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※バインダーにはさんでおいた介護のメモ書きや、当日思い立って書いた乱文(^^;)を、適当に書き進めたいと思っています。いつかこの介護日記が役立つ日が来ることを願って・・・(渡辺京子)。
2006.5.10 思い出で脳の活性化「回想法」 
偶然、今朝、脳の活性化のために、昔の映画や歌を老人施設で披露しているというテレビ番組が放映されていたので、びっくりしちゃいました。

なぜって、昨日、病院で院長先生から、「どんなことでもよいから、昔の記憶を思い出させてあげて、脳を刺激すると、脳が活性化するんですよ」と、伺ったばかりだったからです。

番組では、かなり昔の(^^;)映画が放映されていて、その映画を見つめるお年寄りたちの顔が嬉々としていて、興奮のあまり、両手で頬を抑えている人、口をあんぐりと開けている人など、どのお年寄りも画面も食いるように見つめてました。

映画を見終わった時、口々に感嘆やため息がこぼれてました。
施設の方によると、映画を見た後は、皆さんの会話もはずむそうです。また、一言もしゃべらなかった方がしゃべりはじめたという報告もあったそうです。

思い出は誰の心にも幾重にも積み重なっているはず。少々、記憶部分が欠けたとしても、昔の情景を目にすると、心打つものがきっと出て来るのでしょう。そもそも、新しい記憶に比べて、昔の記憶のほうがずっと記憶部分に深く根付いているでしょうし。

飯能の院長先生は「脳をできるだけ刺激してください」とアドバイスしてくれました。

思い出によって、脳を活性化させる「回想法」は、身近な人ができる、年を取っていく脳への大切な治療方法なのかもしれませんね。

さ、今度から、お義父さんにも昔の話をどんどんと持ち出して、脳を刺激させてあげなくっちゃね(^^)。

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