「ひょんの実に屋久島の風集まりぬ」
「傘雲の桜島見ゆ夏座敷」
「夏の霧縄文杉の洞に湧く」
「姫娑羅の朱木肌胸に涼しかり」
更に西村我尼吾先生選の課題句（流星、夜食）ですが
「星流れ光越えたかニュートリノ」
が準佳作Tに入りました。
平成２４年１月の天為俳句会で、欠席投句２句して１句は主宰選句で、１句は互選句で採って頂きました。御礼申し上げます。
主宰選句は
「春隣モスクに残る赤タイル」
互選句は御二人
１句は互選句
「初日の出着衣白くゴヤのマハ」は御一人に
でした。御礼申し上げます。
平成２３年１２月の天為ネット俳句で、２句投句して御一人方に１句互選句として採って頂きました。御礼申し上げます。
互選句は「「雑司ヶ谷薄木菟提げ夜道」」でした。御礼申し上げます。
平成２３年１１月に投句した駄句が平成２４年２月号に朗人選で「天為」に、今回は５句載りました。
「夕月や花野の果に海のいろ」
「ゆっくりと雲うごきをり水馬」
「鷭の子の親につづいて浮きにけり」
「林檎剥く故友に手紙書くごとく」
「バリ島の影絵が踊る深き秋」
更に西村我尼吾先生選の課題句（小春、梟）ですが
「神谷バーは消えて梟塒なし」
が準佳作Tに入りました。
国際俳句交流協会の２月月号に入選作を掲載して頂きました。
それは「麦の秋鎌で彫りたる観世音」
この英訳は自訳で
Autumn of the barley
carved by the sickie KANNAN
でした。
平成２３年１２月に投句した駄句が平成２４年３月号に朗人選で「天為」に、今回は４句載りました。
「冬めくや谷中に残る矢立壷」
「冬ざれや指物箪笥古手紙」
「初春の波の綾なす与謝の海」
「世界一小さな町のノエルかな」
更に西村我尼吾先生選の課題句（蕪、竹馬）ですが
「矜恃捨て余生暮らすぐらむ蕪蒸し」
が準佳作Tに入りました。
平成２４年２月の天為ネット俳句で、２句投句して２名の方に１句互選句として採って頂きました。御礼申し上げます。
互選句は「初日の出着衣輝くゴヤのマハ」でした。御礼申し上げます。
句評は
スペインの宮廷画家ゴヤ。着衣のマハのシルクの輝は見事である。マハとは小粋な女ほどの意味。 （柳絮）
昨年現地で見てまいりました。初日の出がいいですね。（晶代）
それぞれの句評は松山芳彦の俳句の世界感評御礼に記載致しました。
平成２４年３月の天為俳句会で、投句３句して２句は主宰選句で、２句は互選句で採って頂きました。御礼申し上げます。
主宰選句は
「春吹雪祖父の旅順のレンガ塀」
「路地走るレトロ電車やファドの春」
互選句は御二人
互選句は各１句づつ採って頂きました。御礼申し上げます。
「糸遊や宮司言霊古事記説く」は御一人に
「路地走るレトロ電車やファドの春」は御一人に
平成２４年１月に投句した駄句が平成２４年４月号に朗人選で「天為」に、今回は４句載りました。
「富士に舞ふ迦陵頻伽の初暦」
「春隣モスクに残る赤タイル」
「手拭を奴にたたみ初芝居」
「校倉の官衙の遺蹟枯葎」
更に西村我尼吾先生選の課題句（人日、福寿草）ですが
「人日や妻意識なく救急車」
が準佳作Tに入りました。
平成２４年４月の天為俳句会で、投句３句して１句は主宰選句で、同句は互選句で採って頂きました。御礼申し上げます。
主宰選句は
「コルドバの夫婦巡礼青き踏む」
互選句は御一人
国際俳句交流協会の３月月号に入選作を掲載して頂きました。
それは「滝雲の秋の山河を渡りけり」
この英訳は自訳で
Cloud of the waterfall
flowing
mountains and rivers in autumn
でした。
海外詠俳句入選句に
「巴里の春屋根裏部屋の窓の猫」＜＞仏蘭西
平成２４年２月に投句した駄句が平成２４年５月号に朗人選で「天為」に、今回は４句載りました。
「初日記妻の看護の記すのみ」
「病む妻へ汲む若水に温みかな」
「人日の粥さみどりに塩加減」
「村童を友に語らふ良寛忌」
更に西村我尼吾先生選の課題句（東風、蛤）ですが
「朝刊の香り運べり東風に乗せ」
が準佳作Uに入りました。
平成２４年５月の天為俳句会で、投句３句して１句は主宰選句で、同句は互選句で採って頂きました。御礼申し上げます。
主宰選句は
「地の果へリビア砂漠の逃げる水」
互選句は御一人
平成２４年３月に投句した駄句が平成２４年６月号に朗人選で「天為」に、今回は３句載りました。
「古代雛乗する最上の帰り船」
「路地走るレトロ電車やファドの春」
「畦道の薄氷とくる忘れ水」
更に西村我尼吾先生選の課題句（遍路、辛夷）ですが
「青空や辛夷(こぶし)花咲く滑り台」
が準佳作Tに入りました。
平成２４年６月の天為俳句会で、投句３句して２句は主宰選句で、同一句は互選６句、同他句は互選２句で採って頂きました。御礼申し上げます。
主宰選句は
「ギザを行く馬車に詰込む羽抜鶏」
「灼熱が覆ふ未完のオベリスク」
国際俳句交流協会の５月月号に入選作を掲載して頂きました。
「蛍火や特攻兵の遺書しかと」
この英訳は自訳で
By the firefly light
confirming surely
the well of the rush solder
でした。
平成２４年５月の天為ネット俳句で、１名の方に１句互選句として採って頂きました。御礼申し上げます。
互選句は「スペインのハポンゲノムや亀鳴けり」でした。御礼申し上げます。
平成２４年４月に投句した駄句が平成２４年７月号に朗人選で「天為」に、今回は３句載りました。
「マドリードの鍵売る屋台風光る」
「江南の赤き土塀や柳絮舞ふ」
「桜冷ゆ髪で針砥ぐ母の癖」
更に西村我尼吾先生選の課題句（朝寝、根分）ですが
「根分して施す水は暮色染め」
が準佳作Uに入りました。
平成２４年７月の天為俳句会で、投句３句して２句は主宰選句で、同一句は互選１句、採って頂きました。御礼申し上げます。
主宰選句は
「綿の花アブ・シンベルを遠く見て」
「谷深く苧環の花塞の神」
平成２４年５月に投句した駄句が平成２４年８月号に朗人選で「天為」に、今回は３句載りました。
「鶴引きて出水は烏ばかりなり」
「春惜しむ暮色ただよひ南(なん)大門(でもん)」
「地の果へリビア砂漠の逃げる水」
更に西村我尼吾先生選の課題句（露台、郭公）ですが
「銀漢のナイルかたぶく船露台」
が準佳作1に入りました。
国際俳句交流協会の７月月号に入選作を掲載して頂きました。
「山巓(さんてん)に春の吹雪や処女の山」
この英訳は自訳でThe spring snowstormin the summitof JUNGFRAUJOCH
でした。
平成２４年８月の天為ネット俳句で、２句投句して御一人方に１句互選句として採って頂きました。御礼申し上げます。
互選句は「尼寺の丸窓開かず白薊」でした。御礼申し上げます。
平成２４年９月の天為俳句会で、投句３句して１句は主宰選句で、同一句は互選２句、採って頂きました。御礼申し上げます。
主宰選句は
「ホメロスの丘に消えゆく流れ星」
平成２４年６月に投句した駄句が平成２４年９月号に朗人選で「天為」に、今回は３句載りました。
「灼熱が覆ふ未完のオベリスク」
「ギザを行く馬車に詰込む羽抜鶏」
「アスワンのダムより遥か綿の花」
更に西村我尼吾先生選の課題句（虫干、鮎）ですが
「鮎の瀬に底が音する下り舟」
が準佳作1に入りました。
国際俳句交流協会の９月月号に入選作を掲載して頂きました。
「煙突はレンガ積み上ぐ春の月」
この英訳は自訳で
Chimney tower
piled up the brick
moon in the spring
でした。
平成２４年７月に投句した駄句が平成２４年１０月号に朗人選で「天為」に、今回は残念ながら２句載りました。
「谷深く苧環の花塞の神」
「山寺の都忘れや鐘の音」
更に西村我尼吾先生選の課題句（夜の秋、金亀虫）ですが
「如己堂がいまを嘆ける夜の秋」
が準佳作Tに入りました。
平成２４年８月に投句した駄句が平成２４年１１月号に朗人選で「天為」に、今回は４句載りました。
「尼寺の丸窓開かず白薊」
「みちのくや蛍袋に灯を燈せ」
「流木は卆塔婆となり土用波」
「青柿の落ちる音より夜が明くる」
更に西村我尼吾先生選の課題句（鶏頭、花火）ですが
「流木は卆塔婆となり花火焚く」
が準佳作1に入りました。
平成２４年９月に投句した駄句が平成２４年１２月号に朗人選で「天為」に、今回は３句載りました。
「ホメロスの丘に消えゆく流れ星」
「文机に一人静が呟けり」
「マジョリカの白く光れり秋に入る」
更に西村我尼吾先生選の課題句（鮭、台風）ですが
「台風に枝の吹き飛ぶ御神木」
が準佳作Uに入りました。
平成２４年９月の天為俳句会で、投句３句して２句は主宰選句で、同２句は互選２句、採って頂きました。御礼申し上げます。
主宰選句は
「冬温しアンデルセンの赤い家」
「冬眠を忘れ蛙のリサイタル」
平成２３年の「私の俳句（８）」に進む。
平成２２年の「私の俳句（６）」に戻る。
「滝川龍太郎の俳句の勉強」の表紙に戻る
御意見、御感想はこちらへ