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司法記者クラブの皆様

 日本語ワープロに関わる文化功労者選定に関する公開質問状

4月8日の「日本語ワードプロセッサの職務発明事件判決」の記者会見の

時にご報告しましたように、本日、文部科学省に対し、文化功労者選定に

つきまして公開質問状を送付しました。


判決当日にも申し上げましたが、このことは「国家の八百長」である疑義

をはらんでいます。当局から納得のいく回答が来ることを期待しておりま

す。回答が参りましたら、公開させていただきたいと考えております。


なお、この事態の全責任は、訴訟で明らかになった下記理由(4月8日プ

レスリリース
掲載)により、鞄月ナ経営陣にあることを強調しておきます。



被告は「原告の処遇には問題はなかった」と主張(訴状)。この被告の認

識は、上で示した原告単独発明の事実にも拘らず、下記河田氏主張が示す

認識を被告社内で醸成した原因であり、・・・。


「東芝社内においては、森氏は『日本語ワードプロセッサを開発した人』

私は『実用的かな漢字変換を初めて作った人』という評価が確定している

ことを付言します。」(河田勉氏陳述書(乙第4号証))





文化功労者選定に関する公開質問状


                         平成23年4月19日

東京都千代田区霞が関3−2−2文部科学省
文部科学大臣 木義明殿

                         天野眞家

    文化功労者選定に関する公開質問状

冠省 平成18年度文化功労者として元株式会社東芝社員の

森健一氏が顕彰されています。文部科学省がアこの方を選定

した事由、イその事由において選定に用いた証拠、ウ文化功

労者として適切であると判断した根拠につき、この公開質問

状をもってお尋ね致します。平成23年4月8日の東京地方

裁判所「平成19年(ワ)第32793号」判決において、

日本語ワードプロセッサの発明に森健一氏の技術的貢献は皆

無と認定されました。森健一氏が日本語ワードプロセッサに

何らかの貢献をした事を証する学術的痕跡のみならず他の如

何なる証拠も存在しておりません。この訴訟においてもその

ような証拠は提出されておりません。従いまして、文化功労

者としての顕彰には重大な疑義が存在します。

 文化功労者には年金がついており、納税者を代表して納得の

いく回答を求めます。

                              草々









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