TOPページ おしゃべり広場 みんなの部屋 ちまたの話題 教室のお知らせ
※バインダーにはさんでおいた介護のメモ書きや、新聞記事で見つけた介護記事、また、ただ今介護に奔走してらっしゃる鬼さんなどのメールなどを紹介しています。介護するほうも、介護されるほうも笑顔で向き合えるとよいですよね(渡辺京子)。
2007.12.28 義母の4日間の初施設宿泊体験の成功ヽ(^o^)丿
何でもやってみるもんなんだなぁ、と思い知らされた一件です(^^)。

実は義母は家が一番好きな人で、大の外出嫌い。
家を出るのは、病院に行く時ぐらいでしょうか。

「散歩しましょう」とヘルパーさんが声をかけても、首を横に振るのが常です(^^;)。

家にヘルパーさんが朝7時から夜9時までの間に5回ほど来るため、車いすの生活でも、現在はちゃんと一人暮らしができる体制になっています。

困るのは、現在お願いしているヘルパーさんが個人経営のため、研修や休暇などで、たびたび休むことなんですね。

今回も4日ほど休みます、とのことで、義母には、施設の方へ宿泊していただきます、と連絡がきました。一度も施設に泊まった経験のない義母が果たしてちゃんと施設で4日間過ごすことができるだろうか、と心配していたら、「宿泊も問題なく、食事も摂れ、隣りの方とも楽しくおしゃべりしてました」というFAXの報告書が自宅に届き、逆にわたしたちはびっくりしてしまいました。

「案ずるよりも産むが易し」とは、正にこのことかもしれませんね(^^)。

翌週、nabeさんが「よかったねぇ、施設に行ったんだって?」と聞くと、「きれいな所だわねぇ」と義母も笑顔で応対。そうなんです。わたしたちも見学に行ったんですけど、ホテル並みにきれいで、吹き抜けなどもあって、ともかく広々としたしゃれた建物でした。

また、ベランダに出ると、目の前は一面の畑が広がっていて、のんびりと農作業をする人の姿を見ることもできるんです。わざわざ、その景色が気に入って、東京から来ている方もいるそうです。

その施設の大きな特徴は、大食堂で大勢の人たちが一緒に食事をするスタイルではなく、7人ほどがひとつのグループとなって、食事も生活も全てグループ単位で、その7人を数人のスタッフさんがお世話をするというスタイルをとっています。

中々きめ細やかな体制ですよね。
寝起きをする場所もグループ単位になっているので、ちょっとしたメゾネットタイプみたいな感じでした。

お風呂も車いすのまま入浴できる機器もありましたし、設備も申し分なし。でも、どんなに設備がよくても、環境がよくても、スタッフさんたちがどんなに優しくても、家以外に寝泊りをすることを嫌う義母がちゃんとこの施設で過ごせるのか、大きな不安がありました。

でも、いきなり初めて施設に行って、しかも4日間も寝泊りしただなんて、ホントわたしたちにとっては驚きでした(^^)。

どんな4日間だったのだろう、とnabeさんが「ちゃんと寝られたの?」と尋ねると、「それがね、お昼を食べたら、すぐ帰ってきちゃったのよ」の返事。

思わず、????。
nabeさんがつぶやくように「嫌なことはすぐに忘れちゃうのかなぁ」とポツリ。

4日間を半日と思わせるほど、スタッフさんの対処の仕方がうまかったか、はたまた、嫌なことはさっさと忘れるというお年寄りの知恵なのか、それははっきりしませんが、でも、何はともあれ、これで、ヘルパーさんがいつお休みとなっても、預かってもらえ場所が確保できて、大きな安心を手にすることができました。

一日も休むことができないのが介護。
だからこそ、二重三重の介護体制を持つことは大切かもしれません。

その意味でも、今回、素敵な施設にめぐりあえて、よかったなぁ、とつくづくと感謝しているわたしたちです(^^)。


介護日記のTOPページへ