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※バインダーにはさんでおいた介護のメモ書きや、当日思い立って書いた乱文(^^;)を、適当に書き進めたいと思っています。いつかこの介護日記が役立つ日が来ることを願って・・・(渡辺京子)。
2006.6.2 「私の頭の中の消しゴム」と「親切な人」 
「私の頭の中の消しゴム」という韓国映画、観た方はかなりの頻度で泣いてしまうといううわさです。
若年性アルツハイマー症を取り上げたこの映画、一組の恋人が恋に落ち、結婚し、そして妻が発症し、徐々に記憶を失っていくというストーリーだそうです。ぜひ観たい映画ですね。

実は、若年性アルツハイマー症を取り上げた映画、『50回目のファースト・キス』を観ようと思っていて、つい見過ごしてしまって。『50回目のファースト・キス』の内容を簡単に説明すると、恋人が若年性アルツハイマー症になってしまい、恋や恋人の記憶を失ってしまうので、彼は彼女と会うたびに、初恋の相手を演じるという、なんとも哀しいストーリーでした。

このところ、若年性アルツハイマー症がたびたび映画やテレビに取り上げられるのも、この病気にかかる人が増えているからでしょうか。

段々と記憶が頭の中から消えていく・・・本人もその症状に気づくとのことなので、本人も周りの人達も互いに苦しむ、辛い病気かもしれません。

テレビでも、50代のご夫婦が出演された番組をたまたま目にしました。
奥様が若年性アルツハイマー症で、ご主人が会社をやめ、介護に当たっていました。
「自宅で、できるだけの介護をしたい」というようなことをご主人は言ってました。

ところで、その番組の中で、ハッとさせられた言葉がありました。
「今はまだ僕のことを一緒に暮らしている連れ合いだとわかっていますが、その内、僕の記憶は消えてしまって、いつもそばにいてくれる「親切な人」に変わってしまうでしょう。
だから今は、長い時間をかけて、妻とお別れをしているんです

なんとも胸に響く言葉でした。

ところで、今、ネットで若年性アルツハイマー症について、調べていたら、TVに実名で出演された田口さんご夫婦のページを見つけました。ひょっとして、わたしがテレビで拝見したのも田口さん夫婦なのかしら? 

その田口さんご夫婦へ読者の方たちから届いたお便りが掲載されてました。
どのお便りも胸を打ちます。ちょっとご覧になってみてはいかがでしょう。ちなみに、ホームページは「田口靖子のホームページ」というタイトルですよ。若年性アルツハイマー症にかかった奥様をご主人が介護されている様子が記されています。

http://www.usiwakamaru.or.jp/~buncom/


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