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※バインダーにはさんでおいた介護のメモ書きや、新聞記事で見つけた介護記事、また、ただ今介護に奔走してらっしゃる鬼さんなどのメールなどを紹介しています。介護するほうも、介護されるほうも笑顔で向き合えるとよいですよね(渡辺京子)。
2006.10.9 ヤクルトおばさん\(^0^)/
先だっての日曜日、お昼の食事介助で飯能の病院へ。

もう食事の用意は始まっていて、お義父さんの姿を見つけたわたしは、お義父さんの車椅子に近づき、腰をかがめて、いつもどおり、顔と顔を同じ高さにすると、そっと肩をたたいて、「また、来ましたよ〜!」と笑顔で挨拶。すると、その瞬間!目が点に(・_・)ウッソー。

お義父さんの表情がいきなりくずれて、笑顔が顔いっぱいに広がったんです。

笑顔で迎えられたのは一体いつだったろう!と思い出せないぐらいの、久しぶりの笑顔のお出迎えでした。

思わず、「今のは何かの偶然かな?」と、一瞬迷ったわたしは、もう一度、お義父さんの肩をそっと叩きながら、「あっちに行って、一緒にご飯を食べましょうか!」と声をかけると、またまたさっきと同様、相好をくずした満面の笑顔をわたしに向けたのでした(^0^)ヤッター。

席を移動すると、さっそくテーブルの上にヤクルトを発見。
いつもは昼食の後にあげるヤクルトですが、飲みたい様子なので、蓋をあけて渡すと、手先で器用に容器をつかんで、口元に運んでは、一口ずつおいしそうに飲み干しました。

もちろんお義父さんはnabeさんにも握手の大サービス(^^)。その日は久しぶりにご機嫌な様子をながめることができました。

実は、わたしがお義父さんに出会ったのはほんの4年前。
元気な頃には月に一度ぐらいしか訪問をしなかった訳ですから、新しい嫁であるわたしを真っ先に忘れてしまうのは当たり前。

でも、今日の笑顔で、少しずつお義父さんの頭の中にわたしの存在が根付きつつあるのがわかった気がしました。

冷蔵庫の引き出しを全てヤクルトで埋め尽くすほど、ヤクルトが大好物のお義父さん。

そうか、今のわたしは、お義父さんにとって、いつも大好物のヤクルトを持ってきてくれる「ヤクルトおばさん」なのかな、と思う(^^)。

どんなに毎日、手厚い看護をしてもらっていても、病院の外からやってくるわたしはお義父さんにとって、大切な存在になっているのかもしれません。

「ヤクルトおばさん」で結構!(^^)
いつまでも楽しみに待っていてほしいな、なーんて思うわたしなのでした(^0^)。


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