「東京電力(西村) ・・・研究的には課題としてとらえるべきだと思っていますが」 |
「ロイター通信2011/3/29pm11:45:スペシャル・レポート:日本のエンジニアは知っていた。津波が原発を破壊しうることを。 原発を破壊した津波は想定外だったとする東京電力の主張はウソ。東京電力は、警告を何度も無視し、危険を過小評価し続け、今回の惨事にいたったのだ。そう主張する調査報道。 3段落「ロイター通信は、東京電力の研究者が執筆したレポートを精査した。そのレポートのなかで、東電研究者は、『津波という現象は不確実であるので、津波の高さが(原発の)設計上の高さを超える可能性は存在する』と述べていた。」 4段落「リサーチペーパーの結論は、最も保守的な前提にもとづくと、50年スパンにおいて、約10パーセントの確率で、津波が福島第一原発の防御に挑戦する、もしくは、破壊するというもの。」 5段落「しかし、この研究に依拠した安全計画の変更を、東電はまったく行っていなかった。この研究は2007年7月、マイアミで開催された原子力工学会で発表されていたのに。」 」 |
・・・a 2007 tsunami study from Tokyo Electric Power Co's senior safety engineer.
"We still have the possibilities that the tsunami height exceeds the determined design height due to the uncertainties regarding the tsunami phenomenon," Tokyo Electric researchers said in a report reviewed by Reuters. The research paper concluded that there was a roughly 10 percent chance that a tsunami could test or overrun the defenses of the Fukushima Daiichi nuclear power plant within a 50-year span based on the most conservative assumptions. But Tokyo Electric did nothing to change its safety planning based on that study, which was presented at a nuclear engineering conference in Miami in July 2007. |
「津波の影響を検討するうえで、施設と地震の想定を超える現象を評価することには大きな意味がある」。こんな書き出しで始まる一通の報告書がある。東京電力の原発専門家チームが、同社の福島原発施設をモデルにして日本における津波発生と原発への影響を分析、2007年7月、米フロリダ州マイアミの国際会議で発表した英文のリポートだ。」 |
09年の経済産業省の審議会で、約1100年前に起きた地震の解析から再来の可能性を指摘されていたことが26日、分かった。東電側は「十分な情報がない」と対策を先送りし、今回の事故も「想定外の津波」と釈明しています。 |