※バインダーにはさんでおいた介護のメモ書きや、新聞記事で見つけた介護記事、また、ただ今介護に奔走してらっしゃる鬼さんなどのメールなどを紹介しています。介護するほうも、介護されるほうも笑顔で向き合えるとよいですよね(渡辺京子)。 |
2008.5.22 | 4月よりジェネリック医薬品が処方されやすくなったそうです |
施行されて、ますます波乱を呼んでいる「後期高齢者医療制度」。収入の少ない高齢者の医療負担を3割〜1割に変更するなど、内容がいろいろと変更されているようです。 そんなことなら、施行する前に、もっと話し合って、決めればよかったのに、と思うんですけど、いきなり、この「後期高齢者医療制度」が始まってしまった感じがするのは、政府側が国民にもっとわかりやすい情報を伝えていなかったせいなのでしょうか。 さて、卵からパンなど、総ての食品の価格が上がっている今、主婦にとって、節約は大切なテーマ。でも、節約できない部分ってありますよね?例えば、学費とか、病院の医療費とか。 テレビで黒柳徹子さんが出演している「ジェネリック医薬品」のCMをご覧になったことはありませんか? 通常の医薬品に比べ、性能は同じでも、価格が安いというジェネリック医薬品。 では、ジェネリック医薬品(後発医薬品)について、ちょっと説明してみます。 ジェネリック医薬品とは、先発医薬品(新薬)の特許期間の20年から25年を切れた後に販売される医薬品のことをいいます。先発医薬品と同レベルの品質・有効性・安全性をもっているので、効能も効果も全く同じです。 アメリカやイギリス、ドイツなのでは、販売される医薬品の半分近くがジェネリック医薬品だそうです。まだ、日本ではジェネリック医薬品は、販売される医薬品の2割にも満たないそうです。 なぜ、日本ではジェネリック医薬品の普及が遅れたかというと、日本の処方箋の制度によるものだったようです。日本では、医師がジェネリック医薬品への変更を許可し、処方箋に医師の署名がある場合だけ、ジェネリック医薬品を処方してもらうことができます。つまり、通常は新薬を処方するのが一般的だったのです。 そこで、4月からは、ジェネリック医薬品の処方を受けやすいよう、処方箋が変更されました。 @現行と異なり、ジェネリック医薬品への「変更不可」の場合のみ、医師の署名が必要となること。 A処方箋に新薬と書かれていても、薬局では、患者との話し合いでジェネリック医薬品に変更することができるようになりました。 今度、処方箋をもらったら、ぜひ、右下の「現行の「後発医薬品への変更可」から変更」の欄に、医師の署名があるかどうか確認してみてください。 ここにサインがあると、新薬のみということになります。 つまり、サインがなければ、ジェネリック医薬品に変更することができる訳です。 また、ジェネリック医薬品に対して、不安がある場合は、「お試し処方」として、ジェネリック医薬品を短期間のみ、分割して、調剤してもらうことも可能になったそうです。 (ただし、処方箋の「変更不可」に医師の署名がないこと、また、初めて先発医薬品からジェネリック医薬品に変更する場合のみ) 安心して使える安価な医薬品、ジェネリック医薬品、もっと普及していくとよいですね。 ジェネリック医薬品について、もっと詳細を知りたい方は、ホームページがありますので、ちょっとのぞかれてはいかがでしょうか? 日本ジェネリック医薬品学界運営の「かんじゃさんの薬箱(ジェネリック医薬品に関するお役立ちサイト)」はこちらからご覧いただけます(^^)。 |