Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ うきよえし 浮世絵師人名録 明治編浮世絵事典
(明治・大正期の名鑑に現れた明治の浮世絵師)
    <関連資料> 浮世絵師 番付     (江戸・明治期の番付に現れた全浮世絵師)            浮世絵師人名録 江戸編 (明治・大正期の名鑑に現れた江戸の浮世絵師)  ※◎は難読文字  ☆ 明治三年(1870)  ◯「東京諸先生高名方独案内」英蘭斎五翁編 明治三年刊   (早稲田大学図書館「古典籍総合データベース」画像 )   〝美作 下 谷 為永春水  〈戯作者・春水二世・染崎延房〉    美画 堀田原 一鶯斎国周〟   〝知文 福井丁 山々亭有人 〈戯作者・条野採菊・鏑木清方の実父〉    新画 松川丁 一孟斎芳虎〟   〝名文 浅 草 仮名垣魯文 〈戯作者〉    当画 両 国 一蕙斎芳幾〟   〝蒔絵 浅草石切カシ 柴田是真    鞘塗 芝シンセンザ  橋本市蔵〟〈漆芸家・市蔵初代〉  ☆ 明治十年(1877)  ◯『懐中東京案内』二編 福田栄造編 同盟舎 明治十年十月刊    (国立国会図書館デジタルコレクション)   (「廿三 有名の画家」の項)   〝和画 菊地容斎 於玉ヶ池    和人 松本楓湖 浅草諏訪町    今様 柴田是真 浅草上平右エ門町〟   〝浮世画     猩(ママ)々暁斎 湯島四町目  大蘇芳年  橋丸屋町    鮮斎永濯   上槙町    豊原国周  上野町一    一立斎広重  京橋弓町   孟斎芳虎  神田須田町    山嵜年信   浅草北富坂町 楊洲斎周延 上野北大門町〟    〈暁斎と永濯の作画は浮世絵とされ、その所属も浮世絵師と同じグループ〉  ☆ 明治十二年(1879)  ◯『現今書画人名録』高崎脩助編 椿窓堂 明治十二年三月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)〈浮世絵師以外は浮世絵と縁のある画人〉   〝画家之部     柴田是真 浅草上平右衛門町 松本楓湖 浅草    高畠藍泉 木挽町市一    三木光斎 池ノ端    伊藤静斎 八丁堀坂本町〟   〝浮世画之部    惺々暁斎 湯島四丁目    鮮斎永濯  掘留町二丁目    大蘇芳年 土橋丸屋町五番地 豊原国周  上野町    進斎年道 猿楽町      一立斎広重 京橋弓町    孟斎芳虎 神田須田町四番地 楊洲斎周延 上野北大門町十一番地    梅堂国政 長谷川町〟  ◯『東京名工鑑』東京府勧業課編 有隣堂 明治十二年十二月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝乾之巻 蒔絵工     柴田順蔵 七十二歳 業名 是真 浅草上平右衛門町     流派    古満派      所長    青海波     製造種類  漆絵 印籠 香函 額 外大小器好ミニ応     助工人員  実子一人 弟子一人     博覧会出品       澳国博覧会ヘ匾額【田子ノ浦ノ景】一個幷ニ水彩画ヲ出品シ賞状ヲ受ケ、内国博覧会ヘ額五面【梅      花窖ノ図・採◎ノ図・月ニ氷柱ノ図・菓実ノ図・月ニ燕ノ図】ヲ出品シ、本人は龍紋賞牌、長男亀      太郎ハ鳳紋賞牌、次男◎次郎ハ花紋賞牌ヲ受ケタリ     開業及沿革      十一歳ノトキ、画工鈴木南嶺、蒔画工坂内寛哉ノ両氏ニ就ヒテ学ブコト五年、尋テ古満休伯ニ就キ      五年許、蒔画法ヲ研究シ、廿一歳ノトキ開業、爾来諸家ノ嘱品ヲ経営シ、曾テ隆替ヲ覚ヘズト〟   〝坤之巻 陶器画工    松本芳延 四十一歳 業名     所長    細密花鳥     製造種類  陶器画一式     嘱品家   真葛香山及ビ横浜居留ストロム社     助工人員  弟子二人     博覧会出品      澳国博覧会ヘ同事務局出品ノ花瓶其外数品ヲ製造シ、内国博覧会ヘ歩衝〔鼠結婚ノ図及猫ニ葡萄ノ      図〕ヲ出シテ鳳紋賞牌ヲ受ケ、又仏国博覧会ヘ花瓶三対〔内一対ハ百鬼夜業ノ図〕ヲ出品シテ褒状      ヲ受ケタリ     開業及沿革      拾六歳ノ頃ヨリ画工国芳ニ就テ修行シ、専ラ下等ノ浮世絵ヲ為シ、安政五年、楽焼師水島忠兵衛ニ      雇ハレ、初メテ陶器画ヲ為シ久谷風ヲ摸スルコト三年、其後諸所ニ雇ハレ、専ラ赤画ヲ為シ、慶応      三年ニ至リテ独立シ、浅草聖天町ニ於テ開業セリ、爾来明治四年マデ、日本橋音羽町壹丁目山本源      蔵ノ嘱品ヲ製シ、其後諸所ノ嘱付ニ応セシガ、同八年工商会社陶器製造ノ設アリ、該所ヘ通勤スル      コト一ヶ年間、其閉場ニ際セリ、依テ爾来前ニ掲クル品種ヲ製造シ追々盛ナリ〟  ◯『明治文雅姓名録』東京 清水信夫編 出版社不明 明治十二年序   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝書画  梅素 宮城玄魚 浅草三好町二番地    詩文書 藍泉 高畠藍泉 南茅場町四十番地    画   楓湖 松本楓湖 浅草栄久町四十二番地    画   是真 柴田是真 浅草上平右衛門町十一番地〟    〈いわゆる浮世絵師は一人も入っていない〉  ☆ 明治十三年(1880)  ◯『東京商人録』横山錦柵編 大日本商人録社 明治十三年七月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   (「ほ之部」「彫刻師之部」の項)   〝京橋区     歌川国治 銀座四丁目十三番地〟   (「め之部」「名家」の項)   〝詩 文 書  高畠藍泉 西鳥越町三番地    書 画 梅素 宮城玄魚 蛎殻町二丁目四番地 香楠居    画   東岳 新庄直芳 浅草上平右衛門町十一番地    画   是真 柴田順蔵 浅草上平右衛門町十一番地〟   (「し之部」「新富座」の項)   〝画工 鳥居清満 京橋区新富町六丁目四番地〟  ☆ 明治十四年(1881)  ◯『明治文雅都鄙人名録』岡田霞船編 聚栄堂 明治十四年四月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝画 生田芳春  幾三郎 浅草並木町九番地     画 蜂須賀国明 斧二郎 本所千歳町三番地    画 鳥居清満  栄二郎 浅草向柳原町二丁目一番地 画 落合芳幾  幾二郎 新橋瀧山町九番地    画 渡辺省亭  (空欄)〈渡欧中か〉        画 河鍋暁斎  洞都  湯島四丁目廿二番地    画 金木年景  乕吉  木挽町八丁目八番地    画 永嶋孟斎  辰五郎 神田鍛冶町六番地〈芳虎〉    画 村井房種  静馬  本所外手町十八番地    画 歌川国久  久太郎 本所花月町四番地    画 久保田米仙     西京 東洞院       画 松本楓湖      浅草栄久町四十二番地    画 松本芳述(ママ)    浅草千束村〈芳延〉     画 小林永濯  秀次郎 南葛飾郡請地村八百七十三番地    画 荒川国周  八十八 浅草馬道町七丁目六番地  画 柴田是真  順蔵  浅草上平右エ門町十一番地    画 守川国(ママ)重音次郎 浜町一丁目三番地    洋画 五性(ママ)田芳柳 浅草公園地 〈五姓田の誤記〉 洋画 五性(ママ)田義松 五番町四番地    書   梅素薫       浜町三丁目五番地    文   岡本起泉  勘蔵  一番町六十一番地    文歌俳 仮名垣魯文     新富町六丁目十一番地  詩文画 高畠藍泉      京橋弥左エ門町一番地〈柳亭種彦三世・転々堂〉    文   染崎春水  延房  浅草西鳥越町甲三番地  文   久保田彦作     愛宕下町四丁目二番地    詩文書 福地桜痴  源一郎 下谷茅町三丁目十六番地 文書  條野有人  伝平  神田淡路町二丁目十一番地〈山々亭〉    文   雑賀柳香  豊太郎 芝日蔭町二丁目一番地  文   桜沢堂山 号柳水亭 愛宕下町二丁目二番地    文俳  篠田仙果  久次郎 湯島天神町一丁目八十六番地〟    〈『明治文雅都鄙人名録』は当時の詩・文・書・画・歌・俳諧・篆刻等における著名人のリスト〉  ◯『現今東京文雅人名録』竹原得良編 橋本定吉 明治十四年六月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝画 生田芳春 幾三郎 浅草並木町九番地       画 蜂須賀国明  斧二郎 本所千才町三番地    画 鳥居清満 栄二郎 向柳原町二丁目一番地     画 落合芳幾   幾二郎 滝山町九番地    画 渡辺省亭(空欄)  〈留学中か〉         画 河鍋暁斎   洞郁  湯島町四丁目廿二番地    画 金木年景 乕吉  木挽町八丁目八番地      画 永島孟斎   辰五郎 芳虎 神田鍛冶町六番地    画 村井房種 静馬  本所外手町十八番地      画 歌川国久   久太郎 本所花月町四番地    画 松本楓湖     神田五軒町廿番地       画 松本芳述(ママ)     浅草千束村    画 小林永濯 秀次郎 南葛飾郡請地村八百七十三番地 画 荒川国周   八十八 浅草馬道的七丁目六番地    画 柴田是真 順蔵  浅艸上平右ヱ門町十一番地   画 守川國(ママ)重 音次郎 浜町一丁目三番地    書 梅素薫      浜町三丁目五番地       画 高畠藍泉       弥左エ門町一番地〟    〈これは4月刊『明治文雅都鄙人名録』とほとんど同じ。松本芳延と守川周重の誤植まで同じ。ただ久保田米仙をなぜか削除     している〉  ☆ 明治十五年(1882)  ◯『明治文雅都鄙人名録』岡田霞船編 聚栄堂 明治十五年五月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝画  生田芳春  幾三郎 浅草並木町九番地    画  蜂須賀国明 斧二郎 本所千歳町三番地    画  鳥居清満  栄二郎 浅草向柳原町二丁目一番地    画  落合芳幾  幾二郎 新橋瀧山町九番地    画  渡辺省亭  (空欄)〈渡欧中か〉    画  河鍋暁斎  洞都  湯島四丁目廿二番地    画  金木年景  乕吉  木挽町八丁目八番地    画  月岡芳年  米次郎 根津宮永町三十五番地〈昨年14年の同人名録にはなぜか芳年はなかった〉    画  永嶋孟斎  辰五郎 神田鍛冶町六番地〈芳虎〉    画  村井房種  静馬  本所外手町十八番地    画  歌川国久  久太郎 本所花月町四番地    画  久保田米仙     西京 東洞院       画  松本楓湖      浅草栄久町四十二番地    画  松本芳延      浅草千束村百八十二番地    画  小林永濯  秀次郎 南葛飾郡請地村八百七十三番地    画  荒川国周  八十八 浅草馬道町七丁目六番地    画  柴田是真  順蔵  浅草上平右エ門町十一番地    画  守川周重  音次郎 浜町一丁目三番地    書   梅素薫      浜町三丁目五番地    詩文画 高畠藍泉     京橋弥左エ門町一番地〟    〈14年版『明治文雅都鄙人名録』との違いは、芳年を新たに立項したこと。(芳年をなぜ14年版に収録しなかったのかは     不審)また芳述・国重の画工名を芳延・周重に訂正し、芳延の住所に番地を加筆したこと。ところで、孟斎の没年に関     してはというと、当然住所等を確認したうえでの記事であろうから、明治15年5月まで存命だったことは明らかである〉  ☆ 明治十六年(1883)  ◯『明治画家略伝』渡辺祥霞編 鴻盟社等 明治十六年十一月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)    〈所属流派のあとの「人物」「花鳥」とは当該絵師の得意とする画題〉   〝現今略伝     第一区 巨勢、土佐、住吉派之類    小田切春江【愛知県下尾張国名古屋南久屋町】     (所属流派記載ナシ)人物     松三郎ノ男ナリ、画ヲ高力種信、森高雅ニ学ブ、尾張名所図絵及名区小景ヲ著スヲ以テ第一共進会絵     事著述褒状ヲ賜フ     第二区 狩野派之類    河鍋洞郁【本郷区湯島四町目廿二番地】      狩野 人物 狂画     惺々暁斎ト号ス、初ノ号ハ狂斎、天保二年四月七日、下総古河ニ生ル、始一勇斎国芳ニ従ヒ、後前村     洞和ノ門ニ入ル、終ニ狩野洞白美信ノ弟子トナリ、尓来数家ノ風ヲ折衷シテ一家ヲナス、日常酒ヲ     (女扁+耆)ミ、尤狂画ニ工ナリ、第二博覧会ニ妙技賞牌ヲ賜フ    大村一蜻【浅草区平衛門町】      狩野 人物     名ハ信三、天保十年正月十九日生ル、英一笑ノ子ナリ     第四区 菱川、宮川派ノ類    石塚寧斎【北豊島郡下駒込村九百廿四番地】      長谷川 人物     名ハ政則、文政七年十月廿三日生ル、北村柳斎ノ弟子也    生田芳春【空欄】      歌川  人物     幾三郎ト称ス    伊藤静斎【空欄】     (流派名なし)人物     (記述なし)    橋本周延【下谷区湯嶌天神町三丁目十一番地】      歌川 人物     名ハ直義、楊州斎ト号ス、天保九年八月八日、東京ニ生ル、豊原国周ノ門人ナリ    長谷川周春【北豊島郡金杉村八十三番地】      歌川 人物     竹治郎ト称シ、魁鴬斎ト号ス、嘉永元年五月廿三日生ル、豊原国周ノ弟子ナリ    松木豊宣【日本橋区吉川町二番地】      歌川 人物     平吉ト称ス    鳥居清満【浅草区福井町三丁目九番地】      鳥居 人物     名ハ亀二、天保三年十二月十四日生ル、清信四代ノ孫清峯ノ子ナリ    豊原国周【下谷区仲徒町三丁目四十七番地】      長谷川(ママ) 人物     荒川八十八ト称シ、一鴬斎ト号ス、天保六年六月五日生ル、父ヲ九十ト云フ、画ヲ豊原周信及豊国ニ     学ブ    歌川芳藤【浅草区北三筋町五十八番地】      歌川 人物、玩具画     西村藤太郎ト称シ、一鵬斎ト号ス、文政十一年十一月生ル、画ヲ一勇斎国芳ニ学ブ    歌川国松【京橋区大鋸町十四番地】      歌川 人物     豊重ト号ス、安政二年十二月生ル、画ヲ父国鶴ニ学ブ、今浮喜世新聞ノ画工タリ    大竹国房【四谷区舟町八番地】      歌川 人物     名ハ政直、天保五年三月生ル、父ヲ庫之助ト曰フ、幕府ノ臣ナリ、画ヲ歌川豊国ニ学ブ、第一共進会     褒状ヲ賜フ、今土木局ニ出仕ス    恩田幹延【浅草区聖天町六十一番地】      歌川 人物     文久元年十月六日生ル、松本芳延ノ門人ナリ    落合芳幾【空欄】      歌川 人物     朝霞郎又一蕙斎ト号ス    松本芳延【北豊島郡千束村百八十二番地】      歌川 人物     天保九年十一月九日生ル、一狭斎ト号ス、名ハ弥三郎、国芳ノ門人ナリ、第一博覧会陶画ヲ出品シテ     鳳紋賞牌ヲ賜ヒ、第二博覧会二亦有功三等賞ヲ賜フ    竹内国政【日本橋区蛎殻町二丁目】      (流派名空欄)人物     梅堂ト号ス、名ハ栄久    降幡周里【日本橋区上槙町十五番地】      長谷川 人物     名ハ敬次、豊原国周ノ門人ナリ    安藤広近【芝区三田台裏町十一番地】      歌川 人物     為吉ト称ス、天保六年七月十六日生ル、画ヲ父広近ニ学ブ    安藤広重【京橋区南紺屋町廿七番地】      歌川 景色     名ハ徳兵衛、一立斎ト号ス、弘化二年十二月生ル、父ヲ後藤武平ト曰フ、初代広重十右衛門ノ門人ナリ    守川周重【日本橋区浜町一丁目三番地】      歌川 人物     音次郎ト称ス、豊原国周ノ門人ナリ    中井芳瀧【京都府下京区高宮町】      歌川 人物     恒治郎ト称ス、大坂ノ人中井源兵衛ノ男ナリ、画ヲ中嶌芳梅ニ学ブ、第一共進会ニ銅印ヲ賜フ    木下広信【京都府下京区西ノ町】      歌川(題材欄ナシ)     源太郎ノ子ナリ、画ヲ鈴木広貞ニ学ブ、第一共進会褒状ヲ賜フ〟     第五区 円山、四条派ノ類    早川松山【本郷区元町二丁目三十番地】      円山 人物     名ハ徳之助、嘉永三年八月十二日生ル、高松松月ノ弟子ナリ    渡辺省亭【浅艸区小島廿一番地】      円山 人物     名ハ良助、嘉永四年十二月廿七日生ル、吉川氏ナリ、出テ渡辺光枝ノ跡ヲ嗣グ、画ヲ菊地容斎ニ学ブ、     第一博覧会ニ花紋賞牌ヲ賜ヒ、第二博覧会ニ妙技賞牌ヲ賜フ    新井年雪【京橋区南金六町三番地】      円山 人物     周次郎ト称ス、文久三年二月五日生ル、一松斎芳宗ノ子ナリ、画ヲ芳年ニ学ブ    三嶌蕉窓【日本橋区北新堀丁二十番地】      円山 花鳥     名ハ雄之助、嘉永五年六月十五日生ル、菊地容斎ノ弟子ナリ    柴田是真【浅艸区上平右衛門町十一番地】      円山 山水     名ハ順蔵、字ハ儃然、枕流亭ト号ス、文化四年二月七日生ル、父ヲ市五郎ト曰フ、鈴木南嶺ノ弟子ナリ、     第二博覧会妙技一等賞ヲ賜フ、第一共進会ノ審査官トナル、因テ出品ノ審査ヲ辞ス    鈴木華邨【京橋区築地二丁目三番地】      円山 人物     名ハ宗太郎、万延元年二月十七日生ル、画ヲ中嶌亨斎ニ学ブ、第一博覧会ニ花紋賞牌ヲ賜ヒ、第二博覧     会褒状ヲ賜フ    久保田米僊【京都府下京区元竹田町】      鈴木 人物     名ハ寛、父ヲ音七ト云フ、鈴木百年ノ弟子ナリ、京都博覧会ニ褒状ヲ賜フコト三度、第一共進会ノ審査     官トナリ、且出品ノ画銅印ヲ賜フ、又京都画学校建設ニ尽力セシヲ以テ絵事功労褒状ヲ賜フ、又今京都     画学校ニ出仕ス         第六区 雑派ノ類    尾形月耕【京橋区弥左ヱ門丁十二番地】     (流派空欄)人物     姓ハ名鏡、名ハ正之助、父ヲ清二郎ト曰フ、安政六年生ル、菊地容斎ノ画法ニ拠り一派ヲ成ス    月岡芳年【本郷区根津宮永丁卅五番地】     (流派空欄)人物     大蘇ト号ス、天保十年六月生ル、本姓ハ吉岡氏、父ヲ金二郎ト曰フ、出テ月岡雪斎ノ子トナル、画ヲ之     ニ学ヒ、又井草国芳ニ学ブ、後一家ヲ立ツ    野坂年晴【京橋区中橋広小路丁八番地】     (流派空欄)人物     名ハ銀次郎、天保十四年四月十日生ル、月岡芳年ノ弟子ナリ    小林清親【芝区源助町】     (流派空欄)人物 景色     方円舎ト号ス    安達吟光【京橋区南鍋町一丁目七番地】     (流派空欄)人物     名ハ平七、松斎ト号ス〟  ◯『明治文雅姓名録』清水信夫編・出版 明治十六年十二月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝画 米仙  久保田米僲 西京    画 芳瀧  中井恒次郎 西京下京区高宮町    画 国房  大竹政直  四谷舟町    画 楓湖  松本楓湖  浅草栄久丁四十二番地    画 英一蜻 大村信三  浅草下平右ヱ門丁八番地    画 暁斎  河鍋洞郁  湯島四丁目廿二番地    画 春江  小田切春江 尾州名古屋南久屋町    画 広重  安藤徳兵衛 (空欄)    画 広近  安藤為吉  (空欄)    画 広信  木下広信  西京    画 是真  柴田順蔵  浅草上平右ヱ門十一番地    画 静斎  伊藤蘭渓  西三筋町卅四番地〟  ☆ 明治十七年(1884)  ◯『東京案内』東京 児玉永成編 錦栄堂 明治十七年一月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   (「東京大家書家人名録」の項)   〝河鍋暁斎  湯島四丁目    松本楓湖  浅草栄久丁    五姓田芳柳 浅草公園地    柴田是真  上平右衛門丁〟   (「書画版原師」の項)   〝梅素亭薫  村松丁〟  ◯『絵画振起論並名家独案内』岡村清吉編集・出版 明治十七年四月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝国周  荒川八十八 浅草馬道七丁目六番地〟   〝楓湖  松本楓湖  浅草栄久町四十二番地〟   〝英一蜻 大村信三  浅草下平右衛門町八番地〟   〝暁斎  河鍋洞郁  湯島四丁目二十二番地〟   〝是真  柴田順蔵  浅草上平右衛門町十一番地〟  ◯『新撰古今書画人名大全』相場七左衛門編 発蒙舎 明治十七年五月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)    (古今の著名画人のリスト「大家 別格」として次の七名と名があがる)     土佐光起 狩野元信 円山応挙 狩野探幽斎 雲谷軒雪舟 池野大雅堂 謝蕪村    (以下、本HPに載る絵師のみ収録する。先ず古人の絵師)     渡辺崋山 英一蝶  谷文晁  建部陵岱 酒井抱一 高嵩谷  葛飾北斎     蔀関月  楫取魚彦 法橋関月 田中訥言 長山孔寅 楠本紫石 鍬形蕙斎     松川半山 浮田一蕙 喜多武一    (以下、明治期の絵師)      菊池容斎 久保田米仙 柴田是真 河鍋暁斎 月岡芳年 須賀川国明 生田芳春     落合芳幾 渡辺省亭  歌川国久 松本楓湖 守川國重 大村一蜻  鈴木華村  ☆ 明治十八年(1885)  ◯『現今日本画家人名録』赤志忠七 赤志忠雅堂 明治十八年三月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝東宗之部     西京 人物 久保田米仙〟   〝土佐派     愛知 人物 小田切春江〟   〝狩野派     東京 人物 河鍋暁斎 洞斎〟   〝円山派     東京 人物 渡辺省亭 良助    東京 人物 新井芳宗 周二郎     東京 人物 三島蕉窓 雄之助   東京 山水 柴田是真 順蔵     東京 人物 鈴木華邨 宗太郎〟   〝菱川派     札幌 人物 川上鳳泉 左兵衛   西京 山水 水野香圃 鐘之助〟   〝鳥居派     東京 人物 鳥居清満 亀二〟   〝一蝶派     東京 人物 大村一蜻 信三〟   〝北斎派     神川 人物 杉浦秀鵞〟   〝歌川派      東京 人物 生田芳春  幾三郎  東京 人物 橋本直義  周延     東京 人物 長谷川周春 竹次郎  東京 人物 大竹国房  政直     東京 人物 恩田幹延       群馬 人物 田中一椿斎 芳五郎     千葉 人物 田中国信       東京 人物 歌川豊重  国松     東京 人物 野坂年晴  銀二郎  西京 人物 野村芳国  与七     東京 人物 松本芳延       東京 人物 後藤芳景  徳三郎     東京 山水 安藤広重  徳兵衛  東京 山水 安藤広近  為吉     東京 人物 荒川国周  八十八  東京 人物 守川周重  音二郎     大坂 人物 笹井芳瀧  恒二郎  大坂 人物 笹井芳光  嘉造     西京 人物 坂本芳秋  鹿蔵   西京 人物 木下広信     西京 人物 中井芳瀧       秋田 人物 渋谷松香  市松〟   〝長谷川派     東京 人物 石塚寧斎  政則   東京 人物 西村芳藤  藤太郎     東京 人物 降幡周里   〝諸派混合     東京 人物 名鏡月耕  正之助  東京 人物 名鏡広方    〈不思議なことは月岡芳年およびその門流が入っていないこと〉  ◯『東京流行細見記』1 登亭逸心著・清水市太郎出版・明治十八年七月刊   (当時の諸職芸能人や専門店を吉原細見に擬えて序列化した戯作)
    「東京流行細見記」「浮世屋画工郎」(国立国会図書館「近代デジタルライブラリー」)  〝(暖簾の文字)「錦」浮世屋絵四郎   (上段 合印「入山型に△」)〝日の出 新流行 大上々吉 大々叶〟〈細見全体での序列は十位〉     つきおか 芳年 〈月岡〉  こばやし 永濯 〈小林〉     おちあい 芳幾 (落合)  とよはら 国周 (豊原)     とりゐ  清満 (鳥居)  あんどう 広重 (安藤)     おがた  月耕 (尾形)  あらゐ  芳宗 (新井。二代目芳宗)   (中段 合印「入山型」)〝日々流行 上々吉 大繁昌〟〈細見全体での序列は十三位〉     いねの  年恒 (稲野)  うた川  国政 (歌川)     やうしう 周延 (楊洲)       年方 (水野)     かつ川  春亭 (勝川)  あだち  吟香(ママ)(安達)     こばやし 清親 (小林)  うた川  豊宣 (歌川)     うた川  国峯 (歌川)  やうしう 周重 (守川)     うた川  国梅 (歌川)   (下段 合印「入山型」)〝日々流行 上々吉 大繁昌〟〈細見全体での序列は十三位・中段と同格〉     広近 年景 芳 藤 年参      かむろ(禿)       むしや/やくしや/にがほ/名所/しんぶん/さしゑ そのほかはやりもの(武者 役者 似顔 名所 新聞 挿絵)      げいしゃ(芸者)       いろ ざし(色差し)      やりて(遣手)       ふで〟(筆)    〈明治八年(1875)、平民苗字必称義務令なる法令が出され、苗字を名乗ることが義務づけられた。これを受けたもの     と思われるが、浮世絵師の間では、歌川などの画姓を従来通り使う人と、新たな苗字を画姓として使う人と、対応     が分かれたようである〉  ◯『東京高名鑑』加藤新編 滝沢次郎吉出版 明治十八年十一月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝画 生田芳春  画 早川松山 画 橋本周延 画 長谷川雪光 画 長谷川周春    画 蜂須賀国明 画 梅素薫  画 豊原国周 画 大村一蜻  画 大竹国房    画 恩田幹延  画 尾形月耕 画 落合芳幾 画 渡辺省亭  画 河鍋暁斎    画 金木年景  画 竹内国政 画 月岡芳年 画 永島孟斎  画 村井房種    画 歌川芳藤  画 歌川国松 画 歌川国久 画 野坂年晴  画 松本楓湖    画 松本豊宣  画 松本芳延 画 小林清親 画 小林永濯  画 安藤広近    画 安藤広重  画 安達吟光 画 新井年雪 画 荒川国周  画 柴田是真    画 鳥居清満  画 守川国重 画 鈴木華邨〟   〝雑学 高畠藍泉〟  ☆ 明治十九年(1886)  ◯「今日新聞」三八〇号付録(明治19年1月2日)   (「ふりかな新聞画工之部」)   〝東京 大蘇芳年  同  落合芳幾  同  小林清親  同  尾形月耕    同  稲野年恒  同  新井芳宗  同  生田芳春  同  歌川豊宣    京都 歌川国峰  大阪 歌川国松  同左 後藤芳峰  高知 藤原信一    〈この付録は当時の新聞を顔見世番付の趣向で紹介したもの。「ふりかな新聞」とはいわゆる「小新聞」を指す〉  ☆ 明治二十年(1887)  ◯『京都名所案内図会』下 石田旭山編 正宝堂 明治二十年六月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)40/83コマ   〝浮世画之部    岡本春貞  小川下立売下ル    中井芳瀧  富小路蛸薬師下ル      国峯  日出新聞社内ニ    野村芳国  寺町通錦小路上ル    河野芳秋  三條通小橋西入ル    三村芳直  野村芳国内    松本義舩  京極通三條下ル    瀬川貞広  堀川出水上ル丁    山本宗兵衛 四條寺町東へ入ル    木下広信  新門前縄手東入ル    杉村春芳  寺町通四條下ル〟  ☆ 明治二十三年(1890)  ◯『東京市中案内大全』東京 磯江潤他編 哲学書院 明治二十三年三月(1890)   (国立国会図書館デジタルコレクション)   「第十七章 諸名家 書画名家」152/170 コマ   〝英一晴  浅草平右衛門町  梅堂国政 日本橋薬研堀町 豊原国周 本所    尾形月耕 京橋弥左衛門町  渡辺省亭 浅草東三筋町  大蘇芳年 浅草    柴田是真 小石川石切河岸  鮮斎永濯 京橋銀座〟    〈是真の住所は浅草平右衛門町石切河岸が正しい〉  ◯『新撰東京独案内図会』東京 斯文館 明治二十三年四月(1890)   (国立国会図書館デジタルコレクション)   「第二編 詩人書画名家」55/108 コマ   〝松本楓湖 浅草区栄久町   尾形月耕 京橋区桶町     歌川国松 京橋区銀座二丁目裏通    梶田半古 本所亀沢町    英一晴  浅草新平右衛門町  月岡芳年 根岸宮永町    柴田是真 浅草新平右衛門町〟  ◯『至極重宝』森知幾編 内田書店 明治二十三年五月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   (「東京著名書画及詩文家住所姓名」の項)   〝柴田是真 画 浅草上平右衛門町十一番地    鮮斎永濯   小梅村  ☆ 明治二十六年(1893)  ◯『新撰東京実地案内』東京 一二三散史 薫志堂 明治二十六年十月(1893)   (国立国会図書館デジタルコレクション)   「府下雷名書画文人一覧」   〝英 一晴 浅草新平右衛門町  渡辺省亭 浅草西鳥越町     松本楓湖 浅草栄久町四十二  柴田是真 浅草上平右衛門町〟  ◯『新撰東京案内鑑』小島猪三郎編 指南社 明治二十六年十二月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   (第四編 名誉録)    〝絵画家(えかき)(227/244コマ)    松本楓湖   浅草栄久町三五   久保田米僊  芝桜川町    渡辺省亭   浅草西鳥越町 〈橋本雅邦・川端玉章等省略〉       尾形月耕 浮 京橋弥左衛門町   吉田豊彦 浮 芝南佐久間町一丁目    富永年親 浮 京橋南八丁堀一ノ二 (洋画家省略)〟    〈「浮」の添え字付きが浮世絵師〉  ☆ 明治二十七年(1894)  ◯『明治二十七年重宝便覧』大阪 梅津竹次郎編集・出版 明治二十六年十二月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)(31/51コマ)   〝大阪高名家及ヒ諸芸人一覧    浮世絵工 稲野年恒 一龍斎国峯 田口年信  長谷川貞信 三谷貞広          鈴木蕾斎 一勇斎芦国 長谷川小信 筒井年峯  林基春〟  ◯『新撰年中重宝記』(古今書画人名便覧)大阪 千葉胤矩編集・出版 明治二十七年一月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝古人皇国各派(19/98コマ)    京都 円山応挙  浮田一蕙     大阪 上田公長  蔀関月  岡田玉山 長山孔寅 中川芦月    東京 谷文晁   月岡雪鼎 菊地容斎 葛飾北斎 河鍋暁斎 酒井抱一 久保田米僊〟   〝現今各派画家(21/98コマ)    東京 大蘇芳年  橋本周延 渡辺幽香  歌川豊宣  蜂須賀国明 鍋田玉英       伊藤芳邦  安藤為橘 梶田英洲  五姓田義松 平井柳静  服部香甫       小林清親    大阪 鈴木蕾斎  稲野年恒 武部北涯  歌川国峰  石川石陰  赤井恒茂       宮崎鎗八  三谷貞広 井上芳洲  岡本景暉  木下日峰  田口年信       長谷川貞信 歌川芦国 筒井年峰  長谷川小信 歌川国松  藤原信一       前野一広  槙岡恒房 扶桑園仙斎 扶桑園春香 林基春    京都 田村宗立  守住勇魚    堺  中井芳瀧    宮城 恩田文舟〟    〈「現今」とあるものの芳年・豊宣・国明のように故人も混じっている。英洲は半古の初号だが、なぜ初号で収録したのであろ     うか。五姓田義松と渡辺幽香は兄弟で洋画家。大阪の田口年信は二代目年信。扶桑園・仙斎・春香は山崎年信の別号とされる。     ただなぜ二名分のスペースをとっているのか分からない。伊藤芳邦・安藤為橘・平井柳静・服部香甫は未詳〉  ☆ 明治二十八年(1895)  ◯『全国画家人名録』岩崎瀟香編 寺田栄助 明治二十八年四月刊 京都版   (国立国会図書館デジタルコレクション)     (姓名)  (号) (宗派) (師名) (長所)   〝東京府    市川来二郎  甘斎  北斎派  北峨   人物    伊藤静斎   芳邨  菱川派       人物    石塚政則   寧斎  長谷川派      人物    橋本直義   周延  歌川派       人物花鳥    蜂須賀斧上  国明  歌川派       人物    梶田半湖   半湖  南宗派       山水  〈半古〉    梶田鼎太郎  英洲  歌川派       人物    田井正之助  月耕  南宗派  瀧和亭  花鳥    名鏡正之助  月耕  北宗派       人物翎毛〈編者は田井と名鏡とを別人視しているのか〉    永峯秀湖   秀湖            山水人物    鍋鳥(ママ)吉資 玉英  歌川派       人物  〈鍋田〉    大村信三   一蜻  一蝶派  英一蜻  人物花鳥    松本芳湖   芳湖  歌川派  松本芳延 人物    松本芳延   芳延  歌川派       人物    松本敬忠   楓湖  土佐派  菊池容斎 故実    松岡正盛   緑堂       国芳   人物    福永周嘉   周嘉    小林永興   永興  北宗派       人物    同 永濯   永濯  北宗        人物    小林清親   清親       拳古   人物故実    安藤為吉   広近  浮世派       人物    三島雄之助  蕉窓  南宗派       山水    右田豊彦   一頴斎 浮世派       人物〟 〈右田年英〉   〝京都府    久保田艸堂  米斎  北宗派 久保田米仙 山水    久保田金仙  金仙  北宗派 久保田米仙 山水人物    水野正之助  香圃  北宗派       人物〟   〝大阪府    中川広松   蘆月  円山派       山水    久保田耕誼  桃水  四條派       花鳥    鈴木雷斎   雷斎  西洋画       天時〟 〈長所の「天時」の意味が分からない〉  ☆ 明治三十八年(1905)  ◯「大日本絵画著名大見立」仙田半助編 明治三十八年(1905)刊    (『美術番付集成』瀬木慎一著・異文出版・平成12年刊)   〝行司      尾形月耕 東京市京橋桶町〟   〝浮世画席不問      歌川国松  京祇園萬◎小路  稲葉芦国  大阪南区阪町   水野年方  東京下谷谷中     三谷貞広  大阪三休橋八幡筋 長谷川貞信 同北堀江二丁目  月岡年英  東京市     林基春   大阪順慶町一丁目 佐藤景方  名古屋市日の出町 稲野年恒  大阪東区八軒家     野村芳光  京寺町錦上ル   草野芦江  岡山県庭瀬町   松本義船  京松原堀河西     楓斎春季  大阪三休橋久宝寺 渡辺花村  東京市      小高芦艶  大阪市鍛冶屋町     長谷川小信 同北堀江通二丁目 益本春道  同順慶町一丁目  歌川国峰  東京市     松本菱秀  兵庫県神戸市   富士川芦秀 大阪北堀江通   後藤芦景  東京市     荒金芦高  大阪高津十番町  丸山芦峰  同坂町天神前   富士川国峰 同南堀江     吉川方信  名古屋日出町   鈴木錦泉  大阪市      吉田芦種  同東清水町     加藤芳信  名古屋呉服町   川崎呂信  大阪西清水町   竹中芳明  兵庫県神戸市     津久井芳近 兵庫県神戸市   草野芦光  大阪市      四ッ井芦雪 石川県金沢市     今田芦計  大阪笠屋町    田村芦輝  大阪御蔵跡町   増井国輝  大阪末吉町      三村芳貞  京寺町綾小路   赤澤芦艶  大阪瓦屋橋東詰〟  ☆ 明治四十四年(1911)  ◯『現代全国画家録』平田三兎編 丹青書房 明治四十四年(1911)四月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   ※版本の口絵・挿絵画家及び浮世派とされる画家を中心に収録   〝    松本楓湖  東京 容斎派 歴代故実   寺崎広業 東京 土佐派 風俗    小堀鞆音  東京 土佐派 歴代故実   尾形月耕 東京 浮世派 風俗    鏑木清方  東京 浮世派 風俗     渡辺省亭 東京 容斎派 風俗    梶田半古  東京 浮世派 風俗     鈴木華邨 東京 容斎派 花鳥・山水    竹内桂舟  東京 浮世派 風俗     上村松園 京都 北宗  花鳥・山水    尾竹越堂  大阪 土佐派 風俗     尾竹竹坡 東京 土佐派 風俗    尾竹国観  東京 風俗  土佐派    島崎柳塢 東京 四條派 花鳥・人物〟   〝    久保田米斎 東京 北宗  人物・花鳥  坂巻耕漁 東京 土佐派 風俗(能画)    中川蘆月  大阪 浮世派 風俗     荒井寛方 東京 浮世派 風俗    久保田金仙 東京 北宗  山水・花鳥  山中古洞 東京 浮世派 風俗    榊原蕉園  東京 浮世派 風俗     結城素明 京都 四條派 山水・花鳥     竹田敬方  東京 四條派 山水・人物  尾形月三 東京 浮世派 風俗〟   〝    河鍋暁雲  東京 狩野派  人物・山水 山本昇雲 東京 浮世派 風俗    筒井年峯  東京 浮世派  風俗    田代古涯 東京 容斎派 風俗    山村耕花  東京 浮世派  風俗    三井萬里 東京 容斎派 花鳥    平福百穂  東京 南北合派 花鳥〟   〝    柴垣鈍舟  東京 浮世派 風俗     小林永興 東京 浮世派 風俗    竹内柳蛙  東京 浮世派 風俗     中島延丸 東京 浮世派 風俗    熊耳耕年  東京 浮世派 風俗     小島冲舟 東京 浮世派 風俗〟   〝春蘭    村田紫園  京都 浮世派 風俗     藤島華仙 愛知 土佐派 風俗    庄田耕峯  東京 浮世派 風俗〟   〝秋菊    伊藤繁延  愛知 浮世派 風俗     西成広月 東京 浮世派 風俗    大野静方  東京 浮世派 風俗     中浜竹淵 大阪 浮世派 風俗    佐藤◎省  大阪 浮世派 風俗     三浦石斎 愛知 浮世派 風俗    篠原清興  東京 浮世派 風俗     平川英洲 東京 浮世派 風俗     鈴木延雪  東京 浮世派 風俗     末永天山 大分 浮世派 風俗〟   〝千紫万紅(流派・得意分野記載なし)    △稲田吾山 東京   豊川秀静  東京       田井耕雲 京都  △右田年英  東京      山本研山 東京   新井芳宗  東京       坂田耕雪 大阪  △北野垣(ママ)富 大阪 (△印ハ取調中のモノ)〟   〝潤筆価格標準(価格 原文は漢数字)     類別   区分 価格    区分 価格     之部  精  20円以上 疎  10円以上     之部  精  15円以上 疎   8円以上     之部  精  12円以上 疎   7円以上     之図  精  10円以上 疎   6円以上     春蘭之部 精   8円以上 疎   5円以上     秋菊之部 精   7円以上 疎   4円以上     千紫万紅部 精  6円以上 疎   3円以上    右潤筆価格ハ絹本尺五(幅壹尺五寸/丈四尺)ヲ度トシ精疎二様ノ概価ヲ表示シタ    ルモノニシテ、額面屏風其他極彩色ノ密画ハ此ノ限リニアラズ〟  ☆ 大正元年(1812)  ◯『大日本画家名鑑』大正二年度改正 現代之部 前田鐘次郎編 東洋画館 大正元年(1912)十二月刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   「一流」の部   〝尾竹竹坡 東京 上根岸      池田輝方 東京 上野桜木町    山本昇雲 東京 浅草芝崎町    松岡映丘 東京 牛込砂土原町    島崎柳塢 東京 下谷中根岸    尾竹越堂 東京 下谷中根岸    尾形月三 東京 築地二の三六   尾竹国観 東京 下谷上根岸    結城素明 東京 駒込千駄木林町  池田蕉園 東京 上野桜木町    橋本関雪 東京 下谷々中清水町〟   「二流」   〝久保田米斎 東京 芝高輪町〟   「浮世画之部」   〝稲葉芦国  大阪南区      野村芳光  京都寺町錦上る    楓斎春孝  大阪三休橋     歌川国峰  東京下谷根岸    丹羽礼山  名古屋白川丁    芳川方信  名古屋日の出町    石井愛峰  名古屋朝日町    益本春道  大阪順慶町    富士川芳秀 大阪市       鏑木清方  東京日本橋浜町    右田年英  東京芝区田町    丸山芦峯  大坂々丁天神前    川崎巨泉  大坂西清水町    吉田芦種  大坂清水町    富士川国峰 大坂西区南鍛冶町  加藤芳信  名古屋呉服町    藤田年季  東京芝区愛宕下町  金森南畔  東京牛込五軒町〟   「諸名大家」   〝坂巻耕漁  東京浅草三筋町   久保田米洲 東京本郷駒込東片町〟   「名誉老大家」   〝松本楓湖  東京浅草茅町    鈴木華村(ママ)東京浅草旅篭町    渡辺省亭  東京浅草茅町    梶田半古  東京牛込天神町〟   「第六回文部省美術展覧会第一科審査員」   〝寺崎広業  東京神田白壁町   小堀鞆音  東京下谷上根岸〟   「有功老大家」   〝尾形月耕  東京々橋築地貳   中川芦月  大阪市安堂寺一丁目〟   「第六回文部省 美術展覧会出品画図題及画伯名 第一科 第一部」   〝結城素明  樹下小集      松岡映丘  宇治の宮の姫君達    尾形月耕  山王祭       山本昇雲  花    橋本関雪  松下煎茗   「第六回文部省 美術展覧会出品画図題及画伯名 第一科 第二部」   〝尾竹竹坡  天孫降臨・にわか雨・春秋 結城素明 鎧ふたる馬    島成園   宗右衛門町の夕      橋本関雪 後醍醐帝    池田輝方  小矢児・於七       尾竹国観 かちどき    寺崎広業  瀟湘八景〟   ☆ 大正二年(1913)  ◯『大日本当代画伯名鑑』田辺貞次郞編集・出版 日月社 大正二年七月刊    大正二年(1913)五月調べ 画家住所録   (国立国会図書館デジタルコレクション)   「国画各派」(東)   〝寺崎広業  東京小石川関口町一八〇   下村観山  常陸五浦大津町    河合玉堂  同 牛込若宮町二九     横山大観  東京下谷茅町二丁目一九    鷲田其石  同 小石川大塚窪町二四   尾竹竹坡  同 下谷中根岸町八一    村田丹陵  同 下谷西町二       柴田画禅  同 牛込箪笥町一一    山内多門  同 牛込区加賀町一ノ二   尾竹国観  同 下谷上根岸六六    木村武山  同 本郷湯島天神町一    梶田半古  同 牛込天神町七七    〈以上が筆頭グループでここでは全員載せた。以下、版本の口絵・挿絵・装幀を担当した画家のみ収録〉    鈴木華邨  東京浅草旅籠町?ノ一五   島崎柳塢  東京本郷向ヶ丘弥生町二    久保田米斎 同 芝高輪南町三〇     阪巻耕漁  同 芝伊皿子三六        尾形月耕  東京牛込新小川町三ノ一四  渡辺省亭  東京浅草茅町    松本楓湖  同 浅草茅町二ノ三一    小堀鞆音  同府下日暮里谷中本一〇一三    安田蕉堂  同 浅草東三筋町四一    久保田金仙 同 小石川小日向台町     英一蜻   同 浅草下平右衛門町八   尾竹越堂  同 下谷中根岸八二        竹田敬方  東京下谷清水町一二     田井月三  東京牛込小川町二ノ八    小林洗美  同 下谷池ノ端七軒町三七  藤山鶴城  同 赤阪桧町一四    歌川国峯  同 本郷千駄木林町二四〇  谷洗馬   同 牛込富久町    浜田如洗  同 下谷中根岸九六     荒木寛方  同 下谷中根岸町一〇八    村瀬義徳  同 下谷御徒町三丁目    笠井鳳斎  同 麹町山元町一ノ五〟   「閨秀各派」(東)   〝池田蕉園  東京下谷中根岸九〇     水野秀方  (ヤブレ)天王寺町三六    歌川若菜  同 本郷千駄木林町二四〇〟〈歌川国峯と住所が同じ〉   「国画各派」(西)   〝川北霞峰  京都上京区新田通二條下ル  阪田耕雪  大阪東区博労町四ノ二九    北野恒富  大阪東区東雲町三ノ二四二  鈴木蕾斎  大阪市平野町二丁目    井村芦舟  京都御池高倉〟   「閨秀各派(東)   〝上村松園 (折れ目摩滅 読めず)    柴崎美方  奈良県立師範学校内〟
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