※バインダーにはさんでおいた介護のメモ書きや、新聞記事で見つけた介護記事、また、ただ今介護に奔走してらっしゃる鬼さんなどのメールなどを紹介しています。介護するほうも、介護されるほうも笑顔で向き合えるとよいですよね(渡辺京子)。 |
初期の認知症と似ている「高齢者のうつ病」の見分け方 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
2009.4.2 | 日経の3/29の紙面に貴重な記事を発見しました。 高齢者のうつ病が初期の認知症の症状によく似ているという記事でした。 さっそく、見分けしずらい、うつ病と初期の認知症の違いがわかりやすく書かれている表組を発見しましたので、紹介しますね。
では、紙面に紹介されていた香川県の女性の記事を紹介します。 その女性は数年前から物忘れがひどくなり、忘れないようにメモを残そうと思っても、何を書こうとしたかが思い出せなくなったそうです。 ひとつひとつの家事や用事もきちんとこなせなくなり、食欲がなくなり、体重も減っていきました。夜もなかなか寝付けなくなってしまったそうです。 本人は認知症を疑い、診察を受けると、予想に反して、「うつ病」と診断され、約1ヶ月半の入院を終え、今は抗うつ剤と漢方薬、睡眠薬を飲みながら、ほぼ日常の生活を送れるまでに回復されたそうです。 このところ、高齢者のうつ病患者は、増加の傾向にあるとか。2005年の統計によると、93万人いるうつ病の中で、60代以上の患者が35万人もいるそうです。 うつ病で怖いのは、自殺に結びつく可能性が高い点。認知症なのか、うつ病なのかによって、治療や家族の対処の仕方もまったく違うはず。どちらなのか、しっかりと見分けことは大切ですよね。 実は日本は自殺率が先進国の中でも高い国。ロシアにつぐ水準という嬉しくない統計が出ています。 厚生労働省の統計によると、2007年に自殺した人は30,827人。その内、65歳以上の高齢者が8,476人で全体の約27%もいたそうです。 高齢者の自殺原因は、病気や体力の衰え、配偶者との死別、介護や看病疲れなど。うつの症状を抱えているケースも少なくないそうです。 まずは試しに上の表組で簡単なチェックをしてみてはいかがでしょうか?(^^;) |