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ランチョ サンアントニオ オープン スペース プレザーブは、クパティーノ市(我々のパートナー校であるホームステッド高校はこの町にあります)の西8キロメートル程のところにある公開の保全緑地で、クパティーノやサンホセの市街地を見下ろす小高い丘の上に設けられています。元々はグラント一家が360エーカーの土地を1860年に購入し、77年間農場として使っていたところで、1937年にはジョージ=パーハムが牧場を購入し、1975年に「ミッドペニンシュラ リージョナル オープン スペース ディストリクト」が取得しました。 | |||||||||
広島でたとえて言えば、広島の市街地から何十キロメートルも離れた芸北町の千丁原から臥竜山にかけての地域のような感じですが、それが大都市のすぐそばにあることに驚かされました(この付近では最高級と言われる住宅街に隣接しています)。帰り道の夜景もなかなかのものでした。 標高約120メートルの駐車場から800メートルぐらいの山頂まで、草原や低木の茂み、高木の林の中を散歩やジョギングができるいくつかのコースがあり、また一部には市民農園も開放されていて(写真ー1)この地域の人々に親しまれています。 ここの草原は膝下丈以下のイネ科植物が多い草地や、もっと丈の高い草地が混在し、さらに灌木の茂み、林がそろっています(写真ー2)。我々が訪ねた3月下旬にはカリフォルニアポピーが咲いていました(写真ー3)。ホームステッド高校のチームは「Bugs and Soil」と「ペアプロジェクト」をここで実施する予定です。また幅は狭いものの谷川も流れており、チラッと見た限りでは土も肥えていて、プロジェクトを実施するにはもってこいの場所でした。 「Bags and Soil」やGLOBEの観測プロトコルはこんな場所をイメージしているのかと感心しましたが、日本で大都市の近くにこういう場所を探すことはほぼ不可能であり、改めて国土の広さや自然に対する考え方の違いを実感しました。 |
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写真ー1 | |||||||||
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写真ー2 | |||||||||
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写真ー3 | |||||||||