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※バインダーにはさんでおいた介護のメモ書きや、当日思い立って書いた乱文(^^;)を、適当に書き進めたいと思っています。いつかこの介護日記が役立つ日が来ることを願って・・・(渡辺京子)。
2006.6.1 路上に寝ていた婦人 
今日は目黒教室。駒沢大学駅を降りて、目黒教室がもうすぐ、というところで、なにやら不思議なものを道路に発見。「ま、まさか、人???」と思いつつ、目をこらすと、やっぱり人の姿。
「うそ〜!」と思いつつ、慌てて、駆け寄ってみると、70代とおぼしき婦人が仰向けに倒れていたんです。

「起きてください! 大丈夫ですか!」と声をかけ、肩をさすると、おもむろに目を開けて、「あら、もうそんな時間?」との返事(^^;)。自宅で寝ているつもりだったようなんです。

とにかく、立たせてあげようと、手を握り、腕を持って、持ち上げると、まだ眠そうにぼんやりの様子。
「お買い物の途中だったみたいですよ。スーパーの袋がありますから」と声をかけると、「あら、そう?」の返事。

「お家はどこですか?」の問いかけに、「どこかしら? わからないわ」の返事に今度はわたしもびっくり。
「電話番号がわかるようでしたら、わたし、携帯持ってますから、お電話しますよ?」と言っても、「わからないわねぇ」とバックを覗き込むだけ(ーー;)。

これは大変なことになってしまった、と慌ててしまうわたし。婦人を交番まで連れて行ってあげたいけれど、目黒教室の開始時間はもう間近。そばを奥様風の人が通ったので、事情を説明したが、やはりその方もお急ぎのようで、「交番へは20分ぐらいかかるかしら。ごめんなさいね、わたしも急いでいて。お役に立てなくてごめんなさい」と申し訳なさそうに立ち去っていきました(;_;)。

さて、大変だ! こうなったら、タクシーに乗ってもらって、交番まで行って貰おうしかない。

ということで、「タクシーを拾いますから、交番まで行って、相談してもらえます?」と言うと、「なんで交番に行かなきゃいけないの?」の返事(^^;)。

「わたしは今から仕事なので、家を見つけるお手伝いができません。だから交番で相談してもらいたいんです。」と言うと、「あら、わたしの家はあそこよ」の指差すではないですか!(+0+)

思わずのけぞったものの、「では、気をつけて家に帰ってくださいね」と手を振ると、なんと婦人の口から思いがけない言葉が!!!

わたしのほうを心配そうに見ながら、「あなた、だいじょうぶ?」とおっしゃったのでした(^o^;)アレ〜!!!

多分、一時的な軽い痴呆だったのかもしれません(^^;)。
それとも、この時期、睡魔が襲いがち。それで、ちょっと道路で寝てしまったのかしら(やっぱ、それは違うと思うけど)。

なんだか、狐につままれたような事件でした。
でも、何事もなくて、よかったよかった・・・(^^;)
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