中学校訪問
 3月28日(金)、エリス小の全校朝会を訪問した後、すぐそばにあるSunnyvale MIddle School(サニーベイル中学校(こちらでは中学校のことをmiddle schoolというようです)を訪れました。金曜日は「カジュアル・デー」といって、先生方もポロシャツやGパンといった軽装で出迎えてくださいました。
 この学校は数年前にブルーリボン賞を獲得しています。ブルーリボン賞とは、国が「この学校は優れた学校である」と認めた学校に与えられるもので、この賞を獲得するには様々な複雑な手続きともちろん生徒たちの優秀な成績を必要とするため、受賞した学校には特別に奨学金が与えられるだけでなく、大変名誉なことなのだそうです。
 このサニーベイル中学校では、GATEと言って、テストで高得点を取った生徒や担任の先生に推薦された生徒に一種の英才児教育をおこなっています。生徒たちのほうも、勉強でがんばってそのように特別扱いされることを誇りに思ってさらに勉強していくそうで、勉強ができることで特別扱いしない、またされたくない日本とは大きく異なっています。
 授業もいくつか見せていただきました。授業形態等は、小学校に比べて随分日本と似通っている印象を受けましたが、「手をあげて発言すること」自体が一つの得点プラスになるため、自ら発言する生徒が多く、特に驚いたことに、生徒が手をあげて発言して正解したときに、スナック菓子を投げて与える先生までいました。
 以下に紹介するのは、サニーべイル中で学習する日本人の生徒たち(家族の仕事の都合でアメリカで生活しており、数年後には日本に帰る子が多いようです)の声です
☆日本の方がよかったなって思うこともあるけど、こっち(アメリカ)の学校はがんばったらお菓子とかもらえるから、こっちのほうがいいな。
☆アメリカの学校は、いろんな意味で自由だよ。
☆担任の先生もいるけど、日本ほど何でも面倒見てくれるって言う感じじゃないよ。
☆こっちはいろんな国の人が多くて、人間関係も幅広くなる。日本にいたときと同じ感覚で、特定の子としか仲良くしないっていう態度だと、やっていけないよ。

ここにもやはりコンピュータ教室があって、専門の先生がおられました。教室の後ろに貼ってあった、日本でもおなじみの顔文字。アメリカでは、顔文字まで横書き?

ブルーリボンのマーク