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  堀俊輔 先生に聞く 第53回定演プログラムより
 
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      | 前回に引き続き、今回の定期演奏会でも指揮をしていただくことになった堀俊輔先生。一体、堀先生とはどんな方なのか、興味をお持ちになる方も多いはずです。そこで、いろいろと聞いてみました。皆さんに、堀先生のお人柄をの一面を感じていただければ幸いです。 | 
    
      | Q.先生は日本全国各地に行かれたことがあると思いますが、そこで食べたもので一番美味しかったものはなんですか? | 
    
      | A.ふぐが美味しかった。酒は新潟のがうまいとおもった。 | 
    
      | Q.何か趣味はありますか? | 
    
      | A.語学、歴史、麻雀 | 
    
      | Q.もし可能であれば、いつの時代を生きてみたいですか? | 
    
      | A.明治維新の頃 | 
    
      | Q.ところで、指揮をやり始めたきっかけはどんなことですか? | 
    
      | A.私自身、大学時代(早稲田大学)に指揮者というものに憧れていた。しかし、東京の大学のオーケストラには学生指揮者がいないので、オーケストラの指揮はできなかった。ちょうどその頃、大学のグリークラブ(合唱団)から指揮の依頼があり、それからやり始めた。 | 
    
      | Q.一番好きな作曲家はなんですか? | 
    
      | A.ヴエルディの「椿姫」などオペラ全般に渡って好きだ。 | 
    
      | Q.指揮をやっていて,最も良かったと思うときはどんなときですか?また、逆にいやだったと思うときはどんなときですか? | 
    
      | A.良かったなと思うのは、良いオーケストラに出会ったとき。ちなみに「良いオーケストラ」というのは「上手なオーケストラ」という意味ではない。いやだと思ったのはつまらないオケにぶつかったときだが、そういうことは過去に一度も無かった。ここでも「つまらないオケ」というのは『下手なオケ』という意味ではない。つまらないオケというのは、金大フィルということではない。 | 
    
      | Q.日本のオーケストラと、外国のオーケストラの違いで気づいたことはありますか? | 
    
      | A.日本のオーケストラは、個人個人の技術は優秀である。それに対して外国では、上手な奏者と下手な奏者が混合されているのが良いオーケストラであると言われている。アメリカのオーケストラは全体としての音楽がまとまっていて、金管が上手である。 | 
    
      | Q.アマチュアのオーケストラの良いところはどんなところだと思いますか? | 
    
      | A.一つの曲を時間を掛けて取り組めること。また、様様な人が集まっているので自分とは違った専門分野を持つ人と触れ合える楽しみがあること。教えてもらうことがたくさんある。 | 
    
      | Q.最後に、金大フィルに望むことはどんなことですか? | 
    
      | A.技術の向上。このことから音楽性、さらには人間性が磨かれていく。個人の技術は劣っていても、シンフォニックな意味(ピラニアの精神:ピラニアが集まって巨像を食べるような精神)では、オーケストラ・アンサンブル金沢を凌ぐオーケストラであってほしい。 | 
    
      | 当団発行「Tutti vol23」より  インタヴュー:森川(FgU) |