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☆ くにあき うたがわ 歌川 国明 二代浮世絵師名一覧
〔天保6年(1835)~ 明治21年(1888)7月29日・54歳〕
   ☆ 嘉永四年(1851)    ◯「合巻年表」(〔目録DB〕は「日本古典籍総合目録」)   ◇合巻(嘉永四年刊)※角書は省略    歌川国明画『松園白妙譚』歌川国明画 瓢々亭泉成作〔目録DB〕(注記「日本小説年表による」)    ☆ 安政五年(1858)    ◯「読本年表」(〔切附本〕は「切附本書目年表稿」)   ◇読本(安政五年刊)    歌川国明画『国姓爺一代記』二編 一凰(ママ)齋國明画 鈍亭魯文作〔切附本〕    ☆ 万延元年(安政七年・1860)     ◯「合巻年表」(〔目録DB〕は「日本古典籍総合目録」)   ◇合巻(安政七年刊)※角書は省略    歌川国明画『御堂前仇討』六巻 歌川国明画 招禄翁(笠亭仙果)作〔目録DB〕    ◯「読本年表」(〔切附本〕は「切附本書目年表稿」)   ◇読本(万延元年刊)    歌川国明画    『林の花』一鳳齋國明画 山々亭有人作 〔切附本〕    〈刊記なし、申(万延元年)六月の改印。外題には「芳春」とある由〉    『島川顕勇傳』画工名記載なし 招禄翁作〔切附本〕    〈表紙に「国明画」見返に「あき筆」とある由。「房種画」とする説もあり〉    ☆ 文久元年(万延二年・1861)    ◯「読本年表」(〔切附本〕は「切附本書目年表稿」)   ◇読本(文久元年刊)    歌川国明画『国姓爺一代記』三編 一凰(ママ)齋國明画 鈍亭魯文作〔切附本〕    ◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)   ◇分類なし(万延二年刊)    歌川国明画『為朝弓勢録』二巻 歌川(一鳳齋)國明画 三亭春馬訳 蔦屋吉蔵板(〔目録DB〕は「日本古典籍総合目録」)      ☆ 文久三年(1863)    ◯「合巻年表」(〔東大〕は『【東京大学/所蔵】草雙紙目録』〔目録DB〕は「日本古典籍総合目録」)   ◇合巻(文久三年刊)※角書は省略    歌川国明画『稲妻形怪鼠標子』六七編 歌川国明画 楽亭西馬作〔目録DB〕    ☆ 慶応四年(明治元年(1868))    ◯『新増補浮世絵類考』〔大成Ⅱ〕⑪191(竜田舎秋錦編・慶応四年成立)   (「歌川氏系譜」の項)
    「歌川豊春系譜」     〝(歌川国貞門人)国明    一風(ママ)斎ト号ス。二代目トナル。初代未詳〟    ◯『歳成記』風雷山人著 玉家如山蔵板 戊辰仲冬(明治元年十一月)刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)※◎は難読文字   〈当時人気のあった浮世絵師や戯作者などを吉原細見に擬えて格付けしたもの〉   〝浮世屋絵四郎    (一段目)貞秀 芳虎 芳幾 芳年 国周 国輝 国貞 国明    (二段目)芳春 芳盛 芳藤 房種 重次 広重 重清 国久 一豊 国歳 芳富     (三段目)芳延 国時 国玉 芳豊 芳信 艶長 幾丸 年晴 周延 年次     かぶろ/おい/らん/どう/ちう/すがた/大に/しき/がう/くわん     げたい/なかみ     (禿 花魁 道中姿 大錦 合巻 外題 中味)     やくしや/にづら/大くび/丸◎/めい/しよ/けしき〟     (役者 似顔 大首 丸◎? 名所 景色)     やりて く◎り(遣手 ?)    〈慶応元年刊の『歳成記』には国明の名が見えないから大躍進である〉  ☆ 明治十年(1877)  ◯ 内国勧業博覧会(明治10年(1877)8月21日~11月30日・於上野公園)      ◇『明治十年内国勧業博覧会出品目録』4 内国勧業博覧会事務局    (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝追加 第二区 第五類     錦絵 三枚継 相撲 画 蜂須賀国明 彫 須川銀次 摺 松村磯吉   ◇『明治十年内国勧業博覧会出品解説』山本五郎纂輯   〝第三区 美術 第三類 剞劂」    錦絵 相撲図 画工 蜂須賀国明 彫工、須川銀次・瀬戸松五郎 刷工、松村磯吉      (出品人)松木平吉 吉川町  ☆ 明治十一年(1878)     ◯「合巻年表」(〔東大〕は『【東京大学/所蔵】草雙紙目録』)   ◇合巻(明治十一年刊)※角書は省略    歌川国明画『松の栄千代田の神徳』(画)蜂須賀国明(著)仮名垣熊太郎 大倉孫兵衛板〔東大〕         「出版御届明治十一年六月」    ◯『【明治前期】戯作本書目』(日本書誌学大系10・山口武美著)   ◇戯作小説(明治十一年刊)    歌川国明画『松栄千代田神徳』上中下三冊 国明画 仮名垣熊太郎編 錦栄堂(正本写)    ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治十一年刊)    歌川国明画『鹿児島実戦記』1-7号 蜂須賀国明 挿絵・表紙 蜂須賀国明 紅英堂(1月)  ☆ 明治十四年(1881)  ◯『明治文雅都鄙人名録』岡田霞船編 聚栄堂 明治十四年四月刊    (国立国会図書館デジタルコレクション)    〈この書は当時の詩・文・書・画・歌・俳諧・篆刻等における著名人のリスト〉   〝画 蜂須賀国明 斧二郎 本所千歳町三番地〟     浮世絵師 人名録(『明治文雅都鄙人名録』『現今東京文雅人名録』)  ◯『現今東京文雅人名録』竹原得良編 橋本定吉 明治十四年六月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝画 蜂須賀国明 斧二郎 本所千才町三番地〟  ☆ 明治十五年(1882)     ◯「合巻年表」(〔東大〕は『【東京大学/所蔵】草雙紙目録』〔目録DB〕は「日本古典籍総合目録」)   ◇合巻(明治十五年刊)※角書は省略    歌川国明二世画『時代加賀見』四十五編(画)国あき 表紙 吟光(著)種清 若狭屋与市板〔東大〕            御届明治十四年十二月廿日  ◯『明治文雅都鄙人名録』岡田霞船編 聚栄堂 明治十五年五月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝画 蜂須賀国明 斧二郎 本所千歳町三番地〟    〈明治14年版人名録と同じ〉  ☆ 明治十六年(1883)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治年十六刊)    歌川国明画『神功皇后暦代記』口絵・挿絵・表紙 国明自画 蜂須賀国明 紅木堂(1月)    (刊記「編輯兼任画工 蜂須賀国明 本所千歳町三十番地」)  ☆ 明治十七年(1884)  ◯ 第二回 内国絵画共進会(四月開催・於上野公園)    (『第二回内国絵画共進会/出品人略譜』農商務省博覧会掛編・国文社・五月刊)   〝第四区 東京府    蜂須賀斧正国明ト号ス。東京府本所区横網町二丁目ニ住ス。蜂須賀辰之助ノ男ニシテ天保六年十月生ナ    リ。弘化四年ヨリ歌川豊国ノ門ニ入ル〟  ☆ 明治十八年(1885)    ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治十八年刊)    国明画   『伊賀越仇討実記』口絵・挿絵・表紙 国明 竹内善太郎編集・出版(4月)   『金毘羅利生記』 口絵・挿絵・表紙 国明 竹内善太郎編集・出版(4月)    ◯『東京高名鑑』加藤新編 滝沢次郎吉出版 明治十八年十一月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝生田芳春 早川松山 橋本周延 長谷川雪光 長谷川周春 蜂須賀国明 梅素薫  豊原国周    大村一蜻 大竹国房 恩田幹延 尾形月耕  落合芳幾  渡辺省亭  河鍋暁斎 金木年景    竹内国政 月岡芳年 永島孟斎 村井房種  歌川芳藤  歌川国松  歌川国久 野坂年晴    松本楓湖 松本豊宣 松本芳延 小林清親  小林永濯  安藤広近  安藤広重 安達吟光    新井年雪 荒川国周 柴田是真 鳥居清満  守川国重  鈴木華邨〟  ☆ 明治十九年(1886)  ◯「国立国会図書館デジタルコレクション」(明治十九年刊)    国明画    『鬼将軍清正実記』口絵・挿絵・表紙 国明 中村忠次郎編集・出版(12月)②(パノラマ口絵・合巻)  ☆ 明治二十四年(1891)  ◯『現在今世名家書画一覧』番付 大阪 樋口正三朗編集・出版 明治二十四年十二月刊   (東京文化財研究所「明治大正期書画家番付データベース」)    ※( )は「各派席位混淆」グループ内で字の大きな別格絵師    〝各派席位混淆    東京 久保田米仙  大阪 若林長英(ママ)(東京 大蘇芳年)(大阪 田口年恒)   (大坂 鈴木雷斎)  堺  中井芳滝   大坂 武部芳峰  大坂 藤原信一    東京 哥川豊宣   東京 蜂須賀国明  東京 鍋田玉英  ミヤギ 恩田文舟    大阪 三谷貞広   (大坂 林基春)  (東京 橋本周延)    宮城(ママ)松本芳延  同左 正木国晴   同左 安藤広近〟  ☆ 明治二十五年(1892)  ◯『古今名家新撰書画一覧』番付 大阪 鳥井正之助編 中島徳兵衛出版 明治二十五年二月刊   (東京文化財研究所「明治大正期書画家番付データベース」)    ※( )は同一グループ内で字の大きな別格絵師    〝各派席位混淆     (東京 橋本周延)西京 歌川国峰  西京 三谷貞広 西京 赤井恒茂 宮城 恩田文舟     大坂 田口年恒 堺  中井芳滝  大坂 鈴木雷斎 大坂 林基春  大坂 藤原信一      東京 歌川豊宣 東京 蜂須賀国明 東京 鍋田玉英 東京 梶田英洲(東京 大蘇芳年)〟  ☆ 明治二十七年(1894)  ◯『新撰年中重宝記』大阪 千葉胤矩編集・出版 明治二十七年一月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)    (古今書画人名便覧)   〝現今各派画家(21/98コマ)    東京 大蘇芳年  橋本周延 渡辺幽香  歌川豊宣  蜂須賀国明 鍋田玉英       伊藤芳邦  安藤為橘 梶田英洲  五姓田義松 平井柳静  服部香甫       小林清親〟  ☆ 明治四十四年(1911)     ◯『増補古今書画名家一覧』番付 大阪 石塚猪男蔵編集・出版 明治四十四年十月刊   (東京文化財研究所「明治大正期書画家番付データベース」)   〝今故浮世絵各派    〔東京〕蜂須賀国明 大月年光 揚斎年貞 小林幾英 大橋象山 紅山素鳳  岡田国輝         笹川竹亭  春名幽水 駒沢百泉 松田自山 静斎年一 御代田楓皐 森川楓林〟  ☆ 明治年間(1868~1911)    ◯「合巻年表」(〔目録DB〕は「日本古典籍総合目録」)   ◇合巻(明治)    歌川国明画    『時代加々見』四十五編 歌川国明画 柳水亭種清作 若狹屋与市板〔目録DB〕(注記「四〇‐四八編は明治元‐一六刊」)    ☆ 刊年未詳    ◯「合巻年表」(〔目録DB〕は「日本古典籍総合目録」)   ◇合巻(刊年未詳)    歌川国明画    『新田足利楠公録』前後編 歌川国明画 三亭春馬作〔目録DB〕    『梅ケ香草紙』一冊 国明画 招禄翁〔目録DB〕     ☆ 没後資料      ◯『浮世絵師便覧』p223(飯島半十郎(虚心)著・明治二十六年(1893)刊)   〝国明(アキ)    歌川、◯三世豊国門人、二世国明、蜂須賀氏、名は斧二、一鳳斎と号す、角力を好み、角力多し、◯明治〟    ◯『浮世画人伝』p90(関根黙庵著・明治三十二年(1899)刊)   (「歌川国貞系譜」より)   〝国明 国貞門人、一鳳斎、俗称斧三郎、通三丁目湯屋ノ忰ニテ押絵を業トス〟
    「歌川国貞系譜」    ◯『狂歌人名辞書』p68(狩野快庵編・昭和三年(1828)刊)   〝歌川国明(二代)、通称平沢斧三郎、鳳斎と号す、三世豊国門人にして初代国明(蜂須賀氏)の弟、明    治廿一年七月廿九日歿す、年三十六〟    ◯『浮世絵師伝』p48(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)   〝国明 二代     【生】天保六年十月(1835) 【歿】明治廿一年(1888)七月廿九日-五十四    【画系】三代豊国門人    【作画期】嘉永~明治    歌川を称す、平沢氏、出でて蜂須賀氏を嗣ぐ、初代国明の弟、俗称斧二郎、一鳳斎また鳳斎と号す、弘    化四年より豊国の門人となれり、初め本所千歳町に住し、後ち横網町二丁目に移る、性来角力を好みし    かば、角力絵を多く国きたり〟    ◯『浮世絵師歌川列伝』付録「歌川系図」(玉林晴朗編・昭和十六年(1941)刊)   〝国貞(三世豊国)門人 国明(二世)〟
    「歌川系図」    ◯「幕末明治の浮世絵師伝」『幕末明治の浮世絵師集成』p87(樋口弘著・昭和37年改訂増補版)   〝国明、二代(くにあき)    歌川を称す。平沢氏より出て、蜂須賀氏を嗣ぐ、初代国明の弟、俗称斧二郎、一鳳斎また鳳斎と称した。    三代豊国の門人。角力を好み、角力絵が多いが、文久期には横浜絵も描いた。しかしこれは一世、二世    何れの国明が描いたものか疑問として置く。天保六年生れ、明治二十一年、五十四才で歿している〟    ◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)   〔歌川国明画版本〕    作品数:9点(「作品数」は必ずしも「分類」や「成立年」の点数合計と一致するとは限りません)    画号他:歌川国明    分 類:合巻6 読本2     成立年:嘉永4年  (1点)        安政3・5 (2点)        万延1年  (2点)        文久3年  (1点)        明治期   (1点)        刊年未詳  (2点)    〈このデータは国明初代のものか二代目のものか不明。参考までに初代・二代とも同じデータを載せた〉

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