付データベース」)    ※( )は同一グループ内で字の大きな別格絵師    〝各派席位混淆     (東京 橋本周延)西京 歌川国峰  西京 三谷貞広 西京 赤井恒茂 宮城 恩田文舟      大坂 田口年恒 堺  中井芳滝  大坂 鈴木雷斎 大坂 林基春  大坂 藤原信一      東京 歌川豊宣 東京 蜂須賀国明 東京 鍋田玉英 東京 梶田英洲(東京 大蘇芳年)〟  ☆ 明治二十六年(1893)    ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十六年刊)    国峰画    『雪竹伏水曙』口絵のみ 一陽斎国峰 宇田川文海 駸々堂 (11月)②大阪    一陽斎画    『三人情晤』 口絵・挿絵 一陽斎 痴遊子   藤谷虎三(1月)大阪    『忍気車』  口絵・挿絵 一陽斎 戯笑散人  藤谷虎三(1月)    『春色花の魁』口絵・挿絵 一陽斎 松山みどり 藤谷虎三(2月)    『みだれ糸』 口絵二図「一陽斎画」「塵外生写」美登里 藤谷虎三(3月)    〈口絵二図の署名から一陽斎国峰は「蘆外生」とも称したか〉  ◯『大阪名勝独案内』梅河三浜編 温知堂 明治二十六年一月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝浮世画工    稲野年恒 一龍斎国峯 田口年信  三谷貞広  筒井年峯    鈴木雷斎 一勇斎芦国 長谷川貞信 長谷川小信 林基春〟〈大阪在住〉  ◯『浮世絵師便覧』p223(飯島半十郎(虚心)著・明治二十六年(1893)刊)   〝国峯(ミネ)    歌川、◯三世豊国門人、梅蝶楼と号す、錦画、◯明治〟    〈三世豊国(国貞)は元治元年(1864)十二月の没、然るにこの国峯は文久初年(1861頃)の出生。従って、三世豊国門     人とするには無理がある。飯島虚心の錯誤であろうか〉    ☆ 明治二十七年(1894)  ◯『明治二十七年重宝便覧』大阪 梅津竹次郎編集・出版 明治二十六年十二月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)(31/51コマ)   〝大阪高名家及ヒ諸芸人一覧    浮世絵工 稲野年恒 一龍斎国峯 田口年信  長谷川貞信 三谷貞広          鈴木蕾斎 一勇斎芦国 長谷川小信 筒井年峯  林基春〟  ◯『新撰年中重宝記』大阪 千葉胤矩編集・出版 明治二十七年一月(1894)   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝現今各派画家(21/98コマ)    大阪 鈴木雷斎  稲野年恒  武部北涯  歌川国峰  石川石陰       赤井恒茂  宮崎鎗八  三谷貞広  井上芳洲  岡本景暉       木下日峰  田口年信  長谷川貞信 歌川芦国  筒井年峰       長谷川小信 歌川国松  山口愚仙  藤原信一  前野一広       槙岡恒房  扶桑園仙斎 扶桑園春香 林基春〟  ☆ 明治二十八年(1895)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十八年刊)    一陽斎画    『夢の浮世幻物語』口絵 基春・挿絵 弌陽斎 石川一口 駸々堂(6月)    『勝見正太郎』  口絵・表紙 一陽斎    香川宝洲 駸々堂(10月)  ☆ 明治二十九年(1896)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治二十九年刊)    歌川国峰(一陽斎)画    『偽妖婦』  口絵 歌川国峰・挿絵 国松・表紙 習古? 臥竜散人 積善館 (2月)大阪    『新三日月』 口絵・挿絵 国峰      表紙 習古? 緑水居士 鈴木常松(3月)大阪    『今様女清玄』口絵・挿絵・表紙 一陽斎国峰       笠園主人 いろは堂(5月)大阪〈3・4ページ大折込口絵・挿絵〉    『命不知』  口絵・表紙 一陽斎?           江見水蔭 駸々堂(6月)     〈落款の読みに確信はない。2ページ大折込口絵〉  ☆ 明治三十年(1897)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治三十年刊)    国峰画『宝蔵院覚禅坊』口絵 芳景 国峰・表紙 ◎月 放牛舎桃湖 朗月堂(12月)  ◯『くされ縁』巻末広告 駸々堂 大阪 明治三十年十月刊   (近代書誌・近代画像データベース)〈作品未見。口絵・挿絵・表紙の区別不明。作者名と書名のみあげる〉   歌川国峰画    石川一口『忠節お初』  ☆ 明治三十二年(1899)    ◯『浮世画人伝』p83(関根黙庵著・明治三十二年(1899)刊)   (「歌川豊国系譜」より)   〝現存 国峯(歌川国久門人)    国久次男、号梅蝶楼、大坂毎日新聞ニ従事ス〟
    「歌川豊国系譜」  ☆ 明治三十四年(1901)  ◯ 第十回 日本絵画協会展(明治三十四年三月開催 於上野公園旧博覧会跡第五号館)   (『明治期美術展覧会出品目録』より)    富岡永洗 美人(娼妓)銀章 ・美人(姉妹) 長野    水野年方 少女 銀章 ・洗髪    大野静方 婚礼 一等褒状 ・霜    荒井寛方 温和 二等褒状 栃木    歌川国峯 春野 二等    鏑木清方 ちりゆく花 二等 ・雛市 ・晩夏 ・遣羽子    尾形月耕 暖和 ・絲桜 ・日本名物(桜紅葉)・宝船 ・美人    梶田半古 牡丹に帳    ☆ 明治三十五年(1902)  ◯「近代書誌・近代画像データベース」(国文学研究資料館・明治三十五年刊)    国峰画『園遊会』口絵・挿絵 国峰 徳田秋声等 金港堂(10月)  ◯『古今名家新撰書画一覧』番付 大阪 鳥井正之助編集・出版 明治三十五年正月刊   (東京文化財研究所「明治大正期書画家番付データベース」)   〝各派序位混淆    (西京 田村宗立 守住勇魚〔大サカ〕鈴木雷斎 山内愚仙 石川小陰)〈このグループの別格絵師〉    〔大サカ〕林基春  長谷川貞信 武部芳豊 稲葉芦国 長谷川小信 田口年信 稲野年恒        哥川国峰 藤原信一  坂田耕雲 尾竹国一    〔西京〕野村芳光 野村芳常  三村芳貞〟  ◯『大日本絵画著名大見立』番付 京都 仙田半助編集・出版 明治三十五年十二月刊   (東京文化財研究所「明治大正期書画家番付データベース」)   〝浮世画 歌川国峰 東京市〟    〈この年の1月刊の番付で大阪、12月の番付で東京とあるから、国峰の東京に戻ったのは明治35年か〉  ☆ 明治三十八年(1905)  ◯「大日本絵画著名大見立」仙田半助編 明治三十八年刊   〝浮世画席不問 歌川国峰 東京市〟     浮世絵師番付〈本HP「浮世絵事典」の「浮世絵師番付」所収〉  ☆ 明治四十年(1907)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治四十年刊)    国峰画『何者』口絵・挿絵・表紙 国峰 涙香小史 春江堂(10月)〈2ページ大折込口絵〉  ◯「東京勧業博覧会」(3月20日~7月31日・於上野公園)   『東京勧業博覧会美術館出品図録』東京府篇 審美書院(明治四十年四月刊)    (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝日本画之部    尾竹竹坡 一指       尾竹国観  てがら噺    梶田半古 乳海       鏑木清方  嫁ぐ人    歌川国峰 男舞       久保田金僊 妙音天    山田敬中 雪山暮色     松本楓湖  長年奉帝    寺崎広業 王摩詰      荒井寛方  片岡山    榊原蕉園 我のたま・花の蔭 坂巻耕魚  奥山閣    桐谷洗鱗 てう/\〟  ☆ 明治年間(1868~1911)    ◯「読本年表」(〔目録DB〕は「日本古典籍総合目録」)   ◇読本(明治年間刊)    歌川国峯画『本朝小西屋政談』一冊 歌川国峯画 伊東専三作〔目録DB〕    ☆ 大正元年(1912)  ◯『大日本画家名鑑』大正二年度改正 現代之部 前田鐘次郎編 東洋画館 大正元年(1912)12月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   「浮世画之部」   〝歌川国峰 東京下谷根岸〟  ☆ 大正二年(1913)  ◯『大日本当代画伯名鑑』田辺貞次郞編集・出版 日月社 大正二年七月刊   (大正二年五月調べ 画家住所録)(国立国会図書館デジタルコレクション)   〝国画各派 歌川国峯 東京 本郷千駄木林町二四〇〟   〝閨秀各派 歌川若菜 東京 本郷千駄木林町二四〇〟   〈歌川若菜は大正5年1月外遊8年を経て帰国したとあるから、同居ではなく国峰の住所をその間の連絡先としているので    あろう。してみると国峰と若菜は親子の関係であろうか。歌川若菜の項参照〉  ☆ 大正十二年(1923)    ◯『浮世絵師人名辞書』(桑原羊次郎著・教文館・大正十二年(1923)刊)    (国立国会図書館「近代デジタルライブラリー」所収)   〝国峯 歌川豊宣の弟、国久の男、勝田氏、俗称銀次郎、梅蝶楼と号す、新聞挿絵〟    ☆ 昭和六年(1931)    ◯『浮世絵師伝』p58(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)   〝国峰    【生】現存             【画系】国久の次男     【作画期】明治    歌川を称す、勝田氏、俗称銀之助、梅蝶楼と号す、新聞の挿画あり〟    ☆ 昭和十六年(1941)    ◯『浮世絵師歌川列伝』付録「歌川系図」(玉林晴朗編・昭和十六年(1941)刊)   〝歌川国久門人 国峰〟   〝歌川国久(二世)門人 国峰〟    〈玉林晴朗の系図には上記の二つの国峰が出ている。『原色浮世絵大百科事典』第二巻「浮世絵師」は国久二代の門人     とする〉
    「歌川系図」    ☆ 没後資料    ◯「幕末明治の浮世絵師伝」『幕末明治の浮世絵師集成』p88(樋口弘著・昭和37年改訂増補版)   〝国峰(くにみね)    歌川を称し、これを本姓とした。俗称銀次郎、梅蝶楼と号した。豊宣の弟で、三代豊国の直孫である。    明治二、三十年代に風俗画、新聞、小説単行本に挿絵がある。晩年は鎌倉に住み、肉筆画を描く。文久    元年生れ、昭和十九年八十三才で歿した。国松とは血縁関係はないが、国松が二代豊国の門系で、国峰    は三代豊国の末流として、共に昭和十年代まで生き残つた最後の浮世絵師であつた〟    ◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)    作品数:1点      画号他:国峯・梅蝶楼      分 類:読本1      成立年:明治期     〈一点は『本朝小西屋政談』(伊東専三作)〉
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