蟹江高校廃校の説明 (地元説明会)

2004年6月27日 10:00〜12:00
  蟹江高校において、愛知県教育委員会の方から
  蟹江高校と海南高校との統廃合についての説明会がありました。

ここで頂いた資料は下記の2つ
  「魅力と活力ある県立高等学校づくり」(カラー冊子)
  「県立高等学校再編整備計画について」(ワープロコピー)

 ●「魅力と活力ある県立高等学校づくり」には、
    ・統合の基本的な考え方として、
      平成22年までに、原則として各高等学校が1学年6〜8学級の規模になるよう
      にします。今後、生徒数の減少によって各学校が標準的な規模を確保できないと
      見込まれる地区については、学校を統廃合(2つの高校を1つに合わせること)
      して、魅力ある学校づくりをしていきます。

    とあります。
   →この説明では、県全体の中学卒業者人口推移グラフを使い、
    実際に蟹江高校の生徒が住む地域についての人口推移グラフはありませんでした。


 ●「県立高等学校再編整備計画について」には、
    ・基本構想として 統合後の学校の設置場所:海南高等学校 とあります。

   →この説明では、なぜ海南高校を使用し、蟹江高校を廃校にするのか
    の判断基準を示した資料はありませんでした。
    口頭による説明では、

 1.地元の生徒の比率が高い
    海南高校の方が蟹江高校よりも地元の生徒を多く採用している

 2.修繕費が少ない
    海南高校の方が蟹江高校よりも建物が新しく修繕費がかからない。

 が主な理由だそうです。



これに対し、地元住民からは次のような意見が出ました。

(1) 高校をつくると言うことで、広い土地を安く提供した。
  30年で廃校にするのは約束違反だ、土地を返してもらいたい。
(2) 卒業生の記念品や記念樹、また、同窓会からの記念物などはどうするのか。
(3) 昨年蟹江高校が残ると新聞報道が出たあと、海南高校において地元の有力者が
  「私の力でこの学校を残してみせる」と言い、その後教育委員会の方向が変わった
  ように見える。これはどういう訳か。
(4) 海南高校が地元を多く採用していることを残す理由にしているが、通学に不便なので、
  外部から通えないだけではないか。

これらの意見について教育委員会からは、
 ・蟹江高校の跡地利用については、今後検討したい。
 ・蟹江高校を残すことは一度も決めていない。中日新聞の報道が間違っている。

との返答がありました。


みなさんは納得できますか?

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