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※バインダーにはさんでおいた介護のメモ書きや、新聞記事で見つけた介護記事、また、ただ今介護に奔走してらっしゃる鬼さんなどのメールなどを紹介しています。介護するほうも、介護されるほうも笑顔で向き合えるとよいですよね(渡辺京子)。
2006.10.18 傾聴ボランティアって知っています?
日経新聞の10/12の新聞で見つけた「傾聴ボランティア」の記事。
傾聴ボランティア養成講座が開かれ、シニア層が大いに活躍しているそうです。

そういえば、ホームヘルパーの研修で施設に行った折、「何もしなくてもいいんです。話だけ聞いてあげくれますか?」と、施設の職員の方に言われたことがあります。

一人の人の話し相手になっていると、いつの間にか、話好きな皆さんが集まってきて、よく内容がわからないまま(^^;)、おしゃべりに耳を傾けていたら、後で、職員の方に、「○さんがあんなにおしゃべりするのを見たのは初めて!」とびっくりされました。

中にいる人はどなたも皆さん、声をかけると、喜んでお話されます。施設の皆さんが一番待ち望んでいるのは話し相手なんですよね(^^)。

では、傾聴ボランティアについて

傾聴ボランティアとは、「単なる話し相手とは違い、よい聞き手に徹するボランティア」のことだそうです。

記事中の傾聴での心構えを紹介します。
★批判しない
★反論しない
★否定しない
★アドバイスは控える
★自分の考えを押し付けない
★結論は出さない
なるほど、結構、むずかしそうですね(^^;)。
単なる話し相手ではなく、きちんとした基本姿勢を持っていないと務まらないんだと思います。

傾聴ボランティアになるための育成講座が、以下のところで開かれていますので、ちょっとのぞいてみてはいかがでしょう(^^)。

NPO法人ボールファミリーケア協会
 03-5297−7108
 東京では、11/4からの講座の受講生を募集中だとか。

任意団体、日本傾聴塾
 「日本傾聴塾」のホームページより一部抜粋します。
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  [傾聴ボランティアは必要です]
 人は悲しいとき、苦しいとき、孤独にうち捨てられているとき、誰かに聴いてほしいものです。そして、誰か信頼できる人にその胸の想いを聴いてもらえたとき、気持ちが落ち着き、生きる力を回復するといいます。
 傾聴ボランティアは、決して目立たない、地味なボランティアです。しかし、世の中に聴いてほしい人がいるかぎり傾聴ボランティアがなくなることはないでしょう。苦しみと悲しみのなかで生きる人、無視され、孤独に耐えている人が世の中にいるかぎり、傾聴ボランティアは必要とされるでしょう。

 日本傾聴塾は、日本の各地の傾聴塾において傾聴ボランティア活動を行うと共に、今後も傾聴ボランティア養成講座を開き、真のよい聴き手を育成していくつもりです。
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では、記事より、傾聴ボランティアの体験談を一部紹介します。

「改めて様々な人生があると思い知らされ、気持ちのプレゼントをもらうことが多い。
生き様などを学べて、自分の人生にプラスになる」

「(傾聴は)自分自身を深めることにもなる。様々な出会いから「人間とはこういうものか」と思わされる」

「様々な人生を疑似体験できる」

「相手の思いや生き様をより受け止められる力がつき、生き方が変わる」

いかがですか?「傾聴ボランティア」、こんなボランティアもあるのだということをわかっていただけたでしょうか?

NPOの講座を調べたら、費用がどこにも載ってないんです。無料ってことでしょうか。
惜しいことに講座は土曜日なので、今のところ、わたしは受講できそうにもありませんが、機会があったら、ぜひ受けてみたい講座だと思っています(^^)。


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